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昔と今の育児方法はの違い9つ!険悪にならずに祖父母世代に理解してもらうコツとは?

昔と今の育児方法はの違い9つ!険悪にならずに祖父母世代に理解してもらうコツとは?

2018年12月27日 公開

ママにとって最もストレスなのが、祖父母世代から昔の育児方法を押し付けられてしまうこと!今と昔では、かなり育児方法が変わってきているので、逆にママや赤ちゃんの健康を害する危険もあるんです。正しい知識を身につけて、祖父母世代にも新しい育児方法について知ってもらいましょう。 今回は、昔と今の子育ての違いや、口出しするおじいちゃん・おばあちゃんへの対処法も併せてご紹介します。険悪にならずに上手に伝えるにはどうしたら良いのでしょうか? 嫁姑問題に悩めるママたちにおすすめの記事です♡是非最後までご覧下さい。

驚愕!今と昔の育児法が違いすぎる

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実は、ママたちを最も悩ませているのが今と昔の育児方法のギャップ。おじいちゃんおばあちゃん世代から、あれこれと昔の育児方法でアドバイスをされ、「どっちが正しいの?」と困惑してしまうママも多いんです。

時代の流れとともに、医療も発達し、様々なことが変化してきました。昔の時代の子育ての常識が、今では考えられないようなものもあるんです。時には、ママや赤ちゃんの健康を損なうことにもなりかねないようなアドバイスもあったりします。

現代の正しい育児方法の知識をしっかりと身につけ、自信を持って子育てをしましょう!

今と昔の違い①抱き癖がつくから抱っこしてはいけない

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【昔の育児方法】

昔は「赤ちゃんが泣いたからといってすぐに抱っこすると、抱き癖がつく」と言われていました。
何故かと言うと、赤ちゃんが泣くたびに抱っこしていたら、母親が赤ちゃんのお世話以外何も出来なくなってしまうため、たとえ泣いたとしてもすぐに抱っこさせないようにしていたのだそうです。

つまり、母親の負担を減らすためのいわば、「大人の都合」によるものだったんですね!


【現在の育児方法】


現在では、赤ちゃんが泣いたら気のすむまで抱っこしてあげるのが基本です。
抱っこすることで、赤ちゃんも安心感が得られ情緒が安定するため良いとされています。また、母子の絆が深まるので、スキンシップはとても重要なことだと言われているんです。

抱き癖がつくからと、泣いているのに抱っこせず放置していると、「サイレントベビー」という、自己主張の全くしない赤ちゃんになってしまう恐れもあります。
赤ちゃんなりに、「もう何もしてくれないんだ」とあきらめてしまうのです。すると、心に負担がグッとかかり、笑わない・泣かない赤ちゃんになってしまいます。

これは絶対に、赤ちゃんにはよくないこと!
抱き癖がつくなんて言われても、かまわずいっぱい抱っこして、愛情を注いであげましょう!

今と昔の違い②お風呂上りに白湯や果汁を飲ませなさい

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【昔の育児方法】

昔はお風呂上がりに母乳ではなく、果汁や白湯を飲ませるのが常識でした。
これは、昔の粉ミルクにはビタミンなどの栄養素が不足していた為、お風呂上がりに少量の果汁を飲ませることが必要だったのです。

【現在の育児方法】

現在では、離乳食が始まる前までは、母乳(またはミルク)だけを飲ませれば良いとされていますので、お風呂上がりでも普通に母乳を与えるだけでOK。
むしろ、果汁など別の水分を与えてしまうと、糖分の摂り過ぎになってしまったり、虫歯の原因にもなると言われています。

また、果汁の方が甘くて美味しいため、母乳や粉ミルクを飲まなくなってしまう赤ちゃんも出てくるため、果汁を飲ます必要は全くありません。赤ちゃんにとっての栄養源は、ママのおっぱいが1番。安心して与えてください。

今と昔の違い③離乳食は大人が噛み砕いてあげればいい

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【昔の育児方法】

昔は、かみかみ期の赤ちゃんに対して食事を与えるときは、薄味に作ったおかずを、大人が少し噛み砕いて柔らかくしてから食べさせていました。今のように便利な器具もなく、市販の離乳食も少なかったため、すり潰すのが大変だったのかもしれません。

しかしこれは、虫歯菌を大人から子供へ移してしまう危険性が高まるだけなので、現在ではNGとされている方法です。

【現在の育児方法】

現在では、3歳までに虫歯菌に感染しなければ、虫歯になりにくいと言われているくらいですので、大人が噛み砕いた食材はもちろん、お箸などの共有も控えるのが一般的。
面倒な離乳食づくりをサポートしてくれる便利な調理器具も充実していますから、大人が嚙み砕いてから与えるなんてことはしないようにしましょう!

