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赤ちゃんの頃から始める虫歯予防!きれいな乳歯を守るために出来ることとは

赤ちゃんの頃から始める虫歯予防!きれいな乳歯を守るために出来ることとは

2017年7月22日 公開

赤ちゃんのうちは口内に虫歯菌がいないと言われていますが、しっかり予防しないと大人や兄弟から虫歯菌が感染したり、乳歯のうちから虫歯になってしまうこともあります。乳歯は永久歯に比べると虫歯の進行が早く、歯医者さんに行っても赤ちゃんのうちは泣いてしまったりして治療も難しいです。虫歯になる前に、赤ちゃんの頃からしっかりと予防を始めましょう。

赤ちゃんには虫歯菌がない!?

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生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は存在しません。では、なぜ虫歯が発生してしまうのでしょうか?

虫歯菌は、菌を保持している大人や兄弟から感染してしまいます。虫歯菌は乳歯が生え揃う1歳~3歳くらいの間に感染すると、虫歯になってしまうことがあります。しかし、この期間に虫歯にならなかった赤ちゃんはその後も虫歯になりにくいと言われています。

ママは、この期間の虫歯菌の感染には特に気を付けなければいけません。

虫歯菌はこうしてうつります…

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虫歯菌は

・大人と箸やスプーンを共有して使う
・大人が口に入れて噛んだものを食べさせる
・口同士でキスをする
・兄弟が口に入れたおもちゃなどを口に入れる

といったことから感染します。
ママが気を付けていても、ママの知らないところで他の大人が感染させてしまうということもありますので、虫歯予防は、周囲の大人の協力も必要です。

赤ちゃんが虫歯になってしまうと進行が早い

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乳歯は永久歯に比べて薄いため、虫歯になってしまうと進行も早いです。乳歯の虫歯は生え変わるからといってそのままにしておくと、後に生えてくる永久歯にまで影響を与えてしまうこともあります。

虫歯を見つけたら、早めに歯医者さんに通院して診てもらいましょう。

赤ちゃんのうちから始める『虫歯予防』

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虫歯予防は、赤ちゃんのうちから始めることが大切です。虫歯菌を極力移さないようにすることが一番の虫歯予防ですが、他にも赤ちゃんのために出来る虫歯予防があります。

赤ちゃんも歯ブラシを行おう

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虫歯予防に重要なのは丁寧な歯磨きです。乳歯の生え始めはガーゼで優しく食べかすを拭きとる程度で大丈夫ですが、離乳食が進んできて赤ちゃんの歯も生えそろってきたら本格的に歯磨きを始めなければなりません。

歯磨きは嫌がる赤ちゃんも多いので、ママも苦戦しがち。つい1回くらいサボっても…と思ってしまいますが、きちんと磨いてあげてくださいね。特に夜の眠っている間は唾液の量が減ってしまうため、お口の洗浄作用も落ちてしまいます。夜の歯磨きは特に忘れずに行いたいですね。

フッ素を上手く利用して虫歯予防

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フッ素は歯の石灰化を助け、虫歯をできにくくする働きがあります。歯医者さんでも赤ちゃんの頃からの歯のフッ素塗布は推奨していますので、3~6ヶ月に1回、定期的に塗布するのがいいです。自治体の健診で行ってくれるところもありますし、歯医者さんでも行ってくれますよ。

家庭でもフッ素入りの歯磨き粉を使ったり、フッ素スプレーを歯磨きと併用して使うことで虫歯予防効果が期待できます。

歯磨き粉を使うならフッ素入りを

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歯磨き粉は赤ちゃんが小さいうちは無理に使う必要はないと言われていますが、フッ素を配合している歯磨き粉は、歯を丈夫にする効果が期待できます。虫歯予防のためにも、使用をオススメします。

子ども用の歯磨き粉は、赤ちゃんが間違えてごっくんしてしまっても人体に影響はない成分ですが、本来は食べるためのものではありません。赤ちゃんが1歳を過ぎた頃からうがいの練習を始めてみて、上手に水をぺっと出せるようになったら使ってみましょう。甘い味のものや清涼感があるもの、赤ちゃんの好きなキャラクターのものなどもあり、歯磨きを嫌がっていた赤ちゃんも嫌がらなくなるということもあるようです。

虫歯予防にはダブレットも効果的

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ビーンスタークから発売されている『ハキラ』というタブレットには、虫歯の原因になると言われるミュースタンス菌を減らす効果があり、1歳半ごろから食べることができます。赤ちゃんだけでなく、大人も一緒に食べてミュースタンス菌の増殖を防ぎましょう。

他のメーカーからも、キシリトールを配合しているダブレットが発売しています。味も美味しいので、歯ブラシ後のご褒美として使用している方も多いようです。ただし、食べ過ぎるとお腹が緩くなってしまうことも。適量を守って食べましょう。

