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【ママのための防災知識】災害時に家族と自分を守るために知っておきたい6つのこと

【ママのための防災知識】災害時に家族と自分を守るために知っておきたい6つのこと

2018年9月25日 公開

いつ起こるか分からない災害。それが家族とバラバラの時に起こったら・・・?赤ちゃんと2人きりの時に起こったら・・・? ありえなくはない状況の中、今の備えや知識で、本当に家族や自分の命を守れるでしょうか。 もちろん、何も起こらないのが一番ではありますが、日ごろからの訓練や準備は大切です。しかし、避難グッズもさまざま出ていますが、だからといって、一般的な避難グッズさえ用意していれば、本当に安心と言えるのでしょうか。 今回はママのための防災知識として、知っておきたい6つのことに注目して、ご紹介します。

【ママのための防災知識】いつ自分の身に降りかかるか分からない災害

Baby Mother Mom And · Free photo on Pixabay (128764)

記憶に新しい、大阪の地震、西日本豪雨、関西を襲った台風、北海道地震。
たった2ヶ月ちょっとの間に、このような災害が次々と起き、テレビを見て唖然としていた人もいるのではないでしょうか。

実際に被害にあった地域では、こんな声も聞こえてきました。

「まさか自分の身に起こるなんて。」

まさにそうなんです。いつ自分の身に起こるかは分かりません。
だからこそ、今回の災害を教訓に準備を進めていくのが大切になってくるのです。

特に子どもが生まれて母親として災害に合うことを考えると、心配事も増えます。
子どもを何人も抱えて避難しなければいけない状況になるかも・・・

そんなときに困らないよう、日ごろから知っておくべき知識とはどんなものがあるのでしょうか。

1.被災時の”避難”について考える

Traffic Jam Automotive · Free photo on Pixabay (128845)

被災時には避難を要されることがあります。ある程度被害が予想される、例えば台風時の川の氾濫、土砂崩れの危険性があるときには早め早めに避難することが大切です。

✔避難指示のレベルを知っておく

避難指示には3段階あるのをご存じでしょうか。

拘束力が弱いものから順番に並べると、
・避難準備・高齢者等避難開始
・避難勧告
・避難指示(緊急)

です。

小さいお子さんがいる家庭では、できるだけ避難準備・高齢者等避難開始の時点で、必ずすぐに避難できる準備(リュックを背負っておく、子どもは着替えさせておくなど)を整えておきましょう。避難場所が遠方の場合は、避難を開始してもいいかもしれません。

✔どこに避難するのか

避難場所はどこか知っていますでしょうか。大体は地域の小学校や中学校、公民館などが避難場所になっていることが多いのですが、災害の種類によっても違ってきますので注意しましょう。

例えば、台風などが原因で水害が起こっているのに、氾濫しそうな川の近くの避難場所に避難するわけにはいきませんよね。

状況によって避難する場所は変わることがありますので、必ず情報をチェックしましょう。そのためには近くのいくつかの避難場所を普段から確認しておくことも大切です。また、地域によっては災害時にメールや有線放送などで、避難場所の案内をしてくれるところもありますので、どこで避難所の情報を知ればいいのかも、合わせてチェックしましょう。

2.被災時の”持ち物”について考える

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避難するときには防災セットを持っていくと思いますが、その防災セットは準備できていますか?準備していたとしても、どこに置いているでしょうか。

そして中身は、本当に自分たち家族に合った内容でしょうか。

✔何を持って避難するのか

防災セットは一般的な家族が数日間生き延びるために、ということを仮定されて作られたセットです。もちろん、そのセットを買えば一通りのものは揃ってはいるのですが、必要なものというのは家族によって違います

例えば小さい子どもがいる場合は、おむつは必需品ですし、着替えも多めに必要になるでしょう。非常食としてセットされて物は食べないかもしれません。また、普段から飲んでいる薬などはないでしょうか。

セットを買って安心となるところではありますが、今一度防災セットの中身が自分たち家族にとって、本当に必要なものが入っているかについて確認してみましょう。

3.被災時の”連絡”、”情報”について考える

Iphone Business Email · Free photo on Pixabay (128846)

被災時には停電になったり、電波が途切れたりなど、なかなか他の家族と連絡が取りにくかったり、刻々と変わる被害情報が得にくいものです。

そんなときはどうすればいいのでしょうか。

✔家族、学校や園などとの連絡の方法を決めておく

昼間、子どもたちは学校や園にいるときに災害が起こったときのことを考えてみましょう。
災害直後は電話も回線が混乱したり、停電になったりして、連絡がスムーズに取れなくなることが考えられます。

学校や園との連絡方法
学校や園では緊急時の保護者のお迎えも含めた避難訓練を実施しているところも多くなってきました。そんな避難訓練には、できる限り参加しておきましょう。どうしても参加できないときには、災害時の対応について書かれたプリントを熟読したり、先生に確認したりしておきましょう。

家族との連絡方法
旦那さん、または自分が仕事、外出中などで家にいないとき、どのように家族と連絡をとればいいでしょうか。
・NTT災害用伝言ダイヤル「171」
NTTには災害用の伝言ダイヤルというものが設けられています。連絡を取りたい電話番号に対して、1伝言30秒までメッセージを録音可能です。
例)メッセージを録音するとき:171+1+電話番号
メッセージを再生するとき:171+2+電話番号