今と昔の違い④「離乳食は卵から」「蜂蜜は健康に良いから与えなさい」

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【昔の育児方法】

昔の育児では「離乳食は卵から与える」「蜂蜜は健康に良いから与えなさい」などの考え方があったそうですが、これも現在ではやってはいけない行為。
当時としては栄養価の高い卵や免疫力を高める蜂蜜が、赤ちゃんの健康に良いとされていたのでしょう。

【現在の育児方法】

現在では、卵はアレルギーが強いため、離乳食初期段階ではあまり与えません。
初めて与える際は、白身がアレルギーが強いので黄身から少しずつ与えていきます。それだけデリケートな食材なので、離乳食が進んできた時に少量ずつ与えるのが一般的です。

また、蜂蜜も1歳未満の子には与えてはいけない食材です。
蜂蜜には、「ボツリヌス菌」という細菌が存在します。1歳以上になれば腸内細菌も増え、免疫力があるため、蜂蜜を口にしても問題ないのですが、1歳未満の赤ちゃんは、腸内細菌が少ないためボツリヌス症という病気にかかってしまう恐れがあるんです!

2017年に日本でも、誤って1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜を与えてしまい、亡くなってしまったというニュースがありましたよね。決して「間違えだった」「知らなかった」では済まされないので注意が必要です。

今と昔の違い⑤母乳の出が良くなるからお餅を食べなさい

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【昔の育児方法】

昔は食べ物が少なく、母乳をあげるママも栄養が不足しがちであると考えられていました。
ママの栄養が不足すると、母乳の出が悪くなってしまうため、栄養価の高い「お餅」を食べた方がいいと言われていたんです。

【現在の育児方法】

現在では、普段の食生活をしていれば栄養もバッチリとれるはずなので、特に他の食材を食べて補う必要はありません。
逆にお餅を食べてしまうと、乳腺が詰まってしまい、乳腺炎になる恐れがあるので要注意です!むしろ、今は脂っこいものを控え、和食中心の低カロリーな食事にすることを指導されます。

今と昔の違い⑥おむつは1歳でとる

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【昔の育児方法】

昔は布おむつが主流だったため、洗濯がとても大変でした。そのため、大人からすれば早くおむつから卒業してもらったほうが楽だったのです。
子供も、布おむつだと不快な思いをするため、直ぐにオシッコやウンチをしたら教えてくれていたそうです。そのため、トイレトレーニングがしやすかったという話もあります。

【現在の育児方法】

現在では、紙おむつが主流。しかも、今の紙おむつは、性能が抜群に良いため、オシッコなら直ぐに吸収され、不快感をあまり感じにくいとされています。ウンチは教えてくれても、オシッコは教えてくれない赤ちゃんはたくさんいますよね。
このため、なかなか1歳でオムツを外すのは難しいのです。

また、膀胱が発達し、長い間尿を溜めておくようになるには2歳から3歳位だと言われています。無理に早くからおむつをとろうとすると、お漏らししてしまい、お漏らしの失敗がショックで、トイレが嫌いになる子供もいるそうです。

このような理由により、現在では、意思疎通の出来る2歳半以降からトイレトレーニングをするのが一般的です。特に春夏は、気温も暖かく、お漏らししても風邪を引きにくい上に、洗濯物も乾きやすいのでオススメです。

まずは、子供のペースで、焦らずにタイミングを見計らいましょう。

今と昔の違い⑦卒乳は1歳で!

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【昔の育児方法】

おじいちゃんおばあちゃん世代から、1歳過ぎた赤ちゃんに母乳を飲ませていると、「まだおっぱい飲ませてるの?」と驚かれたことありませんか?
昔は、『母乳を飲み続けると虫歯になる』とか、『母乳への執着心が強くなって離れなくなるから早めに卒乳させなさい』というの考えが主流でした。

【現在の育児方法】

現在では、母乳育児の素晴らしさが判り、子供へ安心感を与え、母子の絆を深めるという理由で、母乳は2歳頃まで飲ませても良いとされています。

また、親の都合で無理に母乳育児を終了させる断乳ではなく、子供の意志で母乳育児を終了する卒乳が理想的とされていますので、子供によっては、3歳でも飲んでいるという子もいるんだそうです!

