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そのめまい大丈夫?危険なめまいの見分け方とめまいの原因を徹底解説

そのめまい大丈夫?危険なめまいの見分け方とめまいの原因を徹底解説

2017年2月10日 公開

誰でも一度は感じたことのあるめまい。ですが、めまいはすぐに治まるので特に気にしていないこともありますよね。でもそのめまい、そのままにしておいてもいいのでしょうか?気になるめまいの原因やそこに潜む病気を調べてみました。

めまいは病気のサイン

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日々、生活をしているとふとした時にめまいを感じることがあります。でも、すぐに治まるのであまり気に留めない方も多いのではないではないでしょうか?
しかし、めまいは様々な病気が引き起こすサインかもしれません。めまいの種類別にどのような病気が隠れてのか見ていきましょう。

めまいの種類から見る病気とは

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一言でめまいと言っても、めまいにはいくつか種類があります。天井がぐるぐると回るようなめまい、ふわふわと雲の上を歩いているような感覚のめまい、立ちくらみなどもめまいの一種です。
その3種類のめまいは、同じめまいでも原因が全く違います。それぞれに隠れている病気を調べで見ました。

ぐるぐる回るような回転性のめまい

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天井がぐるぐる回っているようなめまい、または自分自身がぐるぐる回っているようなめまい。20~30分くらいで治まる方もいれば、吐き気などが伴い寝込んでしまう人も。このような回転性のめまいは、突然発症し、耳鳴り、耳のつまり、難聴などの症状も同時に現れます。
これらのめまいは、耳の病気が考えられます。

良性発作性頭位めまい症

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耳の異常で起こるめまいの中で最も多い病気です。朝起き上がるときなどに回転性のめまいが起こります。数秒から数十秒で治まります。三半規管に耳石が入り込んでしまうと起こる病気です。難聴や耳鳴りなどの症状はありません。めまいは繰り返し起こりますが、次第に症状は軽くなります。

メニエール病、突発性難聴、前庭神経炎などの病気

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【メニエール病】
激しい回転性のめまいで、吐き気やおう吐を伴います。耳鳴りや難聴も同時に表れ、数時間から数日間続く方もいます。これらの症状は繰り返し起こり、週1回から年数回など様々です。原因は、三半規管にあり、リンパ液が異常に分泌され、体が動いていないのにリンパ液が動くと体が動いたと勘違いしてめまいが生じます。

【突発性難聴】
ある日突然、耳の聞こえが悪くなる病気です。この患者さんのうち約半数は、回転性のめまいを伴っているそうです。難聴の程度は様々ですが、めまいを伴うほど重篤で、その後の回復も遅くなります。

【前庭神経炎】
突然、回転性の激しいめまいに襲われます。吐き気、嘔吐も伴い、2~3日続きます。発症から1週間程度は歩行が困難ですが、3週間ほどでめまいはほぼ治まります。その後6か月ほど経ってもふらつく方が半数ほどいます。原因は、体のバランスを伝える前庭神経といわれる部分に炎症が起こり、正常に情報の伝達が行われないために起こる病気です。風邪をひいた後に起こりやすいそうです。

ふわふわと浮いている感覚のめまい

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体がふらふらした感じで動けない、まっすぐ歩けないなどの症状が急激に表れた場合は、脳が原因の病気が考えられます。詳しく見ていきましょう。

脳梗塞や脳腫瘍の場合も

体がふらつきまっすぐ歩くのが難しい症状に加え、顔面の麻痺、しびれ、意識障害などの症状が出た場合には、脳梗塞や脳出血など、脳が原因の病気が疑われます。すぐに救急車を呼びましょう。
その他には脳腫瘍も考えられます。ふらふら感や顔面の違和感、頭痛などが生じ、難聴や耳鳴りなどの症状も表れます。

自律神経の乱れが原因も

疲れやストレスなどがたまると、めまいが起こることがあります。この場合は、ふらつきや回転性のめまいが両方起こることも珍しくありません。自律神経そのものに影響し、様々な症状が表れます。めまいだけでなく、不眠、食欲不振、手足の震え、肩こりなどさまざまです。

立ちくらみなどを伴うめまい

Free illustration: Fear Of Heights, Child, Eyes Closed - Free Image on Pixabay - 2040805 (32689)

立ち上がるとクラっとしたり、目の前が真っ暗になってしまったり、ひどいときは失神してしまう場合も。そんな時は、次のような病気が疑われます。

起立性低血圧(立ちくらみ)

椅子から立ちあがるときや、しゃがんでいて急に立つときにクラっする立ちくらみ。この症状もめまいの一種です。これは起立性低血圧といい、急激に体を動かしたことによる血圧の低下が考えられます。血圧が急激に変動すると、脳に送られる血液量が不安定になりめまいを引き起こすのです。

脳貧血の場合も

クラっとする立ちくらみ。まれに失神してしまう場合も。その場合は、脳貧血が疑われます。脳貧血は、自律神経の乱れも関係していますので、精神的なストレスなどを取り除いてあげることも重要です。

めまいは何科を受診すればいいの?

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では、めまいは何科を受診すればよいのでしょうか?前に挙げたようにめまいの原因は様々です。

【回転性のめまい】
天井がぐるぐる回るようなめまいは、耳が原因のめまいです。耳鼻咽喉科を受診しましょう

【浮遊性のめまい】
からだがふわふわ浮いているようなめまいは、脳神経外科、神経内科へ行きましょう。
ただ、めまいと一緒にろれつが回らなかったり、体が麻痺などの症状がある場合には、緊急性が高い状態ですので、救急車を呼びましょう。

【立ちくらみなどのくらっとするめまい】
立ち上がった時のめまい、目の前が真っ暗になる感じのめまいは、内科にかかりましょう。

自分では原因が特定できなかったり、回転性のめまいと浮遊性のめまいが併発しているときなどもありますので、めまいが起きたら、まず耳鼻咽喉科にかかりましょう。
最近では「めまい外来」がある病院もあるようですので、お近くの病院を探してみましょう。

受診するタイミングも大事

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めまいで受診する際、原因を特定するためには、受診するためタイミングも重要です。病院ではさまざまな検査をしますが、1か月前に起きためまいですと、ほとんど原因が不明になってしまい、検査する意味もあまりなくなってしまいます。めまいがつらいときに病院に行くのは、大変ですし危険なので、めまいの症状が少し治まった時に行くことをお勧めします。

近くの病院を探そう

めまいが起こってから探すのは大変ですよね。今のうちに、家の近くの病院を探しておきましょう!

危険なめまいを見逃さないで

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めまいの症状自体が直接生死にかかわることではありませんが、脳梗塞や脳出血などの重篤な病気のサインであることもあります。いつもと違うめまいなだと感じたら、病院へ行き、検査をしてもらいましょう。「めまいぐらいで・・・」と思わずに検査することをお勧めします。

まとめ

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めまいには、重篤な病気が隠れていることもあるんですね。たかがめまいでと思わず、早めに受診して、健やかな日々を過ごしましょう♪
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