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昔の遊びを育児に!楽しい昔の遊びを使って育児と学習の両立をしよう!

昔の遊びを育児に!楽しい昔の遊びを使って育児と学習の両立をしよう!

2017年1月5日 公開

育児をしていると様々な遊びの中から子供が学び成長する姿を見る事が出来ますよね。子供は遊びの中から多くのものを学びそして成長していきます。そんな子供たちのために昔の遊びを取り入れてみませんか?昔ながらだからこそ、楽しく学ぶ事が出来るものが多いのです。今回は楽しく学べる昔の遊びをご紹介してみたいと思います。

子供は遊びながら学び成長していく事を育児に取り入れる

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育児をしているとどんどん成長していく子供の姿を見る事が出来ますよね。子供たちは親や友達の言葉や行動以外にも学べる機会として遊ぶ事が重要とされています。

この遊ぶという事でどれだけ学ぶ事があるのか最初に確認していきましょう。
子供は遊ぶことでことばを学んでいきます。

お友達と遊ぶ時、相手に自分の気持ちを伝える必要が出てきます。
気持ちを伝えるという事はそれだけ言葉の種類が増えなければ難しいですよね。子供たちは気持ちを必死に伝えようとして言葉を覚えていきます。
友達との遊びに限らず、ママ・パパなどの家族へも気持ちを伝える上で言葉を覚えていくのです。
遊びは、想像力を育みます。

「ママごと」などのごっこ遊びや、「戦隊ヒーロー」などのなりきる遊び、「積み木な」どでモノを作っていく遊びは子供の想像力が広がります。
遊びをどのように発展させるか、どのようにして楽しむかを想像していくと想像力が付いてきます。
普段遊んでいるおもちゃなどで違う遊びをしていたら想像力を働かせている事になりますね。
これら以外にも学ぶものが多いのが遊びです。
例えば、遊びを通してルールを学んでいきます。育児の中で様々なルールを教えていきますよね。それは遊びの中でも学びとっていきます。今も昔も行われている鬼ごっこ・かくれんぼ・缶けりなどの遊びにはきちんとしたルールが設けられています。このルールを覚えていく事で自然にルールを守るという意識づくりが出来ます。
Free photo: Boys, Brothers, Family, Child, Cute - Free Image on Pixabay - 554375 (8750)

遊んでいると自然に友達が出来ます。今も昔も変わらない事ではありますが、この友達との遊びを通して付き合い方を学んでいます。
喧嘩も同じ事が言えます。親の見ている所でも、見ていない所でも見守る姿勢を忘れないでください。危ない事をしないように見ているのです。喧嘩の理由、どうしたら仲良くなれるのかという声掛けを行うと学ぶ機会になりますね。最後は仲直りが出来るように計らいましょう。喧嘩の乗り越え方によっては子どもは多くの事を学んで大人になっていきます。
子供は遊ぶことで、こうした方がいい!こうしてみよう!やってみよう!と行動し企画する力をつけます。

行動力や企画力は机の上で勉強することで身につけられることではありませんね。
子供は企画力などもいつの間にか成長していきます。どうやって遊ぼう、何をしようと考える事は成長に必要なのです。
このように子供の遊びはただ遊んでいるだけではなく、学びの場所として役立っているわけです。

では、子供にもっと学んでもらいたいと考えた時に何が出来るでしょうか。そんな時に役立つのが昔の遊びなのです。この昔の遊びを育児に取り入れる事で、今の遊びよりも学びが豊かになる事があります。今回はこの遊びと学びについて考えながら、力一杯昔の遊びと向き合ってみましょう。

育児に効果的な昔の遊び①あやとり

紐1本だけで遊べるあやとり

紐1本だけで遊べるあやとり

紐1本を準備するだけで楽しむ事が出来るのがあやとりの魅力ですよね。コスパも良くすぐに楽しむ事が出来る昔の遊びのひとつです。
あやとりは指の運動によって手先が器用になります。小さな動作から様々なものを作り上げる事が出来るので想像力の向上にもつながりますね。頭と指の学びの場と言っても過言ではないですね。

あやとりに用意する紐は約180センチ程度のものを結ぶだけで問題ありません。毛糸などを使えば指への負担を減らす事が出来るので材質はお好みで選んでみましょう。
1本の糸や紐(ひも)を輪にして両手に掛け、おもに指を使って糸のつくりだす形を変えていく遊び。「綾取り」などとも表記される。二人あるいは数人で互いに糸を取り合って、次々と形を変えていく「ふたりあや」や、「はしご(橋とも)」「ほうき(松とも)」など一人で形をつくりあげたり、手指や腕に絡めた糸を引き抜く手品のような遊び方がある。
 江戸時代の「あやとり」(江戸)、「いととり」(京、大坂)は、「ふたりあや」だけをさす呼び名であったが、今はこの糸遊びの総称となっている。
昔の遊びは簡単でつまらない、古いから育児に役立たないという事はありません。探求していく事の楽しみがしっかりと詰まっているのです。
あやとりの楽しさは1人で様々な形を作り上げる事だけではありません。2人であやを取り合うという楽しみも出来るため、友達との交流に繋がります。
友達が出来ない場合は教えてあげるために言葉や方法を学びます。出来る場合にはお互い切磋琢磨しどんどんと上達し、達成感という大きな学びにつながります。

