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幼児から通えるくもん(公文)ってどんな教室?体験に行く前に!教材の特徴や口コミをチェック!

幼児から通えるくもん(公文)ってどんな教室?体験に行く前に!教材の特徴や口コミをチェック!

2018年6月8日 公開

「やっててよかった公文式」というCMで有名な”くもん”。名前を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。最近では東大生が子どものころやっていた習い事のNo.2にもなったことでも、注目を浴びました。 しかし、実際にくもんがどんな教室なのかを知っていますか?自分が幼児・小学生だったころ通っていたとか、子どもが通っているという人はご存じだとは思いますが、くもんではどんなことをするのかイメージでしか知らない人も多いでしょう。 そこで今回は、幼児から通える学習教室”くもん”について、どのような習い事なのか、教材の特徴などを、口コミなどを交えながらご紹介します!

幼児にも人気のくもんはこんな教室

Abacus Calculus Classroom · Free photo on Pixabay (119339)

東大生が小学生のころ通っていた学習塾としてのトップだと話題にもなった「くもん」。そのため、小学生がお勉強のために通う、というイメージが強い人もいるかもしれませんが、幼児にも人気のある習い事なんです。

くもんは国語・算数・英語の3教科の教室

くもんでは、国語・算数・英語をお勉強します。幼児の場合は、鉛筆で書くことに慣れてもらうために、「ズンズン」という運筆用の教材もあります。一般的な学習塾のように先生が黒板の前に立って授業をするのでもなく、個別塾や家庭教師の横に先生が隣で学習を見てくれているものでもありません。

くもんはあくまで、「自学自習」。どの教科もくもんオリジナルの自分で問題を解いて、丸付けを先生にしてもらうという形式です。これは幼児であっても高校生以上であっても同じスタイルなんです。

くもんの月謝は?

くもんは月謝というより、「月額会費」という名前で呼ばれています。そして、みんなが同じ会費ではなく、1教科につき、という形で会費が決められているので、何教科学ぶかによって変わるのです。

2018年6月現在は、幼児・小学生なら1教科6,480円で学べます。しかし、27年ぶりに会費が改定されることになり、2018年10月分からは次のような会費設定になっています。

【東京都・神奈川県に所在する教室】1教科・7,560円
【上記以外に所在する教室】1教科・7,020円

※中学生以上は異なります。また、この会費には教材費、消費税が含まれています。入会費用はかかりません。

くもんの時間や曜日は?

くもんは週2回の教室です。時間や曜日は教室ごとに違います。全国に16,300ほどの教室があり、それぞれに学習曜日や時間が決められています。

時間は一般的に、小学生が授業の終わる15時ごろから中高生なども通える20時あたりまで、と設定している場合が多いようです。くもんは「自学自習」の教室なので、「この時間に行かなければいけない」というのは基本的にありません。教室の空いている時間内に通えばOKとしているところが多いです。

幼児や小学生の場合、1教科に30分くらいを目安としているようです。

くもんは何歳から通う?

Study School Learn Education · Free photo on Pixabay (119320)

くもんは幼児にも人気の習い事と言いましたが、くもんは何歳頃から通えるのでしょうか。

年齢に決まりはない

実はくもんは年齢に決まりはありません。通いたければ、0歳から通うことも可能です。その場合も、会費は幼児と小学生と同じです。就学準備として、「もじ」「すうじ」「えいご」を学びます。学習習慣を早くつけたいという方にも人気です。

ベビーkumonとの違いは?

一般的によく知られる「くもん」とは別に、ベビーkumonというものもあります。ベビーkumonは全国に1万教室ある、くもんの先生による子育てアドバイス、親子のやり取りのコツを教えてくれる教室です。

入会金や教材費は不要で、月1回、月額 2,160円です。子どもの習い事というより、子どもとのコミュニケーションの仕方を知りたいというママ向けの教室でしょう。絵本の読み聞かせのコツや語りかけのポイントなどを教えてくれます。

もっと知りたい!くもんの教育Q&A

Math Symbols Blackboard · Free image on Pixabay (119317)

幼児がくもんに通うことについて、もっと詳しくみてましょう。

Q.くもんの先生は勉強を教えてくれるの?

