ikumama

Top
人工授精ってどんなもの?知っておきたい人工授精の方法と内容!

人工授精ってどんなもの?知っておきたい人工授精の方法と内容!

2017年2月10日 公開

人工授精って知っていますか?人為的に行うのであまり良い印象がない場合もあるかもしれません。しかし、不妊治療では一般的に行われているものなので知っておくととても便利です!是非参考にしてみてください。

不妊の時に考える人工授精

不妊で悩んでいない?

不妊で悩んでいない?

子供が欲しい夫婦によっては妊娠が中々できないと不妊かもしれない、どちらかに原因があるかもしれないと悩みの種になってしまいますよね。ですが、現在の社会では不妊治療は特別なものではなくなってきています。6組に1組のカップルが不妊治療を受けているというアンケート結果があるからです。

不妊については、どちらか片方が悩むよりもお互いで相談をしてパートナーと行うようにしましょう。
一緒に不妊治療を行う事は妊娠に繋げるためにも重要なポイントなのです。

人工授精とは

人工授精とはどんなもの?

人工授精とはどんなもの?

人工授精とはどのようなものなのでしょうか。
簡単に説明すると精子を子宮内へ直接注入し、卵子と精子が出会う確率を高めるというのが不妊治療の目的です。
非常に人為的に妊娠を操作するような印象がある人も多いと思いますが、立派な治療で精子も卵子も本人のものを使うのでちょっとした手助けをするものと考えましょう。
治療はおもに精子に問題がある場合、もっ
と正確に言えば、精子の数が 少ない場合や、
運動率が低い場合が最も適応となります。正常
な男性の場合、精液量は1.5~4.0ml、
精子濃度5000万/ml以上ですから、通常1
回 あたり7500万~3億程度の精子が射精されることになります。
人工授精を行うためには4000万程度の精子が必要とされており、精子の濃度もこれらに関係してきます。
精子濃度は1000万/ml以下の場合だと精子の運動率が極端に悪い場合には精子無力症と考えられます。こうなってくると体外受精が一番の妊娠への近道になるケースが多いです。

男性に原因がある場合に良く行われる

男性に原因がある場合に行われる事がある

男性に原因がある場合に行われる事がある

人工授精が行われるのは、主に男性側に問題がある場合に行われています。
◆男性の精子の数が少ない
◆精子が子宮内へ入らない
◆膣内射精が出来ない
などのものについて対応するために行われます。こうした症状がある場合には人工授精を行う事で妊娠する確率を高める事が出来ます。不妊の原因が女性側と男性側どちらにあるのかわからないケースが多いので検査を一度受けてみる事が必要です。
病院で検査を受ける事で不妊の原因を明らかにしてから不妊治療にのぞむのが一般的です。

女性が原因の場合の人工授精とは

女性が原因で人工授精するケースもある

女性が原因で人工授精するケースもある

女性の場合は子宮頸管粘液といわれる分泌液が少ないと精子を子宮へ上手く誘導できません。このようなケースの場合は女性の不妊治療として人工授精が行われます。人工授精によって精子と卵子の距離を縮め、近道をさせるイメージを持っておくと便利ですね。

他にも女性の体内に精子に対する抗体が出来てしまう場合も不妊治療が行われます。パートナーの精子を異物として攻撃してしまうので精子が子宮までたどり着けなくなります。人工授精によって子宮内への移動を手伝うという事になります。

このように女性が原因で不妊治療のひとつである人工授精を行うケースがあります。

人工授精の流れや方法について知ろう

人工授精の流れや方法について知っておこう

人工授精の流れや方法について知っておこう

人工授精というと不安を感じる人も多く調べている人も良く見かけます。
基本的な流れでは
◆排卵前から準備をする
◆排卵後に人工授精を行う
◆妊娠を確認する
という流れになります。
1. 排卵日を推測(生理~7日以内)

人工授精の成功率を高めるため、生理になった段階から次の排卵に向けた準備を行います。人工授精では排卵に合わせた精子の注入が必要なため、排卵日を予測することが大切です。
排卵の方法は女性の体の状況によって左右されるので医師の指示に従ってください。
2. 排卵前検査(生理10日~12日)

超音波検査にて直接卵胞の成長を確認したり、排卵検査薬で黄体形成ホルモン(LH)を測定することで、排卵日を正確に予測します。
排卵日を特定したら人工授精の日に向けての準備が始まります。
3. 排卵日(生理12日~排卵日当日)

