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赤ちゃんの肌着の基本の話◇なんのためのもの?特徴や種類・着せ方から選び方まで徹底調査!

赤ちゃんの肌着の基本の話◇なんのためのもの?特徴や種類・着せ方から選び方まで徹底調査!

2017年8月24日 公開

赤ちゃんが生まれてはじめに着る肌着。本当にこれを着せないとだめなの?普通に服を着せるのではまずいのかしらと考えるかもしれませんが、赤ちゃんの肌着にはちゃんとした役割があります。そんな赤ちゃんの肌着の基本のお話をアレコレご紹介します。

赤ちゃんの肌着の役割

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赤ちゃんが生まれて最初に身につける服は、肌着です。赤ちゃんの肌着の役割は【体温調節と汗取り】です。

大人と同じだけの汗腺をすでに持っていてたくさん汗をかいた場合、服が汗で湿った状態になりますよね。そのままの状態を放置していると、服に浸みた汗が乾くときに体の熱も奪ってしまうため冷えてしまいます。
赤ちゃんは体温調節の機能がまだ未熟な状態で生まれてきます。体が冷えてきても『寒い』と言葉にできなのです。

そんなときに肌着を着ていると、汗を吸ってくれてそれが蒸発しても、その上に洋服を着ているので体温を保つことができるんです。

赤ちゃんのカラダを守ってくれる大切な役割を担っているのが肌着といえます。

赤ちゃんの肌着の特徴

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赤ちゃんの肌着の特徴は、生まれて間もない敏感な肌への負担が少なくなるように設計されているということと、ママやパパ、家族が着替えさせるとき楽にできるようにできています。

素材は、綿100%で織り方や編み方によって、厚みや肌触りが違います。例えばガーゼ素材やパイル素材などさまざまです。
また、赤ちゃんの肌への刺激が少なくなるように、縫い目やタグは表側になっているものがほとんどです。

着物のような前合わせ(前開き)の状態のものが多く、ひもやマジックテープでとめるようになっています。成長の早い赤ちゃんですから、サイズの微調整はひもやマジックテープでできます。
また、前開きの状態であれば、首すわり前の赤ちゃんでも寝かせた状態のまま楽に着替えをしてあげることができます。

赤ちゃんの肌着の種類◇新生児期

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生まれたばかりの新生児期、この時期の肌着は着物のような前合わせ(打ち合わせ)が主流です。この時期の赤ちゃんは、一日のほとんどをねんねで過ごしますし、首や腰がすわっていないグラグラの状態ですから前が開くスタイルは着替えもしやすく便利です。

新生児期の赤ちゃんに着せる肌着で代表的なものは3種類です。

短肌着:赤ちゃんの腰までの丈で定番で基本となる肌着といわれます。体に適度にフィットして汗をしっかり吸い取ってくれます。

長肌着:赤ちゃんの足まで隠れる丈の肌着です。足の動きもそれほどない生後1ヶ月までの赤ちゃんにおすすめです。おむつ替えもめくるだけなので楽ちんです。

コンビ肌着:長肌着の足の部分が二股に分かれてボタンで留めるようになっている肌着です。足の部分がはだけないし少し動くようになってきても安心です。

赤ちゃんの肌着の種類◇生後1ヶ月以降

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新生児期を卒業した(生後1ヶ月以降)赤ちゃんに着せる肌着ですが、首と腰が座るまでは前開きの肌着がおすすめです。
足の動きも激しくなってきますから、ボディースーツ型やカバーオール型の肌着をチョイスするのもいいでしょう。

ボディースーツ型肌着:足の部分がなく、だるまのような形の肌着のことです。色柄のバリエーションも多くおしゃれなものもあるので、夏ならウェアとして使えるかもしれません。

カバーオール型肌着:コンビ肌着よりもフィット感のある、足の部分が二股になっているタイプの肌着です。


首が座って、腰も座ったらかぶるタイプの肌着に移行できるようになります。ボディースーツ型のクロスショルダーやノースリーブのタイプなどチョイスの幅が広がってきます。

トイレトレーニングを始めるころまでは、股のところを留めるタイプの肌着を着ていれば、おなかがでないので安心できます。

赤ちゃんの肌着の選び方と着せ方

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サイズは基本ぴったりサイズを選ぶ方がいいです。新生児期は50~60の肌着を選びます。素材や形、赤ちゃんにあったものを選びといいです。
サイズ表にこだわらず、赤ちゃんの体型を見てサイズアップしていくことと、足の動きなど赤ちゃんの様子を見ながら選ぶといいでしょう。

