流産の兆候と受診の目安は?流産を予防するためにできることも

流産の種類、原因などを調べました。流産の精神的ダメージは非常に大きいこともわかり、予防する方法を探ります。

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2017/02/26 公開 | 2597 view

流産の兆候と受診の目安は?流産を予防するためにできることも

流産にはさまざまな種類がある?

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日本産婦人科学会によると、流産とは以下のような定義となっています。
妊娠したにもかかわらず、妊娠の早い時期に赤ちゃんが死んでしまうことを流産と言います。
定義としては、22週(赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない週数)より前に妊娠が終わることをすべて「流産」といいます。
妊娠12週未満の早い時期での流産が多く、流産全体の約80%を占めます。
[頻度]
 妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、多くの女性が経験する疾患です。
流産について
それでは、22週未満で妊娠を継続できなくなる流産には、どんなものがあるのでしょう?

調べてみると、いろいろな種類がありました。その1つ1つを順を追って説明してみます。

稽留流産

婦人科での検診で、胎児を確認したが心拍が止まってしまった、または胎嚢・胎児が成長せず心拍の確認もできないなど、胎児は亡くなっているのに出血・腹痛などの自覚症状が妊婦にない場合のものを言います。

治療法としては、
① 母体に感染症を引き起こさないために、掻爬手術(子宮内容物除去手術)をする
② 外来で経過をみて、自然排出を期待する
などがあります。
後者の場合、夜間や休日などに急な腹痛や出血など緊急の事態が心配です。

進行流産

出血がはじまり子宮口が開いて子宮内容物が外に出てきている状態を言います。

特に、子宮内容物がすべて自然に出てしまった状態を『完全流産』と言い、この場合は出血や腹痛が治まっていることが多いです。
また、胎児や胎盤などが一部残っている状態を『不完全流産』と言い、出血・腹痛が続いていることが多く、子宮内容除去手術を行う場合が多いようです。

感染流産

細菌などによる感染を伴った流産をいい、この場合は母体死亡のリスクが上昇するため、慎重な管理が必要となるようです。

生肉を摂取したり野良猫を触るなどして感染するトキソプラズマは、小さな寄生虫です。成人で感染した場合、軽い風邪のような症状を示す程度で済むことがほどんどですが、感染したばかりの人が妊娠すると、胎盤から移行して流産を引き起こすことが多いようです。
妊活中の人は妊娠前にトキソプラズマ抗体を検査しておくと安心です。

化学的流産

生理が遅れ尿検査で陽性反応が出ているのにも関わらず、出血・腹痛が起こり、生理が来てしまう状態。
妊娠判定薬が薬局で市販され、広く一般的に調べられるようになって露呈した流産。市販薬で検査しなければ、妊娠に気付かず重い月経と考えて過ごしてしまっているかもしれません。

切迫流産

胎児が子宮内に残っており、流産の一歩手前である状態を「切迫流産」と言います。
一般の流産は基本的に妊娠継続不可能ですが、「切迫流産」は妊娠継続の可能性があります。
切迫流産では安静が効果的とする研究報告もあり、筆者である私も上の子の時に血腫がある切迫流産と言われましたが、当時もフルタイム勤務していたので安静にすることができず、検診に通った産婦人科で漢方薬などを処方されながら無事出産まで漕ぎ着けました。
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