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【子育てママ必見】教育費ってどのくらいかかるの?幼稚園から大学まで公立私立の違いを比較!

【子育てママ必見】教育費ってどのくらいかかるの?幼稚園から大学まで公立私立の違いを比較!

2019年11月3日 公開

子育て中心配事のひとつがお金の問題ではないでしょうか。特に子どもの教育費は、子どもの将来ために出来る限り用意してあげたいと思うもの。しかし、どのくらい用意すればいいのかご存知ですか?今回は子育てママが知りたい、公立校に通った場合と私立校に通った場合の教育費の比較をしました。授業料、給食費、PTA会費などなど、さまざまかかる教育費。まだまだ赤ちゃん、就園前だから・・・と後回しにせず、将来の教育費についてみましょう!

子育てママが気になる幼稚園から大学までの教育費の基本

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幼稚園から大学までの教育費。その総額を計算したことはありますか?よく子ども1人につき、1,000万円かかるとききますよね。この1,000万円という金額はどのような場合のお金なのか知っていますか?

公立学校へ進学するか、私立学校へ進学するかでその金額は大きく違います。その総額の差について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

子育てママが知りたい!幼稚園にかかる教育費

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幼稚園では、どのような費用が必要なのでしょうか。費用ごとにまとめてみていきます。

◎入園料
公立幼稚園の場合…0円~10,000円程度
私立幼稚園の場合…50,000円~100,000円程度


まず、入園が決まったときに払う入園料ですが、公立幼稚園の場合は不要の場合もあります。園によっては入園料が必要な場合もありますが、高くても10,000円程度。私立幼稚園の場合は50,000円程度~と少し高めに設定されている場合が多いようです。

◎保育料
保育料は2019年10月から始まった幼児教育・保育無償化制度により、3歳から5歳までの全ての子どもたちの利用料が無料になりました。しかし、月額2.57万円までという上限もあるため、公立幼稚園でこの上限を超えることはほぼないものの、私立幼稚園では差額を払わなければいけない場合もあるでしょう。
◎給食費(1年間)
公立幼稚園の場合…20,418円
私立幼稚園の場合…29,924円

厚生労働省HP「平成28年度子供の学習費調査」より)

幼稚園の場合は、お弁当の園というのも多いですし、給食があっても公立、私立そこまで大きな差はないようです。

◎教材・教育費
こちらは公立私立関係なく、実費がかかる場合が多いです。絵本、教材、学習用品、園外保育費(バスで遠足へ行ったなどのバス代)などがかかります。

◎施設費、PTA費、制服費など
その他、施設運営費用やPTA費用がかかることがあります。これは園によって異なるので、通っている園や入園予定の園へ確認しましょう。制服や体操服など、指定の用品が必要な場合にも実費かかります。

このように、公立園と私立園では、幼児教育・保育無償化によって大きく違っていた保育料に関しては差が少なくなりました。そのため、他の教材、教育費、施設費、制服費等によって差が出る場合が多いです。公立園でも教育方針によっては多くかかる場合もあるようです。

子育てママが知りたい!小学校でかかる教育費

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続いて、小学校でかかる費用についても見てみましょう。

◎授業料・教材費など学校教育費(1年間/入学金含む)
公立小学校…60,043円
私立小学校…870,408円

厚生労働省HP「平成28年度子供の学習費調査」より)

公立と私立で大きく箇所はここでしょうか。小学校は義務教育ということもあり、公立小学校では基本的に入学金や授業料は不要です。その他の教材やワーク、ノート、また修学旅行や宿泊学習の積立金などが学校教育費として、かかります。

私立小学校は私立小学校は10万円~という高額な入学金がかかることがあります。また、私立の場合は受験して入学という場合が多いので、受験料なども入学前に必要となるでしょう。入学してからは授業料が月々かかります。公立とは年間80万以上違います。

◎給食費
公立小学校…44,441円
私立小学校…44,807円

厚生労働省HP「平成28年度子供の学習費調査」より)

給食費にはあまり違いがないようです。

◎制服費
入学時や体が大きくなった時に必要となる制服や体操服。私服通学の学校もありますが、どちらにしても実費かかります。

◎その他(設備費、PTA会費など)
こちらは学校によっても大きく異なりますが、一般的に公立校よりも、私立校の方が多めにかかる場合があるようです。

このように、小学校は6年間と長いこともあり、6年間の教育費の総額としては公立と私立の差が出やすい時期と言えるでしょう。

子育てママが知りたい!中学校でかかる教育費

School Blackboard Apgujeong - Free photo on Pixabay (166679)

小学校と同じく義務教育の中学校期間。公立と私立を比較してみましょう。

◎授業料・教材費など学校教育費(1年間/入学金含む)
公立中学校の場合…133,640円
私立中学校の場合…997,435円

厚生労働省HP「平成28年度子供の学習費調査」より)

