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”のびのび育児”で子どもの自立心を育てよう!でも一歩間違えば”放任育児”に…注意点まとめ

”のびのび育児”で子どもの自立心を育てよう!でも一歩間違えば”放任育児”に…注意点まとめ

2019年10月15日 公開

毎日子どもを叱りつけたり、ついつい過保護に手を貸しすぎたり。本当にこんな育児でいいのだろうか…なんて悩んでしまうことありますよね。憧れるのは、毎日笑顔で子どもに接しているママ!子どものいいところを褒めたり、余計な手出しや口出しをせず、のびのびと遊んでいるのを見守っていたり。どうすれば、そんな”のびのび育児”ができるのだろうと思ったことはありませんか?今回はのびのび子どもを育てるメリットや、反対に育て方を一歩間違えてしまった場合のデメリットをまとめました。

のびのび育児ってどんな育児?

Family Together Parenting - Free photo on Pixabay (165686)

のびのび育児とは、名前からも想像できるように、

のびのびと子どもの自由を尊重しながら育てること

を指します。ついつい言ってしまいがちな、「あれダメ!」「これはしたらいけません!」「こうしなさい」「そうすればうまくいくから!」と怒ったり、指図したりすることを止め、あくまで子どもがしたいように見守る育児です。子どもが小さければ小さいほど、過干渉にはなりがちですが、このようにのびのび育てることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

のびのび育児!メリットはどんなところ?

Boy Sitting Happy - Free photo on Pixabay (165675)

のびのび育てると、どのようなメリットがあるでしょうか。子どものメリット、ママのメリットを確認してみましょう!

◎自立心が育つ

着替えや食事って、子どもが自分でするとなると時間がものすごくかかったり、おかしなコーディネートになったり、汚れたり・・・のちのち面倒なので、つい手取り足取り、やってあげていませんか?忙しい朝など、どうしても手を出したくなりますよね。

また、「この子にはまだできない」と勝手に判断して、やらせていないこともありますよね。はさみを使う、重たいものを持つ、火を使うお手伝いをさせる・・・

実はこのような行動って、子どものためと思っていても、実はそうではないかもしれないのです。思い切ってやらせてみる、環境を整えてやらせてみると意外とできることもありますし、子どもの方かららも「もっとやってみたい!」など挑戦心が育ったり、「もうできることがたくさんある!ママに任せてもらえる」など自立心も育ったりします。

◎自分で考えられる子に

何でも自分でやる機会が増えると、失敗しても次はどのようにすればいいか考え始めます。ご飯をこぼさないように食べるには?もっと上手にはさみで切るには?

過干渉・過保護に育てていては、「こうすればいいよ」などすぐにアドバイスや手助けをしてあげてしまうので、なかなか自分で考える能力は育たないのです。子ども自身に考えさせるためには、ある程度の自分での挑戦と失敗が必要と言えます。

◎自己肯定感がアップ

Happiness Kids Mom - Free photo on Pixabay (165678)

のびのびと自由に育てていると、自分でできることへの自信も身につきやすくなります。できたことをママが褒めると更に効果的。「やればできる!」と自分の自信を持て、子どもの自己肯定感がアップしやすいです。

◎ママも”自分は自分”!ストレスフリーに

手取り足取りの育児をしていると、どうしても子どもに「やってあげる」ことが増え、自分の時間もなかなか持てませんよね。子どものお世話係としての毎日から、逃れられないような気分になるのです。

また、育児とはこういうもの!という固定観念を抱きがちなママもいますね。周りの目が気になり、子どもに「ああしなさい」「こうしないと恥ずかしい」などと言ってしまうことも。子育ては周りの人のためやママ自身のためにしているのではないのですが、ついつい子どもが思い通りに育たないと”恥ずかしい””情けない”などの感情を抱いてしまうことありませんか?

でも、本来は子育ては子どもが自立するためのサポート。何でもかんでも手出しせず、のびのびと自由にやらせてみて、子どもがそこからどうするかを見守ってみてください。そして子育ては子どものためのもの。自分の価値観や周りを気にしなくなれば、ママもトレスフリーです。

のびのび育児の注意点!こんなデメリットも…

Baby Boy Kid - Free photo on Pixabay (165680)

のびのびと自由に育てる子育て。子どもの自立心を育て、ママもストレスフリーになるなら、いいことばかり!と思いがちですよね。でも、注意点もありますよ。

✖放置育児・ほったらかし育児と紙一重

自由にやりたいようにやらせてみる、とは言っても”完全に放置”はNGです。子どもはできないことがあるのは当然です。やってみてもできないまま、を繰り返していると、子どもは諦めることもあります。