育児に効果的な昔の遊び②ぽっくり

ぽっくりで歩く楽しさとバランス感覚を身につける

ぽっくりで歩く楽しさとバランス感覚を身につける

空き缶や竹、時にはただのダンボールだったり、ぽっくりの素材は様々。ただ歩くだけ、と思ったら大間違い!手で足を引き寄せる感覚や、いつもと違う視界から見える風景、不安定な緊張感がドキドキを誘います。

大人がやってもバランス感覚や足指のトレーニングになりますよ。
ぽっくりは普通に歩くのとは違って少しコツが必要です。慣れてくるとどんどんと色々な事が出来るようになるので上達を体で感じる事が出来ます。
ぽっくりは竹馬と違ってそれほど難しいものではありません。大半の人は歩けるようになるまでそんなに時間を必要としない事が多いです。慣れて歩けるようになったら、すこし早歩きなどを試してみて下さい。競争などを取り入れて心を刺激するのも良いですね。
注意点としては、歩くよりもバランスが悪いので怪我をしないようにしなくてはいけません。ぽっくりを缶で作成した時には、缶が損傷していると何かの拍子に崩れて怪我に繋がります。作る時から一緒に作りながら、安全なものが出来上がるように工夫しましょう。また、しっかりと様子を見るのも忘れないようにして下さいね。
缶ぽっくりなら作り方も簡単!空き缶に穴をあけ、手の高さに合わせて紐を通すだけ。ただし、乗った時につぶれないように頑丈なスチール缶を使ってくださいね!

育児に効果的な昔の遊び③おはじき

綺麗なおはじきでゆっくりと遊んでみる

綺麗なおはじきでゆっくりと遊んでみる

「おはじき」は一般的には平らな形をしたガラス製の「おもちゃ」です。直径は約12mmの小さなもの。指で弾いて遊ぶので「おはじき」と名付けられました。
男の子でも遊べますが、女の子の方が好んで遊んでいたのがこのおはじきです。攻撃的に遊ぶのではなく、ゆっくりと遊べる所が人気の秘密だったようです。
おはじきは昔の遊びの1つとして知られていますよね。このおはじきはただ遊ぶだけではなく、見た目も綺麗なので集めて楽しむ事も出来ます。透明なガラスに細工された様々な柄を見ているだけでも楽しい気持ちになりますよね。また、光に照らして見てみるとキラキラと光って不思議な気持ちにもなれます。
おはじきは奈良時代の頃から続いているとても昔の遊びなのですが、今でも十分楽しめます。
各自5個くらいずつ「おはじき」を出し合って、それらをテーブルや机の上に散らばします。
近くにある「おはじき」を一つ選び、指先で弾いて飛ばし、ほかの「おはじき」に当てます。このとき、まわりの「おはじき」に触れてしまったらアウトです。
うまく命中したら、その当たった「おはじき」をもらうことができます。
これを交互に繰り返していき、当てる「おはじき」がなくなるまで続けます。
最後に「おはじき」の数を数えて、一番多く取った人が勝ちとなります。
基本的な遊び方がこちらです。人数は2~5人程度がちょうど良いとされています。おはじきは見るだけという人や遊び方を知らない人も意外に多いので何度かやってしっかりと覚えてしまいましょう。
折り紙でおはじきを作っている人もいます。
自分の好きな色、柄で楽しめるのもおはじきの良い所ですね。
博多のおはじきは可愛いですね。地域によっておはじきにも様々な種類があるのが魅力的です。
楽しく遊べる昔の遊びのおはじきには種類があるって知っていますか?
一般的なおはじきはガラスで作られた波模様が入ったものです。ダイヤはじきと呼ばれる種類になると、ガラス製と同じ柄をしていますが少し盛り上がった形をしています。オーロラはじきと呼ばれるものは、金属光沢が入っているおはじきです。
このように集めるにしても、種類があるので楽しむ事が出来ます。感受性や向上心といったものの学びにもつながるので試してみましょう。

育児に効果的な昔の遊び④お手玉

お手玉で作って遊んで楽しもう

お手玉で作って遊んで楽しもう

「お手玉」は、ふるさと(熊本県玉名郡)では「とんきん」とか「おじゃみ」などと呼んでいました。
小学校の休み時間ともなれば、だれかの机のまわりに女の子ばかり集まって、何やら歌に合わせて、シャカシャカと音をさせながらやっています。

この遊びも、自分のオリジナルの「お手玉」を自分で作ることから始まります。
お手玉は出来上がっているものを買ってきても問題ありません。しかし、楽しんで学ぶ観点から考えると作る所からやってみましょう。昔から作って遊ぶが一般的な方法でした。
形も楽しめるお手玉の種類

