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妊娠したら授乳はどうする?流産のリスクは?卒乳する方法や継続する時の注意点を一挙公開!

妊娠したら授乳はどうする?流産のリスクは?卒乳する方法や継続する時の注意点を一挙公開!

2019年5月13日 公開

二人目や三人目を妊娠した時、まだ上の子の授乳が続いているという人もいますよね。そんなとき気になるのが、そのまま授乳を続けても良いかどうかや、流産するリスクはあるのかどうかという点ではないでしょうか。そこで妊娠中の授乳と流産の関係性を始め、授乳することで体にどんな症状が出るのかを詳しく解説。さらに上手に卒乳する方法や、授乳を続ける時の注意点も紹介していきます。この記事を読んで、不安な気持ちを解消していきましょう。

妊娠中に授乳すると流産するリスクが高まるって本当?

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「妊娠中に授乳すると流産しやすくなる」なんてことを聞いたことがある人もいますよね。では実際どうなのかというと、今現在のところ妊娠中の授乳で流産率が上がると言ったことは、医学的にも統計的にも発表されていません

ではなぜ妊娠中の授乳は流産しやすくなると言われているのか、それには理由があります。赤ちゃんが授乳のため乳首をしゃぶると、オキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌されます。

このオキシトシンは子宮を収縮させる働きがあるため、お腹が張ったり痛みが出ることがあるのです。頻繁にお腹が張ると流産や早産に繋がることがあるため、世間では流産しやすくなると言われているのです。

妊娠中に授乳するとどんな症状が出るの?

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妊娠中に授乳はお腹の張りを招くだけではありません。では他にどんな症状が出るのか、詳しく見てきましょう。

乳房のトラブル

授乳中は胸にしこりができたり詰まったりと、何かとトラブルを引き起こすことも多いですよね。そんな中妊娠すると、つわりで食生活も乱れがち。さらに体調不良で授乳間隔が空くことで、いつも以上にしこりや詰まりを引き起こしやすくなります。中には乳腺炎に発展することもあるので、十分注意しましょう。

体への負担が大きく疲れやすい

完全母乳の場合、1日に約500~800キロカロリー(ジョギング1時間分)を消費すると言われています。また妊娠中はホルモンバランスの大幅な変化で、ちょっとしたことでも疲れたりすることも少なくありません。

つわりで体調も悪いという時もあるでしょう。そんな中ジョギング1時間分のカロリーを消費する授乳を行うのですから、体への負担もかなり大きくなってしまうのです。

妊娠したら授乳を止めるべき?

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ママへの負担も大きい妊娠中の授乳!やっぱり妊娠したら止めなければいけないの?そう考える人も多いのではないでしょうか。でも授乳は子どもとママの大切なスキンシップの時間でもあり、子どもにとっては精神安定剤な部分もあります。

また世界保健機構では、2歳を過ぎるまでは母乳を与えることを推奨しているのです。そのため妊婦健診で特に問題が無ければ、無理に止める必要はありません。ただしお腹が頻繁に張る、医師から止めるように言われた場合は、お腹の赤ちゃんのためにも卒乳するようにしましょう。

うまく卒乳する方法は?

Baby Girl Cap - Free photo on Pixabay (149151)

妊娠中の授乳をできれば止めたい、医師からも止めるように言われたという人もいますよね。でも中々思うようにできないことも多いです。ここではすぐに卒乳する方法と、ゆっくり時間をかけて卒乳する方法の2つを紹介していきましょう。

一刻も早く卒乳したい時の方法!

お腹の張りがひどくドクターストップがかかってしまった、一刻も早く卒乳したいという人は、卒乳日を決めてその日から一切授乳を止めるという方法が良いです。この方法はママ一人では厳しいので、パパなどに協力してもらって行います。

【事前に準備すること】
事前に子どもに「この日におっぱいとバイバイしようね」と何度も話しておきましょう。カレンダーに子どもの好きなシールなどを貼っておくのも良いです。また授乳できなくなることで、子どもの精神が不安定になることもあるので、「大好きだよ」という気持ちをいっぱい伝えてあげましょう。

【卒乳日にすること】
当日はとにかくおっぱいのことを忘れるくらい、めいっぱい遊んでいっぱい大好きの気持ちを伝えてあげてください。そして普段添い乳で寝かしつけを行っている時は、パパ達に寝かしつけをお願いすると良いです。ママがいるとどうしてもおっぱいを欲しがって泣いてしまうので、ここはパパ達の頑張りどころになります。

最初はものすごく泣いてしまうこともありますが、そこでおっぱいをあげると「泣けばもらえる」と思ってしまうので、辛いですがここは我慢してください。

【断乳後は胸のケアを忘れずに】
急に卒乳を行うと、ママのおっぱいは急激に張って痛みを伴います。中には乳腺炎になる人も!そのため最初は少し絞るなどして、圧を抜くと良いです。どうしても辛い時は、助産師さんに相談し、ケアしてもらうのも良いでしょう。

1ヶ月程度かけて徐々に減らしていく方法

負担なくゆっくり卒乳したい人は、授乳の回数や授乳時間を減らし徐々に卒乳していく方法がおすすめです。最初は離乳食後の授乳を減らしていくことから始めると良いですよ。授乳時間も5~10分程度ずつ減らしていきます。一気に減らすのではなく、1日1回ずつ減らすなど、少しずつ行っていくのがポイントです。

少しずつ行うことでママのおっぱいトラブルも減らせますし、子どもも無理なく卒乳することができます。また授乳を減らすのと合わせて、離乳食の量や回数を増やしていくのも一つの手です。大体1ヶ月程度を目安に、卒乳を完了すると良いでしょう。

妊娠中授乳を継続する時の注意点は?

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子どもがまだ小さく、授乳を続けたいと考える人もいますよね。「妊娠したら授乳は止めるべき?」でもお話ししましたが、妊娠中でも授乳を継続することは可能です。ただし下記の点に注意して授乳を続けましょう。

・お腹が張るときは授乳を控える
・体力的に辛い時は授乳の回数を減らす
・絶対に無理はしない


妊娠中はただでさえ疲れやすく、体調を崩すと薬での治療も行いにくいです。疲れが溜まると風邪を引きやすくなるなどトラブルも起きやすいので、体力的に辛いと感じたら授乳回数を減らしましょう。

妊娠中の授乳は状況を見ながら対処しよう!

Mothers Child Mummy - Free photo on Pixabay (149154)

妊娠中の授乳はお腹の張りや痛みを伴ったり、疲れや乳房のトラブルにも発展するということがわかりましたよね。だからと言って、必ずしも授乳をしてはいけないという訳ではありません。そのため医師や助産師と相談しながら、卒乳または授乳を続けるかどうか判断してくださいね。

ただし無理は禁物です。お腹が張って辛い、疲れが溜まってイライラしてしまうというときは、授乳回数を減らすなどして、うまく対処していきましょう。