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子どもの将来のサポートに必要な「学習費」今の貯金で大丈夫?

子どもの将来のサポートに必要な「学習費」今の貯金で大丈夫?

2017年1月17日 公開

子供の学習費ってどれくらいかかるのでしょうか。高校、大学、大学院などの最終学歴や公立、私立の種類によっても大きく変わる学習費ではありますが、実際のところ、大体どれくらいなの?と思っているママが多いと思います。私もその1人ですが…。早めに準備して蓄えていることに越したことはないので、どのくらいかかるのか調べてみました。

子どもの「学習費」不安を抱える人は多い

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子供の学習費は一体いくらかかるのだろうと漠然と思っているママが多いと思います。そして今の状態で大丈夫かなと思っているママも多いと思います。将来の学習費で不安に思っているママはたくさんいるのです。そんなママの悩みを見てみましょう。きっと、同じ悩みを持っているママがいると思います。

一般的には「子どもの自立」までの費用はいくら?

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子供が一人前になるまで一体いくらの学習費がかかると思いますか?皆さんは考えたことがありますか?私は自分が親になるまで考えたことがありませんでした。

子供が大人になるまでの学習費は、幼稚園や保育園などの選択や小学校、中学校の公立か私立で異なって来ますが、一番安く見積もって約792万円(全て公立にし、大学を四年制の国立にした場合)となります。
よって、おおよそ1,000万円、一人当たり必要になる計算です。
これだけの金額が子供の数だけ必要になるわけです。

子どもの将来「公立」「私立」でそんなに違うのか?

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公立と私立では学習費はどれくらいの違いがあるのでしょうか。

幼稚園から全て公立での平均は先に述べたように約792万円となります。
また、幼稚園から全て私立とすると、その平均は約2,298万円となります。
よって、3倍の開きがあることが文部科学省の「子供の学習費調査」の調査結果からわかりました。これからの学習費はこの調査の数値をもとにしています。

その内訳の中でも一番公立と私立とで開く項目が、授業料と学校納付金等の項目です。ここでの学校納付金等とは、入学金、検定料、私立学校における施設整備資金、学級費、PTA会費等を示します。

私立は、入学するための受験としての検定料や入学金、学校への寄付金など公立と比較すると多く払うようになっているようです。

幼稚園にかかる費用

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公立幼稚園と私立幼稚園の学習費はどれくらいの違いがあるでしょうか。

公立幼稚園では約22万円かかりますが、私立幼稚園では約48万8,000万円かかります。幼稚園時では、約2倍の開きが生じてくるわけです。
内訳では、学校教育費が約半分を占め、この項目のみ私立と公立で比較すると、私立は公立の約3倍となっています。

しかし、お住いの都道府県や市町村で、私立幼稚園への補助金がある地域もありますので、補助金がある場合は、ここまで私立と公立の学習費の相違が起こらないかもしれません。

義務教育期間「小学校~中学校」までの費用

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義務教育期間の小学校、中学校の学習費の違いはどれくらいあるのでしょうか?

公立小学校の学習費は約32万円であり、私立小学校は約154万円となっており、約5倍の差が生じています。
内訳では、学校教育費が私立は公立の約15倍となっており、学校教育費が大きく差があることわかります。

公立中学校の学習費は約48万円で、私立中学校は約134万円となっています。約3倍の差が生じています。
内訳では、学校教育費が私立は公立の約8倍となっており、学校教育費大きく差があることはわかります。

このように、小学校の時期が一番、私立と公立では学習費の差が大きくなる結果となっています。

高校・大学にはいくら必要?

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高校や大学では学習費はいくらかかるのでしょうか?
公立高校では約41万円、私立高校では約100万円となり、約2倍強の違いが見られます。

大学ではどうでしょう?
1年間の学習費は国立では約67万円、公立では約68万円、私立大学では約132万円となっており、これが大学の年数によって変化します。
また、専門によっても異なってきます。例えば、私立の医学部の最も高い学習費の川崎医科大学は、約4,700万となっています。驚きですよね。
ちなみに、国立医学部は約350万円です。

学業以外にかかる費用

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学業以外の学習費はいったいいくらぐらいかかっているのでしょうか?
学業以外となると、スイミングや英語、塾などの習い事のことですが、中学校や高校では塾にかかる費用が大きいと思いますので、中学、高校は塾の費用について調べてみました。
中学生の塾費用は、公立中学校に通学している人の平均は約20万円で、私立中学校へ通学している人の平均が約14万円でした。
高校では、公立高校へ通学している人の平均が約9万5,000円で、私立に通学している人の平均が約14万円でした。

皆はどうやって貯めているの?

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学習費は、子供のやりたい進む道によって異なりますが、それでもそれなりの金額を貯金していかないと難しいことが今までの数字で分かったと思います。これらの金額を皆さんはどのように貯金しているのでしょうか。
日々の節約もそうですが、児童手当を貯蓄する方法もあると思います。
そして何よりも1番、皆さんが思うのは学資保険ではないでしょうか。

学資保険とは、子供の学習費の確保を目的とした保険で、毎月の保険料を支払えば給付金や満期の際には満期金を受け取れるようになっています。学習費の確保が大きな目的ですが、もしもの場合の保障も保険ですのでつけることが可能です。
ここでは、いろんな学資保険の会社を紹介したいと思います。

子どもの将来設計をしっかり考えよう!

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学習費は多くかかることがわかりました。この金額をすぐに用意することは大抵が難しいと思いますので、子供の将来設計をきちんと考えて行く必要があると思います。
幼稚園と小学校、中学校の私立と公立の選択は子供の意見よりも親の考え方が主になるかと思うので、その辺りは近い将来ではあるので早めに親が検討してあげることが肝心です。
高校、大学は、子供の学力や将来の夢によって選択肢が変わるので、その辺りを見据えて、幅広く選択できるように設計する必要があるでしょう。
けれども、自分だけでは悩んで仕方がないという方は、専門家に相談するのも手だと思います。

まとめ

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みなさん、子供たちが成人するまでの学習費についていかがでしたか?

私も調べていながら、こんなにもお金がかかるんだというのが率直な感想でした。そして、自分が自分の親にしてもらったことは大変なことだったんだと実感しました。そして、自分の好きな道に進めたことを感謝しきれない気持ちでいっぱいです。

子供の本気のヤル気を何もしないで潰してしまわないように、今からコツコツと出来ることから節約を兼ねて、子供の未来を貯金していきませんか?