幼稚園から習い事はいまや普通?今時の幼稚園児に人気の習い事は?

新生活が始まる4月。幼稚園の新しい環境に慣れてきたら、気になってくるのが「習い事」。幼稚園児から始める「習い事」のメリット、デメリットから、幼稚園児に人気の「習い事」ランキング、「家計にやさしい習い事」情報まで、まとめました。幼稚園児の「習い事」選びの参考にしていただけると嬉しいです。

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2017/04/03 公開 | 972 view

幼稚園から習い事はいまや普通?今時の幼稚園児に人気の習い事は?

幼稚園から習い事を始める人が増えている

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ベネッセが2015年度におこなった「第5回幼児の生活アンケート」によると、3歳児では29.8%、5歳児では71.4%もの子どもが何らかの習い事をしていることが分かっています。

最近の傾向としては、習い事までトータルで面倒をみるというスタンスの保育園や幼稚園が増えてきおり、保育時間内に有料の課外活動を行う園や、幼稚園が終わったあと、外部業者に委託して体操や英会話の教室を園内で開催するところも増えてきました。
このスタイルは、送り迎えの手間がかからず、場所も慣れ親しんだ保育園や幼稚園の教室ということで、子どもにとってもストレスなく習い事に通えるという点で、共働き世帯を中心に人気が出てきています。
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幼稚園から習い事を始めるメリットは?

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子どもが技術や能力を獲得する上で、「黄金期」と呼ばれる時期があります。
獲得する技術の種類によって、その時期は異なります。
同じように教わっても、吸収する速度が劇的に違うんですね。

例えば英語などの言語の習得には0歳~3歳までに「言語固有の周波数を聞き取れる耳」を完成させると、学校で英語を学ぶときにも困りませんし、苦手意識もないので、言語の獲得がスムーズになると言われています。

音楽系では4歳から7歳ごろまでが「臨界期」と呼ばれ、右と左の脳の間で情報を伝達する能力や、音程を正しく認識したり、リズムを正確に感じ取る能力が発達するといわれています。

運動系では、9歳から12歳ごろが「黄金期」と呼ばれ、スポーツを行う上で必要なスキルの獲得に最適な時期として位置づけられています。
「黄金期」を最大限に活用させるためには、4歳から8歳ごろまでにさまざまな運動経験をおこなうことがよいとされています。

黄金期の説にはさまざまありますが、小さい頃からいろいろなことを経験させることは、脳にとってもよい活動と言えるでしょう。

実際皆幼稚園の子供に何個習い事をさせているの?

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ベネッセでの調査によると、幼稚園の子供の習い事は「2つ」が最も多いようです。
幼児期は小学生に比べて、習い事を一つもさせていない「活動なし」の割合が高いのですが、一方で「5つ以上」の家庭も多くあり、家庭の教育方針によって、習い事の数に差があるようです。
どんな活動をいくつかけもち? 幼児・小学生の習い事‐佐藤昭宏‐|ベネッセ教育情報サイト (55813)

家庭による差が大きい幼児期

調査では、過去1年間で定期的に行っている(いた)スポーツや塾、家庭学習教材などの教育活動をすべて挙げてもらっています。その活動の数を合算して集計すると、図のようになります。

【図 子どもの学校外教育活動のかけもち数(学校段階別)】

※「活動なし」は、どの習い事項目にも○を付けなかった人の%。
出典:ベネッセ教育総合研究所「第2回学校外教育活動に関する調査」(2013<平成25>年)より

このデータから、幼児期(3~6歳)と小学校低学年(7歳~9歳)と小学校高学年(10歳~12歳)いずれの段階でも、「2つ」が最も多いことがわかります。幼児期は小学校段階と比べ、「活動なし」が14.5%と高いのですが、一方で「5つ以上」が占める比率も高く、17.2 %にのぼります。幼いうちにさまざまな活動を経験させたいという気持ちはどの保護者も同じかもしれません。

幼稚園から習い事を始めるデメリットはあるの?

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次は、幼児期から習い事をするデメリットについてまとめてみましょう。

・送り迎えが必要
幼児期は習い事の教室まで親が送り迎えをします。
教室自体は30分のクラスだとしても送り迎えを含めると、1時間以上拘束されてしまうことも


・お友達と遊ぶ時間が減る
子どもは遊ぶことによって、人とのコミュニケーションや自然の摂理を学んでいきます。
習い事をすることで、その経験が減ってしまう恐れがあります


・家族と過ごす時間が減る
習い事が遅くまである場合や休日にある場合、夕食の時間がバラバラになってしまったり、家族でのお出かけのプランが立てにくかったりすることもあります
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