ikumama

Top
「人口受精の費用」はいくら?人口受精の選択とは?

「人口受精の費用」はいくら?人口受精の選択とは?

2017年2月16日 公開

子供が欲しいけれども、なかなか妊娠しないと悩んでいるカップルも少なくはないでしょう。しかし、不妊治療で妊娠した方も多くいます。不妊治療と聞くと少し怖いイメージを持っている方もいると思いますが、方法はいくつかあります。ここでは不妊治療の1つ「人工授精」についての費用やメリット、デメリットを紹介していきます。

人工授精とは?

Free vector graphic: Reproduction, Impregnation - Free Image on Pixabay - 150566 (36345)

子づくりをはじめて2年経っても妊娠しない場合を不妊症といい、日本での不妊の夫婦の割合は約3割と言われています。その中で不妊治療としてあげられる1つが人工授精です。人工授精とは、排卵日に合わせて、男性の精子をパートナーの子宮に直接注入することです。不妊治療の中でも自然妊娠と近いのです。不妊治療にはいくつかステップがあり、最初のステップはタイミング療法といい、その次のステップが人工授精になります。

人口受精を選択するのはどういう時?

Free photo: Medic, Hospital, Laboratory - Free Image on Pixabay - 563423 (36346)

不妊治療には、なぜ不妊なのかの原因によって治療法が変わってきます。ここで紹介する人工授精を選択する場合の原因を3タイプに分けて見ていきましょう。

女性が原因の場合

女性が子宮頚管性不妊症、子宮内膜症性不妊症、卵管性不妊症の場合に人工授精が適しているといわれています。子宮頚管性不妊症は、子宮頸管の粘液の分泌が不十分であったり、子宮頸管の内側が炎症し精子が入ってくるのを邪魔したり、精子との相性が悪く抗体で精子を殺してしまう事が原因とされています。しかし人工授精の場合は、管を使って子宮に入れるため効果が高いのです。子宮内膜症性不妊症と卵管性不妊症は、排卵誘発剤を一緒に使う事によって効果が高いといわれていわれています。

男性が原因の場合

不妊には様々な理由がありますが、人工授精は、軽度男性不妊症などの男性の精子が少ない、運動率が低い場合に最適と言われています。精子の数が少なすぎる場合や、動きが悪い場合は体外受精も視野にいれることになります。子供ができないと悩んでいるカップルの中には、男性の不妊検査をしていない事もあります。男性が原因ではないと決めつけずに二人で検査をしてみることをおすすめします。

男女共に原因が不明

検査をしても原因が不明だとどのような治療をした方がいいのか行き詰まってしまいますよね。しかし、このように男女共に原因不明の場合は体外受精より先に、人工授精を試してみるのが良いそうです。原因不明だからといって妊娠しないわけではありません。諦めてしまわずに、不妊治療を試してみるのが良いでしょう。

人工受精の費用

Free photo: Coins, Currency, Investment - Free Image on Pixabay - 948603 (36347)

人工授精は保険適応外なので、全額自己負担になります。病院によって誤差はありますが、人工授精の費用は1万円から2万円程になります。体外受精などの不妊治療よりは安く、人工授精は何度も試している方もいるので数回受けるとその分お金がかかります。しかし、10回受けたとしても体外受精やなどの不妊治療よりは安いので、その間に妊娠できれば一番ですね。

人工授精に年齢は関係ないの?

Free illustration: Hand, Question, Questions - Free Image on Pixabay - 1218086 (36348)

人工受精にも年齢は関係してくるといえます。やはり、より若い方が妊娠しやすく、35歳から年齢が上がるに連れて妊娠確率が大幅に減ってしまいます。なぜなら、年を取る毎に卵子の数が減っていってしまうからです。しかし年齢が高いと妊娠しないわけではありません。もちろん個人差もあります。
さらに、精子と卵子が 着床しても妊娠が継続できるかが問題になってきます。35歳以降になると妊娠継続ができずに流産してしまう可能性も上がってしまいます。妊娠後の事を考えると、人工授精を試したいと考えているなら、なるべく早い方が良いでしょう。

人口受精は何処の病院でもやっているの?

Free photo: Hospital, Bed, Doctor, Surgery - Free Image on Pixabay - 1802680 (36349)

人口授精を行っている病院は、大学病院や、一般の産婦人科、不妊専門病院などたくさんあります。特に不妊治療を専門としている不妊専門病院は、治療の流れもスムーズで積極的に行ってくれると人気が高いそうです。未知な治療なので、安心できる場所で治療したいですよね。さらに同じような境遇の方もいて通いやすいです。しかし、病院にも善し悪しがあります。最初に通った病院が合わずに、違う病院に変えたという方もいるそうです。病院によっても妊娠確率が変わる場合があるので病院探しは重要ですね。病院を探す場合は、友達からの情報や口コミサイトなどで調べてから決める事をおすすめします。

人口受精の妊娠する確率は?

