国際バカロレア(IB)が目指す「世界に通用する人材」にする子育ての10のポイント

「我が子に世界で通用する人になってほしいなあ」という方は必見!です。 国際バカロレア(IB)をご存じですか?1968年に誕生した、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムです。 日本では、教育プログラムとしてより、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)として認識されている方の方が多く見受けられますが、実は「世界に通用する人材」を育てるヒントがそこにあります。詳しく見ていきましょう!

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2017/10/23 公開 | 424 view

国際バカロレア(IB)が目指す「世界に通用する人材」にする子育ての10のポイント

国際バカロレア(IB)に見る、「世界で求められている人材」ってどんな人?

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 国際バカロレア(IB)の目的は、世界各地で学ぶ児童生徒に、「世界の多様性と複雑さを理解して、そのことに善処できる人を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせる」ことです。そのために学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
 
 人を育てる時、年齢が上がるにつれ、学力的なことがメインとされる傾向にありますが、国際社会では、「人間力=君は何者なのか?」がまず最初に問われます。留学時の入学審査や奨学金審査、そしていずれは就職時など、人生の重要な場面において、切っても切り離せない質問です。その人間力を深め、磨き上げていくうえで欠かせない要素が「10の学習者像」として定義、共有されています。それはつまり「世界に通用する人間」のベースといっても過言ではないでしょう。
 
「学習者像」と聞くと、堅苦しく感じますし、「そうならなきゃいけないもの」として押し付けられるような印象を受けますよね。
生まれた時は「元気に健やかに育ってほしい」と、ただただその存在が愛おしく、その命を守るためのお世話に精一杯で、「どんな人に育ってほしい」といったビジョンをお持ちの方は少ないと思います。
 ですが人間、不思議なもので、子供の成長とともに、親は「しつけ」「教育」という名の下に、子供にいろんなことを要求し始めます。そしてそれはどちらかというと、「周りとの比較」や、「親が達成できなかったこと」「して欲しかったこと」など、親の価値観や感情、希望が反映されたものが大多数です。つまり、「こういう人間に育ってほしい」といった長期的なビジョンより、その時その時の「お子さんの成長に対する個人的感想」が、「子育ての悩み」になり、それを「解決する」ことが「子育て」というふうに漠然と考えている方が多いのではないでしょうか?
ですが、本当の意味での「子育て」は「人育て」です。「個」を見出し伸ばし、可能性を広げ、自立をサポートする。その時に身につけておきたいポイントをわかりやすく示しているのが「10の学習者像」です。

「世界で活躍できる人材育成」を端的にまとめた国際バカロレアの「10の学習者像」

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「世界で活躍、なんて大きくは望まないよ」というお声もありそうですが、「世界で活躍」はあくまで「結果」です。国際バカロレア(IB)の目標が大きいからこそ、「それを実現するために何をどう身につけるか」が専門的にしっかり議論され、落とし込まれたものとなっています。それを知っていることで、お子さんの行動に対する感じ方ややり取り、言葉がけを変えることもできます。また、長期的視野で必要なことも見えてきますので、まずは「知る」ところから始めてみてくださいね。
「10の学習者像」は、「国際バカロレア(IB)の使命」を具体化したもので、「国際的な視野を持つとはどういうことか」という問いに対する国際バカロレア(IB)の答えの中核を担っており、具体的には、以下10の人物像として表しています。
探究する人
知識のある人
考える人
コミュニケーションができる人
信念をもつ人
心を開く人
思いやりのある人
挑戦する人
バランスのとれた人
振り返りができる人
この10の能力を幼少期より育むことを目指した教育プログラムですが、これは、このプログラムを採用している教育環境でなくとも、実はご家庭でも意識して関われば十分に育むことができるものです。
国際バカロレア(IB)は、ここ10年ほどで2016年現在、146カ国の教育機関で急速に取り入れられています。つまり、多くの専門家に有効な教育プログラムと認められ、導入されているものの概念ということは、現在の世界の多くの場で望まれている教育水準といっても過言ではありません。グローバル化が進んでいる今、お子さんの活躍の場を「世界」と意識しようとしていまいと、食わず嫌いをする前に、詳しく見ていきましょう。

国際バカロレア(IB)「探求する人」と「知識のある人」になる幼少期の関わり方

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1.探求する人

私たちは、好奇心を育み、探究し研究するスキルを身につけます。ひとりで学んだり、他の人々と共に学んだりします。熱意をもって学び、学ぶ喜びを生涯を通じてもち続けます。
「探求する人」は、幼少期のお子さんの自然な姿です。好奇心に溢れ、「なんだろう?知りたい」という欲求を満たしていく姿。ですが、幼少期は、親がやってほしくないことや、ケガなどを供ないそうなアプローチをすることも多く、また時間に追われている関係上、お子さんの行動をすぐに止めに入りがち。「知りたい」のタイミングで知ることが、いちばんの学びになりますので、お子さんのすべての要求を満たすことは無理でも、可能なときはやらせてみて、気づいたことを聞いてみたり、嬉しそうな笑顔に「よかったねー」と一緒に喜んでみると、自主的に学び、生涯にわたって学ぶことを積極的に楽しむ姿勢が自然と育ちます。それはいずれ、実験などの探求と調査のためのスキルに繋がります。
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