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【防災】備蓄品リストを作ろう!必要な食品の備蓄量は?子育て家庭で備えたいものを紹介!

【防災】備蓄品リストを作ろう!必要な食品の備蓄量は?子育て家庭で備えたいものを紹介!

2020年6月12日 公開

日本は災害の多い国ですよね。今後30年で大地震が起きる確率が、なんと80%と言われています。もしもの時のための備蓄はされていますか?いまいち何を揃えたらいいかわからない方は、備蓄品リストの作成がおすすめです。普段どれだけの食料を備えているか、賞味期限はいつ切れるのかなど、リストにしていれば定期的にチェックをして、災害に備えることができます。今回は備蓄品リストを作成するために、どれくらいの備えをすればよいのかなどを解説していきます!

備蓄品リストを作ろう!どれくらいの量が必要?

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災害に備えて、食料品の備蓄はどれくらい必要かご存知ですか?農林水産省が公開している「災害時に備えた食品ストックガイド」によると、最低3日~1週間分の食料品を備えることが望ましいとされています。
なぜかというと、支援物資が届くのに3日以上かかることが多いほか、物流が止まり、スーパーやコンビニで食料品が買えるのが1週間はかかると言われているからです。ですので、自宅での食料品の備えは、最低3日分以上用意しましょう。

備えたい食料品は?大人1人が3日分の食料を用意する場合

では、なにをどれだけ備えればよいのでしょうか。大人1人が3日分の食料を用意した場合は、以下の通りです。
・水 9リットル(1人1日3リットル)
・主食 9食分
 例)レトルトご飯やアルファ米…7個
   即席めんやカップ麺…1個
   乾パンや缶詰パン…1個
・主菜 9食分
 例)魚介や肉の缶詰…4個
   レトルト食品…5個
・副菜など
 
   日持ちする野菜(玉ねぎやジャガイモ)
   野菜ジュースや果汁ジュース
   チョコレートやビスケットなどのお菓子類
   即席みそ汁やカップスープなど
   調味料類
上記を参考に、各家庭に合わせて、必要な備蓄品のリストを作成してみてください。

また、災害時には栄養バランスが偏り、便秘や口内炎などの体調不良を起こしやすいです。ですので、ビタミンやミネラルをとれるような食料品も備えてください。野菜ジュースやドライフルーツなどか気軽にビタミンを取れるのでおすすめです。

赤ちゃんのための備蓄品は?

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では、次に心配なのは、子どもの食料品です。子どもの備蓄は何を用意すればよいのでしょうか?まずは、赤ちゃんがいる家庭で備えておきたいものを紹介します。

ミルク

授乳中の赤ちゃんがいる家庭で備えたいのは、粉ミルクや液体ミルクです。普段からミルクを使っている人と、母乳のみで育てている人とそれぞれかと思います。母乳で育てている人も、ぜひミルクは備えておいてください。

なぜかというと、災害のストレスは母乳の生成に影響を与えます。災害のストレスで、母乳が出なくなってしまう可能性もありますので、ミルクを備えておくといざというときに安心です。

おすすめなのは液体ミルク

そして、備えるミルクは、液体ミルクがおすすめです。災害時は水道やガスが止まる可能性があり、そうなると粉ミルクでミルクは作れません。ですが、液体ミルクはそのままあげられるので、ライフラインが止まった時でも安心です。

そして、哺乳瓶は使い捨てのものがあると、水などが手に入りにくいときでも安心ですよ。

幼児のための備蓄品は?

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続いて、幼児のいる家庭で備えたいものを紹介します。

ベビーフードやレトルト食品

それは、ベビーフードなどのレトルト食品です。災害時は離乳食を作れなくなる場合が多く、食べさせるものがないのは困りますよね。普段手作りで離乳食をあげている家庭でも、ぜひベビーフードを災害用として備えてください

備蓄用の食品は1度食べさせる

災害時に初めてのものを食べさせるのは、アレルギーのリスクがあるので心配ですよね。それに、食べたことのないものだと、口にしてくれない可能性もあります。

普段の生活から食べさせていたら、子どもの好みもわかり、子どもが好きなものを備えられるのでおすすめです

保管場所はどうする?ローリングストック法とは?

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備蓄品のリストを作成し、いざ備えようとしても困るのは保管場所や管理ですよね。倉庫の奥に保存期間の長い非常食をしまい込んで、気付けば賞味期限が過ぎていたなんてことも…。そうなると、いざというときに困りますよね。ですので、おすすめの備蓄方法を紹介します。

保管場所は分散させる

備蓄品を保管するとき、一か所にまとめておいていませんか?一か所にまとめると、スペースの確保が大変ですよね。おすすめなのは、保管場所を分散させることです!メリットは2つあります。
・まとまった保管場所を確保しなくてもいい

・一か所の保管場所が災害でつぶれたり入れなくなっても、ほかの備蓄品が使用できる可能性がある
分散させることで、まとまったスペースを確保する必要もなく、さらに備蓄品を守ることにもつながります!しかし、保管場所がわからなくなると困りますよね。

そこで、備蓄品リストを活用しましょう!備蓄品リストに保管場所を書いておくと、いざというときもすぐに備蓄品を見つけられますよ。

ローリングストック法とは?

保管場所の次は、備蓄品の管理について紹介します。いざというときに賞味期限が切れていたなんてことは避けたいですよね。

そこでおすすめなのは、ローリングストック法です。ローリングストック法とは、普段から少し多めに食料品を買っておいて、消費した分だけ買い足し、一定数の備蓄を確保する方法です。

こちらは、農林水産省や日本気象協会など、公的機関が薦める保管方法です。ローリングストック法のポイントは、日常生活で消費しながら備蓄していくということです。

普段から消費していくことで、備蓄品の賞味期限を切らさないようになり、さらに食べなれているものなので、いざというときでも日常生活と変わらない食事をとることができます。

そして、備蓄品リストを作成しておくと、ローリングストックで消費していっても、何をどれだけ買い足せばよいかがわかるので、いつも一定数の食料品の備えができますよ!

備えあれば憂いなし!もしもの時のために備えよう!

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今回は、食料品の備蓄について紹介しました。備蓄品リストの作成や保管のポイントは以下の通りです。
最低3日~1週間分を用意する
・液体ミルク、ベビーフードを備蓄用として備えておく
・保管場所は分散させる
ローリングストックで、普段から消費していくことで賞味期限を切らさない
・備蓄品リストに賞味期限や保管場所を記入する
いつ起こってもおかしくない災害ですが、備蓄品リストを作成して準備し、いざというときに備えましょう!