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二世帯住宅のメリットって何?二世帯住宅は素敵がいっぱいある♡

二世帯住宅のメリットって何?二世帯住宅は素敵がいっぱいある♡

2017年2月12日 公開

最近では二世帯住宅を選ぶ人が増えてきています。なぜ増加傾向にあるのでしょうか。きっとそこには今の時代にあったメリットがたくさんあるはず。ここでは二世帯住宅とはどういうものか、またそのメリットやデメリットについて考えていきたいと思います。

二世帯住宅の人が最近は増えている

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最近では家を建てる際、もしくは購入する際に二世帯住宅を選ぶ人が増えています。

高度経済成長期以降、日本では核家族化が進み二世帯で住む人々は少なくなっていました。
それが今になってなぜ、二世帯を選択する人がまた増えてきているのでしょうか。

東日本大震災の影響

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その背景のひとつに2011年の東日本大震災が影響しているといわれています。
震災を受けて家族の絆を再度見直し始めた人たちが、世代を超えて皆で一緒に暮らすことを選択し始めているようです。

日本経済の影響

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その他の背景として、今の日本の経済状況が大きく影響しています。

近年続いている経済不況により、子世帯の経済力ではマイホームを建てることができなくなってきています。

この世帯の多くは、不景気で共働きを強いられる一方、保育園等の施設を含めたインフラが整っていない、整備されていないから満足に働けない、という悪循環の中にいます。

小さい子どもを持つ子世帯にとっては、二世帯住宅を選ぶことで、この経済的悪循環から少しでも抜け出せるようになるのです。

二世帯住宅にはメリットが沢山!

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二世帯住宅なんて、結局同居と一緒でしょ?
ひとつ屋根の下で生活するとなると、どこまでお互い干渉していいのかも気になるし、生活スタイルの違いがストレスとなってしまうんじゃないか…

そうお考えの方も多いのではないでしょうか。

確かにひとつ屋根の下に一緒に住むのですから同居と言っても間違いではありません。

しかしただ一緒に同居するのではなく、事前にお互いの生活スタイルについて話し合ったり、家を購入する際の間取りに気をつけたりすることで双方共に快適な生活を送ることができます。

それに二世帯で一緒に住むということは不安なことばかりではありません。そこにはたくさんのメリットがあるのです。

具体的にどのようなメリットがあるのかみていきましょう。

二世帯住宅メリット①経済面

まずは経済面でのメリットです。

建築費用が削減できる

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元々あった親の家の敷地に子世帯が引っ越してきて家を建てる場合、土地代が掛からないため家の建築そのものにお金を掛けることができます。

その他、二世帯住宅を建てるのであれば税金が安くなる場合があります。

家を建築する際に一定の条件を満たさないといけませんが、不動産税(土地や家屋の購入、家屋の建築など不動産を取得したときにかかる税金のこと)にかかる控除が2倍になったり、固定資産税が軽減されることがあります。

高熱費用の節約につながる

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別々の家族がひとつ屋根の下に暮らすことによって、エネルギー消費量を削減できる場合があります。

例えば玄 関や浴室を一緒にするだけでも電気代やガス代の節約になりますね。
その他、毎日ではなくても時々夕食を共にすることで光熱費の削減につながります。

長期的にみるとお得な話です。

二世帯住宅メリット②安心面

次に安心面でのメリットをみていきます。

家族に目が行き届く安心

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例えば家族の中の誰かが病気になってしまった時、ひとりではそのお世話や家事まで手が回らないことがあります。
こういうとき、側に手伝ってくれる家族がいるととても助かりますね。

共働きの家庭も多いと思いますが、突然の残業で帰りが遅くなるときなども、親がいると何かと家事面で助けてもらえます。

親の介護をしている方もいらっしゃると思いますが、二世帯住宅であれば何かあった時もすぐに対応できるので安心です。

防犯上でも安心!