Free photo: Pregnant Woman, Pregnancy, Rosa - Free Image on Pixabay - 1910301 (36350)

人口授精の妊娠する確率は一回で約5%だそうです。さらに上記でも説明したように、年齢によって妊娠する確率は変わってきます。確率は低いと思われる方もいるとは思いますが、人口授精は体に負担が少ないので、妊娠するまでに数回受けるのが普通です。妊娠する確率が少しでもあるのなら、諦めずにまず受けてみるのが良いのではないでしょうか。 

人口受精のメリット

Free photo: Doctor, Security, Office, Hospital - Free Image on Pixabay - 1228629 (36351)

体への負担が少ない

人工授精は、細い管を使うので痛みも少なくすみ体外受精より体への負担が少ないのがメリットの1つです。しかし排卵誘発剤を一緒に使用する場合は、副作用が起こる可能性があり個人差があるので、この限りではありません。しかし、人工授精は、数回受けることが一般的なので比較的体には負担が少ないと言えます。

単子とは限らない

排卵誘発剤を使用した人工授精の場合は、双子などの多胎妊娠になる確率が自然妊娠より高くなります。しかし、多胎妊娠は出産まで安心できない状態が続きます。体にも負担は大きいので子供が一度で二人できる事をメリットと感じるか、デメリットと感じるかはその人によりますね。

費用が比較的安い

人工授精は不妊治療の中では費用が比較的安くなっています。保険適応外なので全額実費負担ですが、1回約1万円台から2万円程なので金銭面での負担は低くすみます。体外受精になると、方法によっては100万円程かかってしまう事もあります。もし人工授精を数回受けたとしても金銭面での負担は低い方だといえるでしょう。

人口受精のデメリット

Free photo: Figure, Man, Sit, Bellyache - Free Image on Pixabay - 1703626 (36352)

排卵誘発剤の副作用

人工授精で排卵誘発剤を一緒に使用すると、副作用が起きてしまうことがあります。排卵誘発剤は排卵を促す薬になります。薬で卵巣を刺激するのでお腹の張りを感じたり呼吸が苦しくなったりしますが、軽い場合は横になり、安静が必要になります。
また子宮内膜が薄くなってしまう副作用もあり、排卵を促しているのに妊娠しづらくなってしまう事があります。その場合は、使用を考えなくてはいけません。排卵誘発剤の副作用については個人差があるので、あまりに体調が悪くなってしまったりと異変を感じたら、医師に相談しましょう。

精子の取り違えの可能性

病院で人工授精をする際に違う男性の精子を使ってしまったという間違いはあり得ます。とても少ない確 率と言えるでしょうが、万が一そのような事がおき、妊娠をしたらトラブルになってしまいます。人工授精までの順序をしっかり聞くなど、心配な場合は治療前に不安材料を取り除いておいた方がいいでしょう。納得するまで説明をしてくれるような、信用できる病院で受ける事をおすすめします。

人口受精成功者の声

Free photo: Pregnant, Nature, Mom - Free Image on Pixabay - 775028 (36353)

私は5回AIHしてやっと妊娠。現在18週です。

タイミングを1年半してダメでAIHに切り替えたのですが私たち夫婦の場合、主人の運動率は毎回良いのですが
クロミッドも効かずなかなか排卵しない私に原因があって・・・・・

生理が来るたび自分を責めていました。
でもどっかで絶対に大丈夫と言う自分もいて
2、3カ月に一度AIHをしてました。
私の病院もAIH5,6回して授からなかったら体外という
話しでしたが、先生が”授精するってあなたが強く信じてね”と励まされていました。
5回目の人工授精で妊娠した方のコメントです。やはり、ゆったりと希望をもって治療を受けることが大切です。先生の言葉は心強いですね。
私の結果は6回目で着床しました。
今回だめなら体外受精へステップアップの予定で
先生と話していたので、本当に驚きました。

左右の排卵、3回ずつ駄目だったら次へ・・・と思っていたので、毎日養命酒・サプリ等を欠かさず、集中的に体を整えていたのが良かったのかもしれません。

人工授精も、はじめは緊張しますが、痛みもほとんど無いし、
本当に自然に近いかたちですので、
まずは1回目から気楽に挑戦されることをおすすめします♪
しっかりした体調管理と、「次がある」という前向きな気持ちがいい結果へと導いたかもしれませんね。不妊治療では落ち込む事が多々あるとは思いますがストレスは大敵になります。
私は7回目で妊娠しました。
結婚後すぐから子供を望んでいたのにさずからず、3年目から治療を開始。
主人の精子が少なく白血球も混ざっているため、治療開始からすぐ人工授精となりました。
1回目で授かれなかったあと家庭の事情で数カ月お休み。その後治療を再会しましたが、5回の治療をしても授かれず。。。
仕事先の人間関係で疲れ果て、仕事も治療もやめて3カ月引きこもり生活。
最後の治療にしよう、これで出来なかったらあきらめようと思って受けた7回目の人工授精で授かりました。
治療を始めてから2年が経ってから妊娠した方のコメントです。諦めようとした最後の治療で良い結果がでて驚いたことでしょう。なかなか妊娠せず、嫌になってしまう事もあると思いますが治療を続けていくことも大切ですね。
人工授精に成功した方々の声になります。やはり、一回で妊娠したと言うよりは数回人工授精を受けて妊娠した方が比較的多くみられます。実際に人工授精を体験した方々のコメントは勇気をもらえます。現在不妊治療を受けている方や不妊治療で妊娠した方の意見を見られる掲示板やサイトがあるので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。

ストレスは発散して、治療を受けましょう!

Free photo: Beautiful Young, Pregnant Woman - Free Image on Pixabay - 1434863 (36354)

いかがでしたか?人口授精の費用や妊娠確率、メリット、デメリットなどを紹介してきました。しかし、不妊治療は個人差があるので、あまり数字を気にしない方が良いでしょう。早く子供が欲しいなどあせる気持ちもあるかもしれませんが、ストレスがかからないようにゆったりとした気持ちで治療はうけることをおすすめします。
]]>