【時期別】妊娠中に多い9つのトラブルと対処法は?注意したい症状&病気や病院を受診する目安も
2020年1月8日 公開
妊娠するまでは特にトラブルなんて見舞われたとこが無かったのに、妊娠したとたん様々なマイナートラブルに悩まされる人も多いです。そんな妊娠中のトラブル、時期によって起こる症状に違いがあることを知っていますか。そこで妊娠初期・中期・後期に多いトラブルとその原因&対処法を詳しく解説!さらに妊娠中のトラブルで気を付けたい妊娠高血圧症候群などの病気や、病院を受診する時の目安についても紹介していきます。妊娠生活を快適に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠中はなぜトラブルが起きやすい?
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今まで平気だったのに妊娠したとたん、様々なトラブルに悩まされることも少なくありません。ではなぜ妊娠すると、トラブルが増えるのか気になりますよね。
妊娠すると妊娠ホルモンが盛んに分泌されるなど、ホルモンのバランスが大きく変化することで様々なトラブルが引き起こします。さらにお腹が大きくなることで、臓器が圧迫されたり普段使わない筋肉に負担がかかったりすることで、トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
妊娠すると妊娠ホルモンが盛んに分泌されるなど、ホルモンのバランスが大きく変化することで様々なトラブルが引き起こします。さらにお腹が大きくなることで、臓器が圧迫されたり普段使わない筋肉に負担がかかったりすることで、トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
妊娠初期に起きやすいトラブル&対処法は?
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妊娠初期のトラブルの原因の多くはホルモンバランスの変化です。では妊娠初期はどんなトラブルが多いのか、対処法と合わせて見ていきましょう。
妊娠初期に起きやすいトラブル1:つわり
吐き気・嘔吐・においに敏感になる・体がだるいなどの症状が現れる「つわり」。妊娠初期のトラブルとして、経験する人も多いです。
実はこのつわり、医学的に明確な原因は解明されていません。ただ一説にはホルモンバランスの乱れや妊娠することで分泌されるhCG(妊娠ホルモンの一種)が関係しているといわれています。
【対処法】
無理せずゆっくり休む、食べられるときに食べられるものを食べるようにしましょう。ただし水を飲んでも吐いてしまう、体重が1週間に5kg以上減ったなどの場合は妊娠悪阻の可能性があるため、すぐに病院を受診してくださいね。
実はこのつわり、医学的に明確な原因は解明されていません。ただ一説にはホルモンバランスの乱れや妊娠することで分泌されるhCG(妊娠ホルモンの一種)が関係しているといわれています。
【対処法】
無理せずゆっくり休む、食べられるときに食べられるものを食べるようにしましょう。ただし水を飲んでも吐いてしまう、体重が1週間に5kg以上減ったなどの場合は妊娠悪阻の可能性があるため、すぐに病院を受診してくださいね。
妊娠初期に起きやすいトラブル2:出血
妊娠初期のトラブルで多い症状に「出血」があります。「出血=流産」と考え、慌ててしまう人もいるかもしれませんが、妊娠初期の出血は珍しいものではありませんので、慌てずに行動しましょう。
【対処法】
出血したら念のため病院を受診し、医師の指示に従うことが大切です。
【対処法】
出血したら念のため病院を受診し、医師の指示に従うことが大切です。
妊娠初期に起きやすいトラブル3:切迫早期流産
妊娠初期には流産になる可能性があるという意味の「切迫早期流産」のトラブルに見舞われる人もいます。流産と付いているので不安になる人も多いですが、多くの人がその後妊娠を継続できています。症状はお腹の張りや痛み、出血です。
【対処法】
とにかく安静にしていること、出来ればトイレ以外は横になって休んでいるようにしましょう。場合によっては入院になることもあります。
【対処法】
とにかく安静にしていること、出来ればトイレ以外は横になって休んでいるようにしましょう。場合によっては入院になることもあります。
妊娠中期に起きやすいトラブル&対処法は?
