子なし夫婦を悩ませる「子なしハラスメント」とは?
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「子なしハラスメント」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?2015年あたりから徐々に注目されてきている問題で、子供のいない人に対して不快な思いをさせる言動のことを言います。
例えば
「子供がいない人は気楽でいいね」
「子供は絶対に産むべきだよ」
「子供を産まないなんて親不孝!」
「子供のいない人には分からないよ」
などと言った「子なし」という事実に対する様々な価値観や感情から来る言動です。時には「子なし」に対して偏見の目で見たり、異常だと考える人も少なくありません。こうした子なしハラスメントは、多くの子なし夫婦を苦しめているのです。
例えば
「子供がいない人は気楽でいいね」
「子供は絶対に産むべきだよ」
「子供を産まないなんて親不孝!」
「子供のいない人には分からないよ」
などと言った「子なし」という事実に対する様々な価値観や感情から来る言動です。時には「子なし」に対して偏見の目で見たり、異常だと考える人も少なくありません。こうした子なしハラスメントは、多くの子なし夫婦を苦しめているのです。
子なし夫婦の割合は?
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「子なし」に至った経緯はそれぞれありますが、現在子なし夫婦の割合は全体の既婚夫婦の約4割ほど。1970年には2割弱だったのが、1990年以降には3割超となり、年々増加傾向にあります。
同時に興味深いのが、内閣府が2009年に行った調査によると、20〜30代の男女は「結婚しても必ずしも子供を持つ必要はない」と考えている人が約6割にものぼることが分っています。これらの数字が示す通り、結婚=出産という考え自体がやや古くなってきており、子供を持つ・持たないは夫婦の選択次第という時代に変わりつつあるようです。
同時に興味深いのが、内閣府が2009年に行った調査によると、20〜30代の男女は「結婚しても必ずしも子供を持つ必要はない」と考えている人が約6割にものぼることが分っています。これらの数字が示す通り、結婚=出産という考え自体がやや古くなってきており、子供を持つ・持たないは夫婦の選択次第という時代に変わりつつあるようです。
子なし夫婦になった理由は?
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子なし夫婦になった理由は様々あります。初めから子供は持たないと決めていた人や仕事などの諸事情で出産のタイミングを逃してしまった人、不妊治療などの努力をしたものの授かることが出来なかった人、経済的理由で子供を持てない人、身体的理由で子供を産まない・産めない人などです。
どのような理由でも、このような結論に至るまでには不安や葛藤など様々な思いがあったことでしょう。本人たちにしか分からない深い心の傷もあるはずですよね。
どのような理由でも、このような結論に至るまでには不安や葛藤など様々な思いがあったことでしょう。本人たちにしか分からない深い心の傷もあるはずですよね。
子なしハラスメントの実態とは?
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子なしハラスメントは、直接的な言動に限らず、あらゆる場面で起こっていることなのだそうです。特に女性の場合、それを強く感じることが多く、悩み苦しんでいる人も多いと言います。以下に子なしハラスメントによる様々な影響をご紹介します。
①職場での不公平感
最近は子育てママが仕事をしやすいよう、時短ワークや産休・育休制度を積極的に行う企業が増えていますよね。しかし、その一方で仕事のしわ寄せが来ているのは、独身者や子供のいない既婚者たち。「子供が居ないんだから」という理由だけで業務の負担が増えてしまっているのが実情です。
「マタハラ」などを危惧するあまり、逆に子供のいない人たちのことを疎かにしているような気もしますよね。これを最近では「逆マタハラ」と言って問題視する声もあるそうです。
「マタハラ」などを危惧するあまり、逆に子供のいない人たちのことを疎かにしているような気もしますよね。これを最近では「逆マタハラ」と言って問題視する声もあるそうです。