A.勉強を教えてくれるのではなく、問題の解き方のヒントをくれます

「自学自習」の教室であるくもんの先生は、丸付けだけしているわけではありません。指導者と呼ばれていて、子ども一人一人にどのような教材からスタートさせるのがよいのか考え、そして進め方を考えていく仕事をしています。

基本的には勉強は教えず、問題の解き方のヒントを教えてくれます。幼児の場合はもじの読み方、数字の数え方などの学習がメインですので、子どものやる気を引き出し、いかに楽しく学習をする習慣をつけるか、ということを考えてくれています。

幼児ですと、まだ机に座って一人で学習できないという子も多いので、一緒に座り、一緒に文字を読んだり、数字を数えたり、ということも。楽しく勉強をするために、無理強いはせず、すらすら自力で解ける簡単な問題からスタートさせるというのも、くもんの特徴です。

Q.幼児でも宿題って出るの?

A.もちろん、幼児でも宿題が出ます

就学前に学習習慣をつけることも目的のひとつですので、おうちでも宿題をすると、より習慣づけることができるからです。

とはいえ、宿題を嫌がるお子さんも中にはいるので、強制はされないことが多いです。一人ひとり、宿題の量も無理の内容に調節してくれます。

Q.繰り返し同じことを学習させたら子どもが飽きない?

A.飽きる子もいますが、飽きさせないような声かけ次第です

繰り返し学習して、自分でどこがどう間違ったのか見つけて学ぶというのが、くもんの教育です。そのため、安易に子どもに解き方や答えを教えることがないので、つまづいて飽きてしまう子もいるでしょう。

しかし、少しでもできたことを褒める、頑張っていることを褒めると、やる気が出る子も多いのです。特に幼児期はママやパパ、先生から褒められることが大好き。一歩一歩を褒めながら、繰り返しを頑張ることを教えてあげるのにはいい時期です。

その上、繰り返すことは勉強だけではありません。スポーツだって音楽だって、繰り返し練習は大切です。飽きてしまいそうな繰り返し練習を乗り越える力も付きそうですね!

Q.くもん学習はいろいろと弊害があると聞いたけれど・・・

A.くもんの学習方法には、以下のような弊害があると口コミなどで言われることが多いですね。

✔スピードを求められるので、字が汚くなる
⇒確かに小学生で学習するような内容に入ると、時間を計ってプリントを解きます。焦って字が汚くなることもありますね。しかし、これも声掛け次第でしょう。また、字のきれい、汚いは個人差もありますので、くもんだけの弊害というわけでもありません。

✔応用問題ができない
よく言われるのが、くもんの算数は計算問題が主なので、文章題が解けなくなるということについてですね。確かに文章問題は計算ができたからといって解けるものではありません。国語の読解力とも密接にかかわっています。そのため、応用力を付けるなら、算数の勉強だけでなく、国語を含めた総合的な力をつける必要があるのです。

このほか、思考力が身につかない、自分で考える力がつかないなど言われることがありますが、くもん学習で育ったから、とはっきりと原因が定まっているわけではないようです。

幼児向けくもんの教材の特徴は?

Boys Kids Children · Free photo on Pixabay (119331)

くもんの教材は明確に、これが幼児向け、こっちが小学生向け、と区分されているわけではありません。幼児の子でも、どんどん教材を進めていければ小学生で習う分野の教材はもちろん、中高生で学習する分野の教材を解いている子もいますよ!

◆くもんの国語の教材

くもんの国語の教材のスタートは、ひらがなをひとつひとつ読むところではなく、単語として読むところから始まります。イメージが沸きやすいように、カラフルな絵が添えられているところが特徴です。

何度も何度も繰り返して読み、もじを覚えるだけでなく、読解力の基礎を作ります。ある程度読めるようになると書くことも練習します。

◆くもんの算数の教材

算数の教材のスタートはかずを数えるところから。1,2,3と数え、かずの概念を身に着けます。そのあと、数字を読めるように練習し、数の並びを学習します。

たし算なども簡単な「たす1」から順番に学習していくので、小さいお子さんでも無理なく学習を進められるのが特徴です。

◆くもんの英語の教材

小学校でも必修化された英語。くもんでは聞く、書く、読む力を総合的に育てるための教材を用意しています。専用のリスニング機器「E-Pencil(イーペンシル)」6,480円(税込)を使って、ネイティブの発音を聞きながら学習するのがポイントです。

最初は日本語を学ぶのと同じように、いろんな身の回りの物の単語を知るところから始まります。大きくてカラフルなイラスト付きの教材だから、目で見て、耳で聞いて英語が学べますよ。

くもんは効果ありなし?評判を口コミでチェック!

Balloon Talk Paper · Free photo on Pixabay (119341)

昔くもんに通っていた方、くもんに子どもを通わせている方の口コミや評判をチェックしてみましょう!