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お腹も少し目立ちだし、一般的に安定期と呼ばれることの多い妊娠中期。この時期に多いトラブルを見ていきましょう。
妊娠中期に起こりやすいトラブル1:便秘・痔
便秘は妊娠初期から悩まされる人もいますが、妊娠中期になると一気に増える傾向にあります。ホルモンバランスの変化に加え、急激に大きくなったお腹が腸を圧迫するため、妊娠中期に便秘を引き起こす人が多いのです。
【対処法】
適度な運動や食物繊維(海藻類・イモ類・果物など)の多い食べ物を積極的に食べると良いです。症状がひどい時は、妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらうのも良いでしょう。
【対処法】
適度な運動や食物繊維(海藻類・イモ類・果物など)の多い食べ物を積極的に食べると良いです。症状がひどい時は、妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらうのも良いでしょう。
妊娠中期に起こりやすいトラブル2:痔
妊娠中期は痔で悩む人も多いです。便秘になると固くなった便が肛門を傷つけたり、強くいきむことでうっ血し、痔を引き起こします。特に切れ痔といぼ痔に悩む人が多いです。
【対処法】
お湯で肛門部分を優しく洗い、清潔に保つようにしましょう。ウォシュレットを使っても大丈夫ですが、ビデ(生理時に使う)は控えた方が良いです。
【対処法】
お湯で肛門部分を優しく洗い、清潔に保つようにしましょう。ウォシュレットを使っても大丈夫ですが、ビデ(生理時に使う)は控えた方が良いです。
妊娠中期に起こりやすいトラブル3:貧血
妊娠中期以降貧血のトラブルに見舞われる人が多くいます。「貧血=血が足りない」と思っている人もいるかもしれませんが、正しくは血が薄くなることが貧血です。
妊娠するといつも以上に血が作られますが、血に含まれる赤血球やヘモグロビンの素となる鉄は、赤ちゃんに吸収されるため思うように増えません。その結果赤血球やヘモグロビンが少ない、薄い血になってしまうのです。
【対処法】
鉄分(きくらげ・枝豆・レバー・芝エビなど)を積極的に摂取するようにしましょう。目安としては1日20mgです。
妊娠するといつも以上に血が作られますが、血に含まれる赤血球やヘモグロビンの素となる鉄は、赤ちゃんに吸収されるため思うように増えません。その結果赤血球やヘモグロビンが少ない、薄い血になってしまうのです。
【対処法】
鉄分(きくらげ・枝豆・レバー・芝エビなど)を積極的に摂取するようにしましょう。目安としては1日20mgです。
妊娠後期に起きやすいトラブル&対処法は?
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お腹も大きくなることで、マイナートラブルも増えてくる妊娠後期。この時期に多いトラブルを詳しく見ていきましょう。
妊娠後期に起こりやすいトラブル1:腰痛や恥骨痛
お腹が大きくどうしても反り返った姿勢になってしまう妊娠後期は、腰に負担がかかってしまうことから腰痛で悩む人も多いです。また大きくなった子宮や赤ちゃんを支えている骨盤・恥骨辺りの負担も大きく、恥骨痛で悩む人も少なくありません。
【対処法】
同じ姿勢だと腰や骨盤への負担も大きいため、座りっぱなしや横になりっぱなしは避け、定期的に立ったリ歩いたりすると良いです。また痛みがある部分にカイロを貼ったり、入浴などで体を温めるのも痛みが和らぎますよ。
【対処法】
同じ姿勢だと腰や骨盤への負担も大きいため、座りっぱなしや横になりっぱなしは避け、定期的に立ったリ歩いたりすると良いです。また痛みがある部分にカイロを貼ったり、入浴などで体を温めるのも痛みが和らぎますよ。
妊娠後期に起こりやすいトラブル2:胸やけ
お腹が大きくなることで胃や腸を圧迫します。そのためちょっと食べただけで気持ち悪くなったり、げっぷがよく出るなど、胸やけの症状も妊娠後期に起こりやすいトラブルの一つです。
【対処法】
一気に食べると胃や腸に負担がかかるため、少しずつよく噛んで食べるようにしましょう。
【対処法】
一気に食べると胃や腸に負担がかかるため、少しずつよく噛んで食べるようにしましょう。
妊娠後期に起こりやすいトラブル3:動悸や息切れ
妊娠後期になると妊娠前の約40~50%血液の量が増えると言われています。血液の量が増えると、血を全身に送り出す心臓に負担がかかってしまうことから、ちょっと動いただけでも動悸や息切れが起こりやすくなってしまうのです。
【対処法】
出来るだけゆっくり動いたり疲れたらすぐに休むようにし、極力心臓に負担をかけないようにすることが大切です。もし横になっても中々治らないときは、何かの病気が隠れて切ることもあるため、一度病院を受診しましょう。
【対処法】
出来るだけゆっくり動いたり疲れたらすぐに休むようにし、極力心臓に負担をかけないようにすることが大切です。もし横になっても中々治らないときは、何かの病気が隠れて切ることもあるため、一度病院を受診しましょう。
要注意!妊娠中に気を付けたい危険なトラブルは?
