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ストレスの無い卒乳の仕方とは?卒乳後のママのケアもご紹介

ストレスの無い卒乳の仕方とは?卒乳後のママのケアもご紹介

2017年1月31日 公開

赤ちゃんが大きくなってくると考えるのが「卒乳」ではないでしょうか?卒乳方法は様々あるけれど、どんな卒乳の仕方が赤ちゃんにとってもママにとっても良いのか悩んでしまいますよね。そこで今回は、赤ちゃんにとってもママにとっても優しい卒乳の仕方をご紹介したいと思います☆

卒乳は成長への第一歩☆

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卒乳は、これまでママのおっぱいを飲んでいた赤ちゃんが、おっぱいを飲まずに過ごせるようにおっぱいを卒業する事を言います。卒乳してしまう事を考えたり、実際に卒乳してしまうと寂しさを感じるママも多いようですが、これは赤ちゃんが大きくなってきちんと成長している立派な証なのです。

この卒乳を赤ちゃんもママも乗り越えなければ、次のステップに進めません。卒乳はこれから益々急成長を遂げる赤ちゃんの第一歩なのです☆赤ちゃんの成長を喜んであげましょう。

理想的な「卒乳」とは?

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卒乳は、おっぱいとさよならをする日ですが、無理に強行しようとすると赤ちゃんにストレスを与えてしまう可能性があります。理想的な卒乳は、赤ちゃんが十分におっぱいに対して満足し、赤ちゃん自らおっぱいを欲しがらなくなるようになった時が卒乳のタイミングでもあります。

周りが卒乳に成功したからと言って、我が子にも焦って卒乳させようとすることはあまりよくありません。卒乳のタイミングは赤ちゃんによって様々であり、赤ちゃんが育っている生活環境や発育状況などによっても卒乳は変わってきます。

赤ちゃんの様子に合わせた無理のない卒乳が理想的と言えるのです。

断乳と卒乳の違いは何?

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赤ちゃんが納得し、自らおっぱいを離れる事を「卒乳」と言うのに対し、赤ちゃんがまだおっぱいを欲しがるのに強制的に授乳を止める事を「断乳」と言います。

それぞれメリットやデメリットはありますが、断乳は赤ちゃんにとってストレスになる可能性が大いにあるので、断乳をする際には細かい配慮が必要になってきます。又、断乳は親の都合で行う事も多く、その際赤ちゃんの栄養面での配慮も大切になってきます。

このような点からも、赤ちゃんの意志を尊重した「卒乳」のほうが、赤ちゃんにとって最もストレスの無い方法なのかもしれません。

卒乳の具体的な時期はいつ頃?

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赤ちゃんの意志で行う「卒乳」の具体的な時期は、決まっていないのです。しかしながら、あまり大きくなるまでおっぱいを与えていると、子供の歯に悪影響を与えてしまう可能性があります。

母乳には「乳糖」と呼ばれる糖分が含まれており、その糖分が虫歯菌の餌となり、乳歯の虫歯を増やしてしまう可能性が高まるのです。なので、理想は乳歯の生えてくる前までに行う事です。

乳歯が生えてくる時期は子供によって異なりますが、生後3ヶ月頃から生え始める子もいれば、1歳になってようやく1本目が生えてくる子もいます。これほどまでに個人差がある物なので、自分の赤ちゃんの口の中の様子を見ながら、生え始めたら卒乳へ促す方向を考えだすと良いと思います。

効果的な卒乳の方法をご紹介☆

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それでは、赤ちゃんにもママにもストレスなく進められる卒乳の仕方をご紹介したいと思います☆

卒乳前の赤ちゃんチェック☆

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卒乳を始める前に、赤ちゃんがきちんと卒乳の受け入れ準備が整っているかをチェックする必要があります。母乳以外からきちんと栄養・水分がとれるか、家族中で卒乳にトライする意欲・気力があるかを確かめておくことが大切です。


・おっぱいやミルク以外からきちんと栄養が取れるか。
・ストローやコップを使って水分をうまく摂れるか。
・赤ちゃんもママも体調が良いか。
・ママとパパ、家族が気持ちや時間に余裕が卒あるか。

自然にバイバイ☆卒乳の進め方

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卒乳しても栄養面などで大丈夫そうであれば、ある程度の卒乳の日を決めて、その日に向けて少しずつおっぱいから話していく準備をしていきます。次は、卒乳へ向けた進め方の例をご紹介します。

1. 卒乳出来そうな様子(乳歯が生えだした、おっぱいへの執着が薄れてきたなど)が見られたら「おっぱいとバイバイしてみようか」と話してみましょう。

2. 徐々に授乳時間を減らし、慣れてきたら毎日1回ずつ授乳回数を減らします。

3. 回数を減らしたら、1週間くらい前から授乳ごとに「あと少しでさよならしてお兄ちゃんになろうね」などと声を掛け、おっぱいから離れる事を促します。

5. 1週間経ち、卒乳をする日になったら、3日間完全に母乳をやめておもちゃやお散歩で気を紛らわせます。この時、もし泣いて欲しがっても与えないようにしましょう。

卒乳後のママと子供のケア

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卒乳が上手く行った後は、ママのおっぱいのケアが大切です。卒乳後にきちんとおっぱいのケアをしないと、乳腺炎になってしまったり、次に赤ちゃんが生まれる時の初乳にも影響があると言われています。

卒乳後は、それまで赤ちゃんが吸っていてくれていた母乳を絞る作業「搾乳」をする必要があります。しかしこの搾乳のし過ぎは返って母乳を作る事にもなってしまうので、注意が必要です。

卒乳後の搾乳は、乳頭やおっぱいの付け根を刺激すると母乳の分泌を促す作用が働くので、そうならないように両手でおにぎりを握るようにゆっくりと押さえるように搾乳するのがポイントです☆

おっぱいを吸われなくなると、自然と母乳の分泌が減ってくるので、始めは日1回のペースで搾乳し、徐々に2~3日おきへと延ばしていきましょう。

自分で上手く調節が出来なかったり、痛みがある場合は、母乳外来を受診することもおススメします。

赤ちゃんへのケアとしては、それまで授乳により水分を取れていた分、卒乳してしまうと水分不足になってしまう危険も考えられます。こまめに水分を取るようにしましょう。

卒乳後のママとのコミュニケーションを大切に

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それまで授乳の時間がママと赤ちゃんのコミュニケーションをとれる時間でしたが、卒乳することで赤ちゃんにとっての安心できるよりどころを失ってしまい、不安になったりストレスになってしまうケースもあります。

そうならないためにも、卒乳後はそれまで以上に抱きしめたり、触れ合い遊びをするなどしてスキンシップを取りましょう。ママとの触れ合いが赤ちゃんにとっての安定剤になります。

まとめ

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卒乳の仕方についてご紹介していきました。
卒乳は、赤ちゃんにとってもママにとっても大きな変化の一つです。お互いに、体にも精神的にもストレスの無いように行う事が大切です。
又、卒乳はママ一人では体力的にも大変なので、パパが協力できるようであればお願いすると良いでしょう。赤ちゃんにとってもパパが居てくれることでママのおっぱいへの執着が薄れる期待も出来ます。

子供の様子を見ながら、無理のない卒乳で赤ちゃんの成長を促してあげましょう☆
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