こちらも差が開いていますね。私立中学校の場合は入学金も必要なため、このような違いがあるようです。

◎給食費
公立中学校の場合…43,730円
私立中学校の場合…8,566円

厚生労働省HP「平成28年度子供の学習費調査」より)

給食費は私立中学校が極端に少ないですが、これは給食のない学校があるためです。お弁当が必要な学校も多いことを知っておきましょう。

◎制服費
入学時に必要となる制服や体操服。総額は学校により異なりますが、一般的に男の子よりも女の子の方が高くなる傾向があります。成長期なので3年間と言えど買い替えが必要な子もいるようです。

◎その他(設備費、PTA会費など)
こちらも小学校と同じく、私立校の方が高くなる傾向があります。

このように、授業料や教材費などにかかる費用が公立と私立では大きく異なります。その差は7.5倍。また、私立中学校の場合、給食がない場合もありますので、お弁当を作る手間や費用などがかかることも考慮しなければいけませんね。

子育てママが知りたい!高等学校(全日制)でかかる教育費

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高等学校では、中学までの義務教育と比べて、公立校でも費用も多くかかりますので、高校入学までにはしっかりと教育費を貯めておきたいものですね。

◎授業料・教材費など学校教育費(1年間/入学金含む)
公立校の場合…275,991円
私立校の場合…755,101円

厚生労働省HP「平成28年度子供の学習費調査」より)

高校からは公立校でも入学金が必要です。
そして、高等学校は義務教育ではありませんが、2010年から授業料の無償化が始まっています。高等学校等就学支援金制度というもので、年収910万円未満の世帯に月額9,900円支給されるようになっています。(2019年10月現在)公立校の場合はこの制度により、授業料の負担が大分軽減されています。

しかし、私立校の場合は授業料が高く設定されているため、この支援金では保護者の負担の大きすぎる部分があります。そのため、2020年4月に改正される制度では、年収590万円未満の世帯の私立校に通う生徒は支給額の引き上げが検討されています。

◎昼食代
公立私立ともに給食がないため、お弁当または学食での費用が必要です。

◎制服費
中学校と同じく、実費がかかります。女子の場合は買い替えが必要なことはほとんどないようですが、男子はまだまだ成長期なこともあり、買い替えが必要になる場合も。

◎その他(設備費、PTA会費など)
学校ごとに異なりますが、私立校の方が多めにかかる場合が多いでしょう。

子育てママが知りたい!大学(全日制)にかかる教育費

Classroom School Education - Free photo on Pixabay (166611)

近年、大学(4年制)への進学率は徐々にアップしています。そのため、教育費の計算も、大学へ進学予定で計算する方が多いようですよ。

◎受験料
1万7,000円程度
大学へ進学するには受験が必要です。意外と忘れがちな費用ですが、滑り止めとしてたくさんの大学を受ける場合は、受験料×受ける大学数・学科数分かかります。

◎入学金
国立大学…282,000円
公立大学…393,618円
私立大学…252,030円

文部科学省HP「国公私立大学の授業料等の推移」より)

入学金だけを見ると、私立大学が安いように見えますね。しかし、これはあくまで平均。私立大学は入学する学部によって大きく異なるのが特徴です。例えば医歯系学部では入学金が1,050,306円というデータも。(文部科学省HP「平成29年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」より)

また、高校入試までもそうですが、大学入試では入学金が何倍もかかってしまうこともよくあること。第一志望の大学の入試日程が遅ければ、その前に滑り止めとして受けた大学の入学資格をキープするために、入学金を第一志望の結果発表の前に納入しなければいけないことも。この納入した入学金は戻ってきません。
◎授業料(1年間)
国立大学…535,800円
公立大学…538,633円
私立大学…900,093円

文部科学省HP「国公私立大学の授業料等の推移」より)

こちらも平均ですが、私立大学は学部によって大きな差があります。文科系学部だと781,003円、理科系学部は1,101,854円、医歯系学部 2,847,940円が平均と言われています。(文部科学省HP「平成29年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」より)

◎その他
その他には教科書代、ゼミ研修費用など、実費がかかります。教科書代だけでも年間数万円かかると予想しておくといいでしょう。

幼稚園から大学までの教育費まとめ

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幼稚園から大学までにかかる教育費、これまでご紹介したものを表にまとめました。
ikumama (166817)

via ikumama
教育費には今回ご紹介したものだけでなく、塾や家庭教師などをはじめとした習い事代もかかりますし、中学以降は部活費もかかります。大学から下宿するのであれば下宿費もかかりますね。

その教育費も考慮すると、子ども1人が、
オール公立校(大学は国立)に進んだ場合:約1000万
オール私立校に進んだ場合:約2500万

必要と言われています。

まとめ

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もしかしたら大学には進学せず、就職、専門学校へなど違う進路を選択するかもしれませんので、計算すればキリはないですが、できるだけ早め早めに準備しておけば問題ありません。計画的に子どもの将来のために最低限は…という気持ちで準備しておけるといいですね。