※災害時には「家の電話番号にメッセージを入れる」などと家族で統一しておくようにしましょう。

・携帯電話用「災害用伝言板」
携帯電話会社が提供するサービスで、災害時に100文字程度メッセージを入れられる掲示板があります。自分の安否情報、どこにいるかなどを書き残しておいて、他の家族に確認してもらうという方法です。
携帯電話会社によって、方法が違いますので、普段からチェックしておきましょう。

・LINE、twitter、SkypeなどのSNS
電話以外の連絡の取り方も決めておきましょう。電波さえあれば、電話はつながらないけれど、SNSは使えるということもあります。

・三角連絡法
三角連絡法というのは、遠方の親せきや友人に自分たちの連絡をしておくという方法です。家族で何かあったときはその人に連絡をすると決めておき、その人から相手の状況を確認する方法も有効です。

・集合場所を決めておく
何かあったときの集合場所を決めておくのもいいでしょう。子どももすぐ行けるような地域の避難場所を集合場所とし、交通道路状況などを見ながら、そこへみんなが向かうという方法も安心です。

✔情報元となるものを確保

災害時には情報を得ることがとても大切です。
停電などでテレビが見られない、電話がつながらない、スマホが充電できないという状況に備えておくことも必要です。

情報源として、次の2つは用意しておくと安心です。

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大容量のバッテリーで安心のポータブルラジオです。なかなかラジオを普段から聞いているという人は少なくなってきたかと思いますが、これを機会に家の中に備えておくのもいいですね。

白でシンプルなので、どんなインテリアにも合いそうです。災害時にはスマートフォンの充電も可能。停電になってお太陽光での充電に対応できるのが嬉しいところです。

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スマートフォンは大切な情報源です。外出中に災害にあったときに、充電が切れそうなスマートフォンは役に立ちません。普段からバッグの中にひとつモバイルバッテリーを入れておくと、いざというときに焦りません。

小型のものもたくさん出ていますので、ひとつ持ち歩く用に購入しておくのもいいのではないでしょうか。

4.被災時の”食”について考える

Chrome Kitchen Microwave Household · Free photo on Pixabay (128847)

災害時には避難して炊き出しなどのサービスを受けるのも有効ですが、災害直後は混乱してなかなかそうはいかないときもあります。自宅にいた方が安全な場合もあるので、自宅で災害時でもできる非常食の作り方を知っておくのがいいでしょう。

✔災害時に自分でも作れる非常食レシピ

災害時は水道が出ない、ガスが使えない、電気が使えないなどという状況も起こりえます。

ガスが使えないなら、電子レンジでれ出来る料理を。
電気もガスも使えないなら、カセットコンロでできる料理を。


など、あらゆる場合を考えて対策を打っておきましょう。

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ひとつ持っておくと便利なカセットコンロ。アウトドア用品としても使えるので、災害時用というだけでなく、準備しておくといいですね。

5.被災時の”水”について考える

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災害時には断水になることもあります。水は飲むだけでなく、トイレを流す水、手洗い、歯磨きやうがいをする水として衛生的にも大切です。

水は電気やガスと比べると復旧にも時間がかかるもの。そのため、必ず備えておきたいもののひとつです。

✔家族に必要な水の量を確認

水はどのくらい必要なのでしょうか。

一般的には、1人につき1日2~3Lが必要と言われています。子供や高齢者は脱水症状も起こしやすいので、特に注意して用意してあげましょう。家族の数はそれぞれ家庭によって違いますので、2~3L×家族人数分×3日分くらいは備蓄しておくといいでしょう。

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10リットルの水がタンクに入っています。こちらは2個セットですので、家族3人なら、このくらいが適当でしょう。家族の人数によって調節してみてください。

6.被災後の”住居”について考える

Shoes Sleeping Bag · Free photo on Pixabay (128849)

考えたくはないですが、災害によって家が倒壊してしまった、傾いてしまった、火事や水害の被害を受けたなどがあったとき、どうすればいいのでしょうか。

✔賃貸の場合は賃貸契約書をチェック

持ち家ではなく、賃貸の場合はまずは大家さんに連絡しましょう。
被害が契約者の損失による被害(台風なのに窓を閉めていなかったなど)ではない場合、修繕費は貸主負担になることが多いからです。契約時に契約書などに書かれていることが多いので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
契約している保険によっては、家財道具などの被害も保証してもらえる場合もあります。

もうそこには住めないなどの判断した場合は、借り換えなどを考え、新たに引っ越す場所を探しましょう。

✔持ち家の場合は保険をチェック

まずは契約している火災保険などを確認しましょう。
火災、地震、水害、それぞれ被災した内容が保障に入っているかが重要です。入っているのであれば、家の補修が必要な場合はそちらの保険を利用することができます。そうでない場合、自己負担になってしまいます。
そのため、災害に備えた保険への加入は必要です。今一度見直してみるのがいいでしょう。

補修費用の自己負担はおろか、全壊、半壊など、もうそこへは住めないこになっても、住宅ローンが免除になることはありません。金銭的負担はありますが、いざというときのために、保険などの備えも必要なのです。

まとめ

Hands Friendship Friends · Free photo on Pixabay (128850)

いつ起こるか分からない災害。
いざというときには、慌ててしまうものではありますが、今回ご紹介したような知識があるのとないのでは、対応が変わってくると思います。

自分と家族の命を守るため、準備できることはしておき、正しい知識を身につけておきましょう