◆いい口コミ・評判

幼稚園と小学校低学年の時に公文に通って、
計算や漢字に強くなった。
昔通っていたという方の意見ですね。くもんでは計算や漢字を繰り返し学習するので、その面で強くなり、得意になったという方も多いようです。
毎日のプリントは学習習慣になると思う。
でも、中身が濃いものになるかどうかは親の関わりも必要。
公文は学習進度の早さが目にいきがちだけど、
学習を定着させることを意識していればいい教材だと思う。
毎日プリントをすることで、学習習慣が身についたようですね。ただ、幼児の場合は親のかかわりも大切です。いかに楽しくやらせるかは、教室の先生だけではなく、親の声かけも大切なんです。
メリットは個々の進度でできること。
継続力、持久力はつきました。
一人一人に合わせた進度で学習を進められるのがくもんのメリットです。分からないところをそのままにしておく、というのを防げるのは魅力的ですよね。
私も4歳の子どもをくもんに通わせています。幼児期から通わせて感じるメリットは次のようなものです。

・幼稚園から帰ると机に向かう習慣がついた
・文字が読めるようになって絵本を読むのが好きになった
・字を書くのが楽しそう
・先生と遊ぶ感覚で通えている

わが子にとっては初めての習い事&お勉強だったのですが、楽しんでいるようです。もじが読めるようになる、かずが数えられるようになる楽しさを学んでいるようですね!

◆よくない口コミ

2~3歳からやるって、お母さんの手間がかかるだけ。
早期教育の弊害とはいわないけど、できる子は、そんなに早くからやらなくてもできるし、
できない子は、早くからやっても時間ばかりかかって進みも遅い。
確かに幼児期は宿題も親がかかりっきりになります。どんなに時間がかかっても付き合ってあげる時間的余裕も必要になるんです。その辺も入会前に考慮しなければいけませんね。
計算力はつきますが、いかに早く数をこなすことも公文の勉強方法のひとつです。
よって公文をしてる子は早く解くことを重点に置くようになるので、急いで書くので字が汚くなりがちです。。。
集中力も短期爆発型です。
公文の範囲が進みすぎているとやはり学校での授業がつまらなくなってしまいます。
字が汚くなることについては先述した通りです。結構言われていることなんですよね・・・うちの子は通う前から汚いので、あまり気にしてはいませんでしたが、汚くなってしまうと気になりますね。
また、くもんの範囲が進みすぎていて、学校での授業が簡単すぎる!と感じる子もいるようです。
私が感じるデメリットは次のようなものです。

・負けず嫌い、周りの進度を気にする子であれば進めないと辛い
・繰り返しが苦痛に感じる子もいる

何事も向き不向きがあるので、くもん学習が向いていない子ももちろんいると思います。解けなかった問題が解けるようになることに達成感を感じる子もいますが、周りに抜かれた、負けたと言ってやめてしまった子も周りで何人か見ています。

無理強いはせず、先生と話し合いながら、入会前に子どもの性格などを考えていけるといいですよね!

まずは無料体験へいってみよう

おかだうみ (119345)

via おかだうみ
くもんに少しでも興味があるなら、見学や無料体験などに行ってみるのがおすすめです。くもんの無料体験は、2月、5月、11月に行われています。期間中に4回体験できるので、お子さんにとっても、ママやパパにとっても続けられるかどうか見極められるかと思いますよ!

また、夏休みには「特別学習」といって、夏休み期間の間(約1か月半)、1ヶ月分の費用で体験ができます。学力診断テストにて、お子さんが今どれだけの知識があるかのチェックも無料で受けられます。

我が家もまずは無料体験に2回行ってから入会しました。1回目に行ったときは、まだうちの子には早いかなと感じ断りましたが、無理に勧められることもありませんでした!教室によっても雰囲気が違うので、近くに数ヵ所教室がある方は見比べてみるのもおすすめです。

まとめ

Kids Girl Pencil · Free photo on Pixabay (119319)

くもんは一般的にイメージされる学習塾とは一歩異なります。お勉強ができるようになるのではなく、自分で学習する習慣を付け、自分で学びとる姿勢を育てるのが一番の目的としているからです。

何事も楽しくなければ長続きはしませんよね。特に幼児にとって学習というのは未知の世界。けっして無理はさせず、子どもの個性に合わせた幼児教育を考えている方は、その方法の一つとして、くもんを考えてみてもいいかもしれませんね!