どのタイプの肌着を着せてあげるかは、ママやご家族が着替えさせやすさも考慮して着せてあげるのが一番です。
新生児期の赤ちゃんに着せる服の枚数は、大人が来ている服の枚数と同じと考えていいです。3ヶ月を過ぎたころから、大人より1枚少なく着せるくらいがちょうどいいですよ。
赤ちゃんは体温が高いので、大人と同じ枚数だと暑いかもしれません。

赤ちゃんの背中に手を入れてみて、熱いとか汗ばんでいるようなら着せすぎです。また、逆に背中に手を入れて冷えている場合は着なさ過ぎですから一枚羽織らせてあげるなど調節してあげてください。

赤ちゃんの肌着はいつまで?

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肌着をいつまで着せたらいいのかと悩むところですが、いつまでという決まりはないのです。赤ちゃんの成長にあわせて、ママやパパの判断になります。

こうしなければならないという決まりはありませんが、新生児期のような、短肌着・長肌着・コンビ肌着は赤ちゃんがサイズアップしていくのにともなって卒業してもいいでしょう。

足の動きが活発になってくるとボディースーツ型が便利になってきます。このタイプは、長くお付き合いできる肌着ではないかと思います。

小さいうちは汗っかきですから、汗をすってくれる肌着は力を発揮してくれるかもしれませんね。

赤ちゃんの肌着⇒こども用下着(肌着)移行する時期

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赤ちゃんの肌着に多い股の部分を留めるタイプのもの(ボディースーツ型など)は常におなかを隠しておけるので、冷えなど心配がなく安心です。
しかし、トイレトレーニングなどをはじめると、股の部分を外したり留めたりの作業が煩わしくなってくるでしょう。

その時期になると、股の部分を留めなくてもいい子供用の下着(肌着)に移行する時期かもしれません。

実際には、この時期に移行する!という決まった時期はないので、こどもの成長にあわせて様子を見ながら決めるといいでしょう。

ボディースーツ型の肌着はだいたい90くらいまでのサイズなら市販されているので購入も難しくないでしょう。

赤ちゃんには肌着なしはダメ?

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新生児期など体温の調節がより難しい時期の赤ちゃんでなければ、絶対肌着を着ないとダメ!ってことはないのではないでしょうか。赤ちゃんの成長にあわせて、赤ちゃんの状態にあわせてというのが一番いいということになります。

とっても暑がりさんで、自分から何枚も着ていることを嫌がるようになる子もいます。そんなときは肌着を着せずに、普通に服を着せるようにして汗をかいたらこまめに着替えをさせてあげるといいでしょう。
汗で湿ったままの服は肌にも刺激がありますし、カラダも冷えてしまいますのでそのままにしておかない方がいいでしょう。

まとめ

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赤ちゃんの肌着についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
新生児期から赤ちゃんのカラダ、肌を守る肌着についてのことですからいろいろ考えてしまいますよね。

わが家には3歳の男の子と1歳の男の子がいます。そして、わが家は肌着は着せておく派です。夏には汗をある程度すってくれて、暑いところから涼しいエアコンのきいた部屋に入っても冷えることもないようです。冬は単純に保温効果もあるので着せています。

逆に、わたしの弟夫婦のこどもの3歳になる前の男の子は、とっても暑がりさんで自己主張するようになるころから肌着を着るのをとても嫌がったそうで、こまめに着替えをしていてるようです。
わが家とは正反対ですね。

ここまでにもお話してきましたが、赤ちゃんの様子見ながら着せる肌着の素材や形、服の枚数を決めてあげることが大切のようですね。

本などに書いてあることはあくまで目安です。目安をうのみにしてそればかりにとらわれずに、季節や気温、赤ちゃん本人の体調やご機嫌にあわせて肌着や服を選ぶのは大変なことかもしれませんが、赤ちゃんにあった着せ方が見つかるまで試行錯誤してみるといいでしょう。
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