赤ちゃんの便秘を解消する方法は?受診の目安や予防法、原因も紹介

「赤ちゃんは、便が何日でなかったら便秘なの?」 「綿棒浣腸、自分でやって大丈夫?」 赤ちゃんの便秘は一概に、<〇日排便がなければ便秘>というわけではありません。 普段とは違う機嫌、お腹の張りなど赤ちゃんの変化を総合的に判断して 対処することが大切です。 といっても初めての育児となると、判断に迷ったり不安になることもありますよね。 今回は赤ちゃんの便秘について原因から対処法まで徹底解説します♪

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2016/11/04 公開 | 658 view

赤ちゃんの便秘を解消する方法は?受診の目安や予防法、原因も紹介

赤ちゃんの便秘の原因は?

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赤ちゃんは、離乳食が始まるまでは便秘になりにくいと思われていることが多いようです。
ですので、まだ離乳食も始まっていないのに、数日便が出ないと「なにかの病気?」「母乳やミルクのせい?」などと心配に感じるお母さんも多いのではないでしょうか?
でも、実際にはまだ母乳やミルクの授乳だけの時期でも便秘になるケースもあるのです。
まずは赤ちゃんの便秘の原因について月齢ごとにみていきましょう。

【 新生児~2カ月頃 】

授乳量が少ない場合、便のもととなるカス(体の外に排出する不要なもの)自体が少ないため、数日便が出ないということが起こります。
とくに、母乳育児だと赤ちゃんがどのくらい母乳を飲んでいるかが分かりずらいため、母乳が足りているかどうか?の確認として
・授乳後のおしっこの量
・授乳後の赤ちゃんの機嫌
・次の授乳までの期間

などを少し気にしてみると良いですね。

【 生後3カ月~4カ月頃 】

生後3カ月頃を過ぎると、それまで規則正しく出ていたのに突然便秘になることもあります。
それはこの時期によく起こりがちな「生理的な便秘」です。
赤ちゃんの内臓器官も段々成長してきて、消化吸収機能が向上することによって水分不足になりがちになることも原因の1つです。
また、このあたりになると「たそがれ泣き」と言って夕方暗くなりはじめると赤ちゃんが不機嫌になり夜泣きのように泣きだしてしまう現象が始まることがあります。
これは赤ちゃんにも<昼夜の区別>がつくようになってきた証です。
昼夜の区別がつくようになると、それにより自律神経も整ってきます。
排便には自律神経の影響も大きいので、明るくなったら日差しを入れるとか夜になってきたら灯りを少しおとしてみるなどの工夫も効果的です。

【 生後5カ月~6カ月頃 】

生後5カ月頃から離乳食が始まると、とたんに水分量が減り、消化機能が未発達のため固形物の消化に時間がかかり、排便が安定しないということがあります。
授乳が減る分、意識して水分補給を心がけてあげると良いですね。

【 生後7か月以降~ 】

離乳食もどんどん進んできて、いろいろな食材を食べる機会が増えていきます。
ミルクや母乳しか飲んでいない時期の赤ちゃんの腸内環境は、ビフィズス菌などの良い菌が優勢なのに対し、離乳食が始まった途端に大人と同じような悪い細菌(大腸菌など)が増えていきます。
また、この頃になってくると食べ物の好き嫌いなどもでてくる頃なので、嫌いなものを拒否することでの食事量の減少や栄養の偏り、とくに食物繊維不足があると便秘になりやすいため、色々な食材をまんべんなく食べさせる工夫が必要です。

まずは便秘解消マッサージを

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便秘だと思ったら、まずはお母さんの温かい手で赤ちゃんのお腹をやさしくマッサージしてみましょう。
便秘は大人でも辛いものです。触れ合うだけでも、赤ちゃんに安心感を与えリラックスへ導くことができます。
実際、どんな風にお腹のマッサージをしたら良いか?分かりやすい動画でご覧になってみてください♪

vol.37 赤ちゃんの便秘

小児科の先生が赤ちゃんの便秘について解説しています。また、便秘解消のためのマッサージや運動なども分かりやすく紹介している動画です。
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