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妊娠中のトラブルの中には、赤ちゃんにとってもママにとっても非常に危険なものもあります。具体的に言うと、妊娠高血圧症候群です。
以前は妊娠中毒症と呼ばれていた「妊娠高血圧症候群」は、名前の通り妊娠中血圧が異常に高くなってしまう症状のことを言います。妊娠高血圧症候群が悪化すると、赤ちゃんが成長しないだけでなく、早期胎盤剥離など妊娠合併症を引き起こす原因にもなるのです。
【特に下記の人は要注意】
・妊娠前から高血圧・糖尿病・腎臓の病気を患っている人
・肥満の人
・年齢が35歳以上の人
・前の妊娠で妊娠高血圧症候群になったことがある人
妊娠高血圧症候群は自覚症状がないことも多く、自分で判断することは非常に難しいと言われています。少しでもリスクを減らす為にも、定期健診は必ず受けるようにしましょう。
以前は妊娠中毒症と呼ばれていた「妊娠高血圧症候群」は、名前の通り妊娠中血圧が異常に高くなってしまう症状のことを言います。妊娠高血圧症候群が悪化すると、赤ちゃんが成長しないだけでなく、早期胎盤剥離など妊娠合併症を引き起こす原因にもなるのです。
【特に下記の人は要注意】
・妊娠前から高血圧・糖尿病・腎臓の病気を患っている人
・肥満の人
・年齢が35歳以上の人
・前の妊娠で妊娠高血圧症候群になったことがある人
妊娠高血圧症候群は自覚症状がないことも多く、自分で判断することは非常に難しいと言われています。少しでもリスクを減らす為にも、定期健診は必ず受けるようにしましょう。
妊娠トラブルは病院を受診すべき?目安は?
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妊娠中トラブルに見舞われた時、どのタイミングで病院を受診すれば良いのか迷いますよね。基本的に対処法を行っても改善されない場合や、辛いと感じたら病院を受診して大丈夫です。受診することで妊娠中でも飲める薬を処方されることもあります。
わざわざ行くのはちょっと…という人は、妊婦健診の時に相談するのも良いでしょう。また他の病気が隠れていることもあるため、頭痛や吐き気が中々治まらない、激しい腹痛があるときなどは速やかに病院を受診してください。
わざわざ行くのはちょっと…という人は、妊婦健診の時に相談するのも良いでしょう。また他の病気が隠れていることもあるため、頭痛や吐き気が中々治まらない、激しい腹痛があるときなどは速やかに病院を受診してください。
妊娠中のトラブルは対処法でうまく乗り切ろう!
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妊娠中はトラブルも多く、時期によって引き起こしやすいトラブルに違いがあるということがわりましたよね。赤ちゃんに影響があるものは少ないですが、中には妊娠高血圧症候群など危険なトラブルもありますので注意してください。
妊娠中のトラブルは改善方法をうまく活用することで、症状が和らぐことも多いですが、中には全く改善されないこともあります。その時は我慢せず、すぐに病院を受診し適切な処置を受けてくださいね。少しでも快適な妊娠生活を送るため、妊娠中のトラブルとうまく付き合っていきましょう。
妊娠中のトラブルは改善方法をうまく活用することで、症状が和らぐことも多いですが、中には全く改善されないこともあります。その時は我慢せず、すぐに病院を受診し適切な処置を受けてくださいね。少しでも快適な妊娠生活を送るため、妊娠中のトラブルとうまく付き合っていきましょう。
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