形も楽しめるお手玉の種類

お手玉の作り方
ざぶとん型のお手玉の作り方を紹介します。
 幅4.5センチ 長さ9センチの布を4枚使って縫い合わせます。
 中に入れるものはアズキが40グラムです。最近はアズキのほかに虫がわかないペレットを入れたりもしています。
 全国大会ではこの大きさ、この重量のものを使って競技をします。
どれも簡単に作る事が出来ます。ざぶとん型の基本形さえ覚えてしまえば他のものも同じ要領で作れるので、子供と一緒になって作ってみてはいかがでしょうか。

お手玉 5個入り

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昔の遊びとして楽しまれていたお手玉は今でも購入が可能です。プレゼントや子供会、パーティなどの景品などにも役立てられています。5個セットなので万が一にも対応出来るので安心ですね。
お手玉を購入するか、作る事が出来たら次は遊び方を覚えましょう。
上達すると3~4つのお手玉を使ったものも出来ますが、最初は2つからで問題ありません。
3つや4つは見た目は簡単に見えてもとても難易度が高いのでチャレンジとして楽しむようにするのが良いかもしれませんね。
最初に、お手玉を胸の位置あたりで構えて、目線の高さまで投げては同じ手でキャッチする動作を繰り返しましょう。
特に利き手で無い方で投げてキャッチするというのは慣れていないうちは難しいことなので何度も繰り返して手になじむようにしましょう。
利き手だけではなく、両方の手を使う事で脳の全体的な刺激に繋がります。利き手ばかり使っていては体のバランスも悪くなってしまうので、コンディションを整えるのにも有効ですね。
投げてキャッチするのに慣れてきたら、右手で投げたお手玉が視線の位置に来たら左手のお手玉を空中に投げ右手でキャッチ、右手で投げたお手玉を左手でキャッチしてみましょう。
右でAへ投げる、左をBに投げる、左でAをキャッチ、右でBをキャッチすると最初右と左に握っていたお手玉の場所が移動します。
何度もやって体で覚える方法や、やり方を工夫して覚える方法など人によって様々です。単純なお手玉ですが、触れ合う方法で様々な感覚を養う事が出来ます。

育児に効果的な昔の遊び⑤アルプス一万尺

道具なしですぐに楽しめるアルプス一万尺

道具なしですぐに楽しめるアルプス一万尺

道具の準備が難しい、何もない状態でも出来る昔の遊びが良いならアルプス一万尺がおすすめです。リズムよく2人で楽しむ手遊びとして今も昔も変わらず楽しまれています。親子でも友達とでも楽しめる手軽さがありがたいですね。
♪アルプス一万尺
小槍(こやり)の上で
アルペン踊りをさあ踊りましょ
ラーンラランランランランランラン
ラーラランランランランラン
ラーンラランランランランランラン
ランランランランラーン♪
歌詞はこのようになっています。遊び方も一緒に覚えておきましょう。
まず2人組になって向かい合います。

「ア」
お互いに1回手拍子。


「ル」
お互いに、右手のひらを合わせる(たたく)。


「プ」
 お互いに1回手拍子。

「ス」
 お互いに、左手のひらを合わせる(たたく)。


「いち」
 お互いに1回手拍子。


「まん」
お互いに両手のひらを合わせる(たたく)。


「じゃー」
 お互いに1回手拍子。


「く」
 お互いに、自分の両手を組んで
相手に手のひらを見せた状態で合わせる(たたく)。


後はこれの繰り返し。
つっかえずに最後までできれば、大成功!

慣れてきたらかなりスピード上げてやってみるのも
楽しいですよ。
遊び方の基本はこちらです。二万尺、三万尺まであったりするそうなのですが、まずは一万尺から覚えていくのが良いですね。

アルプス一万尺【歌付き】童謡・手遊び歌

歌詞と歌のついたアニメイラストのアルプス一万尺です。動画を参考にしてやってみると分かりやすいと思います。
慣れてきたら早く行っていましょう。間違えた時に楽しさが分かるはずです。手の動きだけではなく、頭も使って行うので学ぶという点でも申し分ないですね。友達とどこまで出来るようになったか競い合うというケースもあるので、自主性や勤勉にもつながります。

手遊び アルプス二万尺

こちらがアルプス二万尺です。一万尺から続けて行ってみると意外に難しいです。

アルプス一万じゃなくて三万尺

三万尺がこちらです。昔の遊びはいまもどんどんと受け継がれて楽しまれているのですね。大人になると中々覚えられなくなりますが、子供の場合はすぐに覚えてしまうので先に上達する事もしばしばあり楽しいですよ。

昔の遊びについてのまとめ

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子供の遊びは学びと楽しみが溢れています。大人も一緒になって行う事で、なんだか忘れていた気持ちを思い出す事が出来ると思います。枠にとらわれず、今出来る事を一生懸命行うというのも悪くはないですね。
是非参考にして楽しみながら育児が出来るようになりましょう。