ikumama

Top
え!?シミそばかすが増えてる!産後に変わる肌質の原因と正しいスキンケアの方法とは?

え!?シミそばかすが増えてる!産後に変わる肌質の原因と正しいスキンケアの方法とは?

2017年7月3日 公開

出産という大役を終えてすぐに始まる赤ちゃんの育児。産後に多く聞くのが「肌質が変わった」「化粧品が合わなくなった」「シミそばかす増えた」などです。赤ちゃんで手一杯になってしまい、きちんと肌トラブルに向き合えない状態も続きますが、女性にとってシミやそばかすは天敵です。それだけで老けて見えてしまうため、出来ればシミそばかすは無くしたいですよね。今回は産後のシミそばかすについてと、これだけはやっておきたいケアについてご紹介します。

産後にシミそばかすが増える原因は?

 (77191)

産後にシミやそばかすが増える原因には、妊娠・出産によるホルモンバランスの乱れが深く関係していると言われています。

妊娠中は女性ホルモンが急激に増加します。
その中でも、別名「美肌ホルモン」と呼ばれるエストロゲンという女性ホルモンが活発になるのです。

このエストロゲンは、肌にハリツヤを与える働きがあるコラーゲンやエラスチンという成分を維持したり、肌の衰えの原因になる活性酸素を抑制したりする作用があります。
そのため肌をしっかりバリアする働きをしています。

妊娠中はこのエストロゲンが増えることにより、母乳を出す準備をしたり子宮内膜を増加させる働きも加わってきます。
しかし、良い働きをしてくれる一方で、このエストロゲンはメラニンの生成を促し、 シミそばかすを増加させる働きもあります。

そして、もう一つ。
胎盤を完成させたり流産を防ぐ働きがあるプロゲステロンという女性ホルモンも増加するのですが、このホルモンもまたメラニンの生成を促しシミそばかすを作り出してしまう性質を持っています。

産後は肌のバリア機能が低下します

 (77192)

妊娠中もシミそばかすは出来やすい状態にあるのですが、出産することにより、今まで肌を守ってくれていたエストロゲンが急激に減少することにより、肌のバリア機能が急激に低下します。

また、妊娠中に増えたプロゲステロンも、産後は分泌量が一気に減少するためメラニンの生成は抑えられますが、ホルモンの分泌が妊娠前の状態に戻るまでには、出産から半年ほどかかると言われています。

産後は育児が中心で、十分なスキンケアが出来なくなることや、慣れない育児や睡眠不足が原因で、妊娠中にメラニン生成が活性化して出来たシミの元が産後に現れることもあります。

産後のバリア機能が低下した肌に、紫外線やストレスなど外部からの刺激を受けると肌が炎症を起こしてしまいます。
この炎症は色素沈着を起こしてしまい、その結果シミそばかすが増える原因となります。

シミそばかすには母乳を出すのが良い!?

Free photo: Baby, Breast, Breastfeeding, Care - Free Image on Pixabay - 21167 (77193)

妊娠中に増えて出産後に減少するエストロゲン。
このエストロゲンは、授乳をすることで減少が更に早くなると言われています。

よって、実は産後に授乳をしているママの方がシミやそばかすが消えやすいそうです。

産後はシミそばかすを濃くするホルモンが少なくなる=授乳中はシミそばかすが薄くなる
という論理が成り立つので、なるべく母乳で育てるとシミそばかすには効果的と考えられているようです。

しかし、母乳を作る際にはママの身体からたくさんのビタミンCが消費されてしまいます。
ビタミンCが不足すると紫外線の影響を受けやすくなります。

そのためせっかくシミそばかすが薄くなると言われている授乳中のママでも、ビタミンC不足になると紫外線の影響を受けやすくなってしまうので注意が必要です。
授乳をしながらビタミンCをしっかり摂取することが、産後のシミそばかすケアにとても重要です。

産後の肌にはしっかりと紫外線対策を

 (77194)

産後は育児に追われ、あまり外出をする機会がないためついついケアを怠ってしまいがちです。
しかし、洗濯物を干す一瞬の時間や、ゴミ出しなどのちょっとした外出でも紫外線対策をすることが大切です。