きちんとその様子を見守っていれば、子どもが本当に困っているタイミングでアドバイスをしたり、環境を整えてあげたりできますが、それを見ていないとできないこともできないまま・・・。ただのほったらかし、になってしまうでしょう。

✖歯止めが利かないことも

Oekaki Drawing Children - Free photo on Pixabay (165679)

また、やりたい放題やらせていると、歯止めが利かない、収集がつかないこともあります。特に気を付けたいのが、人に迷惑をかけること。人に迷惑をかけてまでやりたいことをやるのは、ただの”わがまま”です。

子どもははじめは善悪が分からないことも多いので、それさえも止めずにのびのびさせるのはただの放置です。

✖気を引くためにどんなことでもする

子どもは本来ママが大好き。それにも関わらず、一人で何でもやらせる、頼ってきても「自分でやってみなさい」ということが続くと、自由にやらせてもらえて自信がつくということよりも、相手にしてもらえない悲しさが勝ってしまいます。

ママにちょっといじわるしたり、他のところで寂しい気持ちを発散させたりなど、ママの気を引くためにどんなことでもやっちゃうことも・・・

✖子どもが危険な目に合うことも

何でも自由にやらせていると、子ども自身の危険も考えられます。何でも自分でしていると、加減が分からずケガをしたり、事故や事件に巻き込まれたり。そうなるのは絶対に避けたいことです。

過干渉より難しい!”のびのび育児”のポイント

People Woman Mother - Free photo on Pixabay (165674)

注意点も多いのびのび育児。実は子どもを本当の意味でのびのびさせるのは、過干渉で子育てをするよりも、難しいとも言われています。しかし、ポイントを抑えれば、上手にのびのび育児に移行できるかもしれませんよ!

✔放置とのびのびは違うと理解する

まず1つ目のポイントは、放置育児とのびのび育児は違うんだとママが認識することです。何でも手放しに自由にやらせることが、のびのび育児ではありません。のびのびとしている様子を必ず近くで見守りましょう。また、安全にのびのびできる環境を整えてあげることも大切です。

年齢が小さければ小さいほど、その見守りや環境調整はたくさん必要です。このことは心にとどめておきましょう。

✔子どもの個性を理解する

同じ兄弟でも同じくらいの年齢の子でも、みんな個性が違います。何でも積極的に挑戦する子、少し消極的でママにたくさん構ってもらいたい子、少しの失敗でも泣いてしまう子…それぞれの個性にあった、のびのびのさせ方というものがあるでしょう。

積極的な子にはどんどんさせてみて、たくさん褒めてあげる。消極的な子は上手に自分でできたら、その分たくさん甘えさせてあげて、少しの失敗でも気にする子はうまくいく方法を絵本で教えてあげたり、ママがやってみせましょう。

✔ここまではOKというルールを決める

Boy Laughing Reading - Free photo on Pixabay (165677)

子どもには、どこまではしてもOKで、どこからはダメなのかが判断がつきにくいもの。歯止めが利かなくなる前に、ルールを決めておきましょう。例えば、

・ご飯は1時間までなら自由にゆっくり食べてもOK!でもそれ以上は片付ける
・水遊びが好きなら自由に遊んでOK!でも人にかけるのはダメ、またママの見ていないところではダメ


など、時間の許す限り、人の迷惑にならない限り、危険な状況にならない限りはOKと、「どこまでOK」かをしっかり教えてあげましょう。このルールを作らずに自由にさせるのは、ただの放置育児です。

✔親子でリラックスできる関係を目指す

のびのび育児はママが周りの目を気にせず、ストレスフリーになることもメリットのひとつですが、そればかり優先させて子どもに我慢させるのはNG。先述したように子どもはママが大好き。自分でできるようになることも目標にはなりますが、たには甘えさせてあげる日も作ってもいいかもしれません。

親子で楽しく、お互いに頼りがいのある存在、いつでも見方になってくれる存在、尊重しあえる存在になれるといいですね!

まとめ

Person Human Child - Free photo on Pixabay (165676)

のびのびと自由に、子どももママも笑顔で過ごすこと。実はそれって決して楽な子育てではなく、しっかりと子どものことを考え、個性を見極め、環境を整えてあげることが大切だと分かりましたね。

最初は難しく、ついついやってあげたほうが楽!と思うかもしれませんが、「自分でやってみる機会」「ママが自分を信じてやらせてもらえる機会」というのは、成長にとても大切なことです。最初から全部のびのびさせてみるのではなく、少しずつのびのび育児をしていけるといいですね!