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原産国 : マルチトール、卵黄粉末、イソマルトオリゴ糖、甘味料(キシリトール)、結晶セルロース、ステアリン酸カルシウム、香料
• 内容量 : 1g×18粒
•カロリー : 1袋(18g)当たりの熱量 40kcal、たんぱく質 0.24g、 脂質 0.3g、 炭水化物 17g、ナトリウム 1.4mg、糖類 0g、キシリトール 1.8g
•商品サイズ (幅X奥行X高さ) : 120×10×165
ビーンスタークから発売されているハキラ。味はリンゴ、ブルーベーリー、オレンジの3種類。こちらの商品は、3種類の味をお試しできます。

歯医者さんで定期健診を受けよう

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自治体で行っているお子さんの集団定期健診では、歯医者さんが来て歯の状態を見てくれますが、それとは別に歯医者さんへ足を運んで定期的に見てもらうのもオススメです。

歯医者さんへ行くと、集団定期健診の時よりもしっかりと歯の状態を見てもらえ、現在の赤ちゃんの歯の状態について詳しく教えてもらうことができます。虫歯の予防処置をしてもらったり、ブラッシング指導でキレイにしてもらえたりもします。

歯の治療のために歯医者に通うと痛くて苦痛ということもありますが、定期的に歯医者に通って見てもらうことで赤ちゃんも歯医者さんの雰囲気に慣れ、いざ治療が必要になった時も初めて来たお子さんよりはスムーズに治療を進められるということもあります。

何より、歯医者さんにしっかりと歯を診てもらい、「大丈夫ですよ」と言ってもらえると安心できます。

赤ちゃんの歯医者はどんな所を選べばいい?

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赤ちゃんの歯医者さんを選ぶ時はなるべく『小児歯科』を行っている所を選びましょう。小児歯科の先生は小さなお子さんにも慣れていますし、優しく接してくれるので安心できます。治療が終われば、シールやおもちゃなどのご褒美をくれるところも…♡

歯医者さんは予約をしていても待ち時間が長くなるという事もあります。赤ちゃんを連れて病院で待つというのは大変なので、キッズスペースがあるかどうかも歯医者選びの基準にするといいですよ。あとは、地元の方やママ達の口コミ、ネットなどを参考に選びましょう。

先生によっては、お子さんが小さいから慣れさせながらゆっくりと治療を始めてくれる先生、お子さんが泣いてしまってもしっかりと虫歯治療を完了させてくれる先生などがいるそうです。どちらのタイプの先生がいいのかも、歯医者選びの参考にしてみてくださいね。

どんなに歯磨きを頑張っていても虫歯ができちゃうことも…

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歯磨きを1日3回しっかり行っていた、フッ素塗布を定期的に行っていても、残念ながら虫歯になってしまうということはあります。赤ちゃんの体質などによっては虫歯になりやすいということもあるそうです。気を落とさず、できてしまったら早めに歯医者さんに相談してみましょう。

乳歯の虫歯の進行は早いといわれているので、放っておくとどんどん広がって赤ちゃんが痛い思いをしてしまいます。

歯医者さんで行う虫歯の治療について

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赤ちゃんが小さいうちは、虫歯の治療は泣いたり暴れたりして大変です。ママに抑えてもらったり、削る必要がある場合は赤ちゃんが暴れて危険がないようネットなどを使って抑えてもらうという方法もあります。

ここまで見ると虫歯治療に不安を感じるママもいると思いますが、虫歯が初期のうちはフッ素を塗ったり虫歯の進行止めを塗って定期的に様子を見るという方法もあります。歯に塗るだけですから、赤ちゃんが痛い思いをせずに済ませることができます。

虫歯の進行止めは黒い色をしているので、場所によっては塗る前よりも虫歯のように目立ってしまうということもあります。

虫歯になりやすい生活習慣とは

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虫歯は体質によってなりやすい赤ちゃんもいるそうです。例えば、よだれが少ない子は多い子に比べてお口の洗浄作用は落ちてしまいますし、歯が生えるのが早かった子は、小さなうちから虫歯予防に努めなければいけません。寝る前におっぱいを吸っている子も、虫歯には気を付けましょうといわれています。

それとは別に、生活習慣に気を付けなければいけないということもあります。だらだらとジュースやおやつを食べ続けると、口の中に糖がいつまでもいることになりますので、虫歯になりやすいお口環境となってしまいます。特に飴やチョコは糖分が多く、虫歯ができやすい食べ物と言われていますね。

おやつは食べてもいいのですが、毎日食べる時間を決めて食べるようにしましょう。食べた後は水やお茶でお口をきれいにするのも忘れずに!

暑い時期になると、熱中症予防にアクアライトやポカリスウェットなどで水分補給をしていませんか?マグマグに入れて飲みたいときに飲むというスタイルは、やはり糖を口の中に長く留めておく原因になります。水分をベビーマグなどで持ち歩くなら、やはり水やお茶にしましょう。

赤ちゃんのうちから虫歯予防を始めよう!

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虫歯予防は歯が生えてきた頃から気を付けなければなりません。赤ちゃんの歯を守ってあげられるのはママやパパ、周囲の大人です。大切な歯を守るために、できることをしてあげましょう。