妊娠・出産時にホルモンバランスの変化が原因で出来たシミそばかすは必ず消える、もしくは色が薄くなると言われています。
しかし、妊娠・出産時に紫外線が原因で出来たシミそばかすは残ってしまうので注意が必要です。
シミそばかすの原因はホルモンバランスが原因なのか、紫外線によるものなのか、それは目視ではなかなか区別が付かないのでしっかりとケアを行うことが大切です。

産後のホルモンバランスの乱れは食事で整えましょう

 (77195)

シミそばかすのケアには、出産で乱れたホルモンバランスを整えることも大切です。
ホルモンバランスの乱れた状態は、個人差がありますが1年~2年程続くと言われています。

ホルモンバランスを整えるのに最も効果的なことは、毎日のバランスの良い食事を心がけることです。
産後減少している女性ホルモンの分泌を促す食品を補うことで、かなりホルモンバランスが整いやすくなりますよ。

身体の内側からシミそばかす対策するのに効果的な方法は、メラニンの沈着を抑制するビタミンCや新陳代謝を促進するビタミンAを含む食品を多く摂取することです。

ビタミンCはピーマンやキウイフルーツに、ビタミンAはレバーや鰻、銀鱈などに多く含まれています。

また、女性ホルモンを活発にさせる食材は、大豆イソフラボンでお馴染みの豆類や、バナナやマグロに多く含まれるビタミンB6、カボチャやナッツに多く含まれるビタミンEがおすすめです。

シミそばかす対策には洗顔方法の見直しも

 (77196)

産後のシミそばかすのケアには、洗顔もとても大切です。
シミそばかす対策に限らず、スキンケアで化粧をきちんと落とすことは大切なことです。

産後は肌が敏感になっている時期なので、刺激の少ない洗顔料を使って、摩擦を避けるために泡立てネットで洗顔するなどして、いつも以上に洗うことに気を付けましょう。

産後の肌には蜂蜜洗顔がおすすめ

 (77197)

蜂蜜は一見ベタベタしそうなイメージがありますが、蜂蜜の成分はシミそばかすに効果を発揮すると言われています。
蜂蜜に含まれるビタミンC は、美白にも高い効果があり、肌の老化防止にも一役買ってくれます。

更に、蜂蜜には肌の再生も促してくれるので、洗顔フォームにはちみつをまぜて洗う方法がおすすめです。
はちみつ洗顔のやり方は、洗顔フォームに蜂蜜を小さじ1杯混ぜて泡立てるだけです。

顔に直接蜂蜜を塗る方法もあり、その方法は蜂蜜を大さじ1杯程顔に塗り、成分を浸透させるために10秒間パックした後に洗い流しましょう。
このままでもオッケーなのですが、気になる方は再度洗顔して洗い流しましょう。

【動画HowTo】はちみつを使った顔の洗顔法

蜂蜜を使った洗顔方法。
蜂蜜には殺菌効果が有りニキビにも効果的です。

シミそばかすには肌の保湿をしっかりと

 (77198)

産後は、シミそばかす以外にも様々な肌トラブルに見舞われますが、育児で忙しいママには仕方のないことです。
しかし、どんなに忙しくても保湿ケアだけはしっかりするよう心がけましょう。

産後はホルモンバランスの影響で肌が敏感になって乾燥しやすくなっているので、産前に使っていた化粧品が合わないと感じる場合もあるかもしれません。
そのような時は、肌に合った刺激の少ない基礎化粧品に変えましょう。

子供とお風呂に入るので保湿ケアをする暇なんてないという方には、シートマスクを使った保湿がおすすめです。
子供のお風呂上がりの身支度をしながら保湿が出来るので忙しいママでも安心ですね。

産後改めて肌を見直しましょう

 (77199)

ほとんどの方が悩んでいるであろう産後のシミそばかす問題。
シミそばかすは、ケアを怠ると何年か後に本当に大変なことになりますので、早めのセルフケアを徹底して行きたいですね。

産後にきちんとセルフケアを行うか行わないかで、その後の肌が老けるか若々しくいられるかが変わってきます。
小さなことかもしれませんが、これらの積み重ねがいつまでも若々しいママでいられる秘訣ですよ。

産後は自分のことになかなか手が回らず、産後だからと諦めがちですが、自分にあった方法で取り入れてみてくださいね。