授乳タイムは、ママと赤ちゃんのコミュニケーションの時間でもありますから、無理に断乳をする必要はないということですね。

今と昔の違い⑧利き手を矯正させる

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【昔の育児方法】

昔は、利き手=右手というのが当たり前とされ、左利きは恥だとされていた時代でした。
昔の人は、左利きの人を「ぎっちょ」と言いますが、これも今では差別的だとし使われなくなっています。

【現在の育児方法】

現在では、無理に矯正する必要はないと言われています。
無理に矯正すると、ストレスから「吃音」や脳機能障害で「鏡文字」を書く様になる子もいるのだそうです。
確かに、一般的には右利きの人が使い易いような道具が多いので、左利きだと不便を感じることもありますが、左利きも個性の1つと捉え、あまり深く悩まないようにしましょう。

今と昔の違い⑨熱が出た時はたくさん着せて汗をかかすと良い

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【昔の育児方法】

よく昔の人は、「熱が出たら布団をたくさんかけて厚着をして汗をかかせなさい」と言いますよね。
実際、パパやママが子供の頃はこのようなやり方で看病されていたのではないでしょうか。

【現在の育児方法】

現在では、熱の高いときは無理に厚着をさせないのが一般的。解熱剤もなるべく使用せず、自然と熱が下がるのを待ちます。

高熱の時に布団をかけたり厚着をさせてしまうと、熱が篭ってしまい、更に熱が高くなってしまい、脱水症状になる恐れがあるため、大変危険です。
熱があるときは、身体が菌と闘っている証拠ですから、無理に熱を下げようとせず、様子を見ながら水分補給をするだけでOKです。あまりの高熱で本人が苦しそうな場合のみ、解熱剤を使用します。

また、熱さまシートなどをおでこに貼ってもあまり意味がないので、現在ではあまり使いません。
特に小さな赤ちゃんの場合、誤って口に入り、窒息の恐れがあるため、使わない方が安全ですよ。
熱さまシートよりも、保冷剤などを脇の下などに付け、冷やしてあげたほうが効果的と言われています。

今と昔の違い⑨ベビーパウダー問題

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【昔の育児方法】

昔は、お風呂上がりやオムツ替えの時に、ベビーパウダーを使うことが推奨されていました。肌がサラサラになり、汗疹やオムツかぶれを防いでくれるからと考えられていたんです。

【現在の育児方法】

現在では、昔の育児方法と正反対で、ベビーパウダーは、あまり推奨されていません。何故かと言うと、ベビーパウダーによって汗腺を塞いでしまい、逆に肌荒れを引き起こしてしまうからなんです。

オムツかぶれ防止には、クリームなどで保湿をすることで予防出来ますが、ひどい時は病院で診てもらいましょう。

育児に口出しする祖父母に悩まされるママは多い!

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あるアンケート調査によると、約3割の人が、子育てに口出しする祖父母に悩まされているというデータがあります。それまで嫁姑関係は良好だったのに、出産を機に不仲になるという人も多く、嫁姑トラブルにストレスを感じる人は多いようです。

ストレスが溜まっていき、改善がみられないと、離婚に至るケースも少なくありません。事態が悪化してしまう前に、早めに対策を考えておく必要がありますね。
嫁姑とのトラブルの際に、旦那さんがきっぱりと妻側についてくれたら楽なんですけどね。実際はそうもいかない家庭がほとんどのようですね。
良かれと思って口出しをしてくれるのは理解できますが、母親が考えを持って子育てしていますから、口出しをされてしまうと、自分が全否定された気持ちになりますよね。
これは祖父母の鏡ですね!育児の常識が日々、変化していることを、多くの人が知ってくれていたら、ママたちへの理解も深まるのかもしれません。

険悪にならずに祖父母世代に新育児法を知ってもらうポイント

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子育ての常識は、時代と共に変化し続けています。予防接種の内容が変わったり、育児の便利グッズも次々と新しいものが出ているので、たった10年でもかなり違っているんです。それを20年、30年前と同じ育児法で子育てされては大変ですよね。