排卵から24時間以内のタイミングで人工授精を行えるように、定期的に通院します。女性は排卵しているかを確認され、男性は排卵に備えて採取した精子を病院に渡します。
自宅か病院で精子を指定の容器に出し提出します。精子の洗浄を行った後に女性の子宮内へ注入する事になります。
精子中には少なからず雑菌が含まれている可能性があるため、卵管炎などを引き起こしたり、子宮収縮を引き起こしてしまう可能性がるため洗浄が行われるのです。安全性の確保と妊娠率の上昇のためにも必要不可欠となります。
4. 妊娠判定

人工授精後は着床可能性を高めるための処置を行い、人工授精を実施してから14日後には妊娠判定を行います。妊娠検査薬を使用したり、月経の有無を確認したりして妊娠しているかを判断します。
着床していない場合には再び人工授精を行うという方法に戻ります。

人工授精に痛みはあるの?

人工授精に痛みはある?

人工授精に痛みはある?

人工授精に痛みを感じるケースはあるのでしょうか。
体験談を確認してみましょう。
子宮口を広げる為の器具は、違和感がある程度で痛みはなかった。 その後、お腹を突き抜ける様な痛み、思わず「痛い!」と声が出る。が、比較的短い時間でその器具は抜けた。
皆さんの体験談を読んで、卵管造影よりは痛くないのだろうと思っていたのですが、予想を裏切る痛みと、時間も長く感じました。
失敗で、1個しか排卵していなかったので、3,4回目は生理が始まったら一日おきに6本ぐらいHMGを筋注し、卵が育ったことを確認したらHCG筋注をし、次の日に人工授精をしました。注射はやっぱり痛いですが、2~3個排卵してました。
このように痛みが合ったケースが多くありましたが、他の口コミには痛みが無かったというものもありました。
女性の体には個人差があるので、痛みにも個人差が出てくるのは仕方がない事のようです。
一応説明もあると思いますが、痛みは覚悟の上で行うようにしたいですね。

人工授精に条件はある?

人工授精の条件は?

人工授精の条件は?

人工授精を行う際には条件などがあるのでしょうか。
まず、条件として考えられるのが
◆排卵がある事(治療で排卵があれば良い)
◆子宮や膣がある事
◆卵管の機能が片方だけでも保たれている事
◆良質な精子が一定数ある事
とされています。人工授精を効果的に行うためにも最低限必要な条件です。

軽度の男性不妊や勃起障害、頸管粘液分泌不全、タイミングでも妊娠を半年から1年出来ない、抗精子抗体があるという人が適応している事になります。妊娠を急がなければいけないという人でも人工授精が行えるケースもあります。
また、精子の力を向上させるためにも毎日精子のサイクルを良くしてあげるために夫婦生活を持つ事をおすすめされるケースも多くあるので医師の指示に従いましょう。

合併症の危険性について

合併症の危険性について

合併症の危険性について

人工授精で引き起こされる可能性があるものは出血、痛み、感染が考えられます。
子宮頸管をカテ-テルを通す、入れやすくするなどの際にごくまれですが傷が出来る事があり少量の出血が引き起こされる事があります。
カテーテル挿入時に子宮頸管にあたって一時的に痛みとして感じたり、卵管から腹腔内に漏れる際に痛みが出る事があります。安静にしていると戻りますが、痛みがひどい場合には鎮痛剤を使うケースがあります。

他にも、細心の注意をしていても人工的なものになるため感染症の可能性がゼロではありません。膣内にある最近が入る可能性もあるので施術後に抗生物質の処方が出てくる事があります。施術後に鈍い下腹部痛が強くなる場合には受診をするようにしましょう。

人工授精の成功率はどの程度ある?

人工授精の成功率はどの程度?

人工授精の成功率はどの程度?

人工授精による妊娠率は施設ごとや状況によって変わるので比較するのが難しいとされています。
妊娠を成功させる人の多くが約6回程度とされているので、大体このような回数程度までは受ける必要があるとされています。また、人工授精でどうしても妊娠出来ない場合には次のステップとして体外受精という方法があります。

ちなみに人工授精を行っている間の生活ですが、特に注意点の説明等が無ければ基本的にいつもと同じで問題ありません。成功率との関係性は基本的にありませんので、ストレスのない生活を心掛けるというのが良いかもしれませんね。

まとめ

最後に

最後に

いかがでしたでしょうか。
人工授精は基本的に不妊治療のスタートにも近い部分があります。不妊かな?と悩んだときにはパートナーと良く相談をして行うようにしましょう。回数をこなしても妊娠しない時には妊娠しません。次のステップ、次のステップと医師とよく相談して行っていく必要があります。
是非参考にしてしっかりと人工授精についても考えていくようにしましょうね。
]]>