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ある調査によると、二世帯住宅では盗難や侵入被害の件数が少ないようです。

これは二世帯住宅の構造が関係しています。

玄関やインターホンが2つあったりして構造が複雑になっている場合、留守かどうか確認するのが難しく、その結果として犯罪率を下げているようです。

二世帯住宅メリット③子育て面

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最後に子育て面でのメリットです。

インフラの整備が整っておらず待機児童が増えている今、親世代が子どもの面倒をみてくれるとママも働くことができます。

既に共働きで子どもを保育園に預けている場合でも、仕事で帰りが遅くなるときや、朝早く出なければならないときなどに送り迎えを頼むこともできます。

また、子どもが突然発熱してしまったけど急に仕事を休めない、という状況もよくあると思います。
そんなときも家族が側にいてくれると看病をお願いできます。
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専業主婦のママに対するメリットももちろんあります。

子育ては楽しいことばかりではなく、悩んだり不安になったりすることもいっぱいありますよね。

そういったときに親世代が側にいてくれることで、たまに子どもを預けてリフレッシュしたり、何かあった時に相談、協力してもらうことができるので不安や孤独感も和らぐのではないでしょうか。

勿論!デメリットもあります

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もちろんデメリットが全くない訳ではありません。

■プライバシーの侵害
■生活習慣の違い
■価値観の違い

など、お互いの生活スタイルや価値観の違いによって不満が出てくる場合があります。

こういったストレスが後に二世帯住宅トラブルへと発展してしまうこともあります。

二世帯住宅トラブルとは?

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実際にはどのような二世帯住宅トラブルがあるのでしょうか。

金銭的トラブル

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二世帯住宅を建てる際にどちらがどれだけ支払うか、ローンを組むかといった金銭に関わる問題は、今後の生活の力関係に大きく影響することになります。

どちらが多く支払っているのだから、という理由で何かと言い争いになることがあるようです。

プライバシーに関するトラブル

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フロアや家をしっかり二分していない場合、どこまでお互いに干渉していいのか、という問題があります。
キッチンも一緒、リビング、トイレやお風呂場まで一緒となるとプライバシーもなかなか確立できないですし、お互いに気を使いつづけて生活しなければならなくなります。

日々の暮らしは毎日のことですので、こういったことが積み重なりお互いに大きなストレスとなってしまうことがあります。

生活スタイルや価値観の違いによるトラブル

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食べ物の好みから洗濯物の干し方、掃除の仕方や頻度など様々な生活場面で価値観やスタイルが違うことにより、お互いにストレスが溜まってしまいます。

これも毎日のことです。
少しの違いでも時間の経過と共に大きなストレスになり、後々家族内の大きな問題に発展しかねません。

二世帯住宅にも色んな形式がある

https://www.photo-ac.com (30046)

via https://www.photo-ac.com
こういった色々なトラブルがありますが、「一緒に暮らすこと=必ずそのトラブルに陥る」という訳ではありません。

ひとことで二世帯住宅といっても色々な形式があります。
その選び方によって未然に防ぐことができるトラブルもありますので、ここで紹介するいくつかの建築スタイルも是非参考にしてみてください。

共用タイプ

ひとつの住宅を二世帯で共有するタイプの家。
玄関はひとつ。

建築コストは他に比べて比較的抑えられるが、区分登記ができない(※)。
※区分登記ができると
外見は1軒家でも2戸扱いになるため、住宅ローンを別々に組むことができるようになり、更に不動産税や固定資産税などが軽減されるというメリットがある。

内階段、外階段タイプ

1階と2階を二世帯で分けて暮らすタイプ。
内階段と外階段タイプの違いは、玄関を1階に2つ設けるか、1階と2階にひとつづつ設けるかのみで、いずれにしても玄関を2つ設けることに変わりはない。

鍵付きの防火扉などをつけることで区分登記が認められるため住宅ローンを別々に組むことができ、且つ不動産税や固定資産税の軽減対象となる。
建築コストは共有タイプに比べて高くなる。

連棟タイプ

2件の家をくっつけて建てる構造で、完全に2世帯に分かれている。

こちらも鍵付きの防火扉などをつけることで区分登記が認められるが、建築コストは他のタイプに比べて一番高くつく。

情報をしっかり集めベストな選択をしよう!

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ベストな選択をするために、どのようなスタイルの二世帯住宅を選択するべきかしっかりと情報収集することが大切です。

また家族同士でお互いの生活スタイル等を擦り合わせ事前にルールを決めたりすることをおすすめします。

それにより未然に防げるトラブルもありますし、実際に生活がスタートしてもそこで起こりうるトラブルを最小限に留めることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。二世帯住宅についてみてきましたが、いくつかデメリットはあったものの、素敵なメリットもたくさんあったかと思います。

デメリットを最小限に抑えお互い得られるメリットを最大限に活かすために、家族で一度じっくり話し合ってみましょう。
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