ではどうしたら祖父母世代に理解してもらえるのでしょうか。険悪な関係にならずに、うまく伝える5つのポイントをご紹介します。

1. 専門家からのアドバイスであることを伝える

「かかりつけのお医者さんに言われました」
「幼稚園の先生から言われました」など、その道のプロがアドバイスしてくれた言葉であることをアピールするのも1つの方法です。

子育てに未熟なママの意見は尊重されなくても、専門家の意見なら正しいのかも?と、口出ししづらくなるでしょう。
信頼できる情報源であることを伝えれば、カドが立たずに済むかもしれません。

2. 納得させられるほどの正しい知識を身につける

おじいちゃんやおばあちゃんだって、立派に子供を育て上げたという自信やプライドがあるので、「昔と今の育児の違い」を指摘されても、素直に受け止められない・理解出来ない人も多いでしょう。

私の義母がまさにこのタイプで、あれこれ言っても「何で?昔はこれで問題なかったわよ」の一点張りでした。
これを論破する為には、相当の正しい知識を身につけなければなりません。
何故昔はよくて、今はいけないのか?祖父母が納得するまで説明出来るよう、育児についての知識をしっかりと身につけ、説明出来るようにしておきましょう。

くれぐれも、喧嘩にならないように言い方には気を付けましょうね♡

3. (相手が姑の場合)自分の母親からアドバイスされたと伝える

育児に口を出すのが実母ではなく、義母の場合。
「いえ、私の母はこう教えてくれたので」と、自分の母親の名前を出しましょう。

たとえ納得出来ない話であっても、相手の親を悪く言うわけにはいきませんから、あっさり引き下がってくれることがあります。

4. 育児本を見せてみる

今の育児法が記載されている「育児本」をそれとなく見せるのもおすすめです!

「それとなく」と言うのがポイントで、やんわりと「見てください!最近の育児ってこんなに変わったそうなんですよー!ビックリしますよねー。」と、本を見せながら一緒に学んでいるような姿勢を見せることが大切です。

決して、考えを押し付けたり、祖父母の家へ送りつけたりするのは辞めましょう。トラブルのもとですよ!

5. 時には距離を置いてみる

おじいちゃんやおばあちゃんからの口出しによって、ママのストレスが溜まり過ぎるのは良いことではありませんよね。あまりにイライラが溜まってしまうと、爆発した時には手遅れになってしまうこともあります。

上手くお付き合いするには、適度な距離感を保つことも大切です。「親しき中にも礼儀あり」。実母であっても義母であっても、あまりにもアレコレと口を出すようであれば、少し距離を置いてみるのも良いかもしれません。

祖父母手帳をうまく活用してみる!

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これは埼玉県さいたま市が無料配布した冊子「祖父母手帳」と呼ばれるものです。中には、おじいちゃんおばあちゃん世代が、孫育てをする際の参考にして欲しいと作られたもので、今と昔の育児法の違いなどが掲載されています。

さいたま市のHPよりダウンロードして印刷できるので、さりげなく渡してみるのもいいかもしれませんね。こちらは、あくまでも「孫育て」を推奨しているものです。祖父母世代が、孫世代と関わることは、双方にとって良いことだと考えられているのです。そんなところも上手に伝えられたら、嫌な感じを受けずに素直に受け入れてくれるかもしれませんね。

まとめ

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おじいちゃんおばあちゃんだって、可愛い孫のために良かれと思ってアドバイスをしてくれています。もちろん、間違った考えや今の時代にそぐわない物もあるでしょう。しかし、中には正しいこともあるかもしれません。

ママにとっては、アレコレ口を出されてしまうのは不本意ですが、おじいちゃんおばあちゃんとの仲がこじれてしまうのは、わが子にとってもマイナスですよね。あまりにも違うことを言っているようなら、やんわりと断る勇気も必要だと思います。また、子供の前でおじいちゃんおばあちゃんがママを責めているのを見せるのは、子供のメンタル面でも絶対に良くありませんので、それだけは止めてもらいましょうね。

毎日子育てをしているのはママです。愛する子供のことを1番理解しているのもママですよね。しっかり自信を持って、子育てに励んでくださいね。ママの考えがブレてしまうと、子供も迷ってしまいますので、そこだけは気を付けましょう。