流産の症状や兆候は?流産に関する基礎知識と流産しないために今できること

喜ばしい妊娠が分かれば、ふと頭をよぎる流産してしまわないかの不安。赤ちゃんを大切に思えば思うほど、流産してほしくなくて心配になることがありますよね。私自身もそうでした。実際、私は流産を5回経験しました。私の体験談を元に流産の基礎知識と流産しないために気を付けるべきことをまとめました。

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2018/05/09 公開 | 3320 view

流産の症状や兆候は?流産に関する基礎知識と流産しないために今できること

流産って何?流産の基礎知識

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流産とは妊娠22週以下の妊婦が、何らかの理由で妊娠を継続できなかったことを指します。
その中でも妊娠12週以下の場合は「早期流産」、妊娠12週から22週の場合を「後期流産」と言います。

流産は珍しいものではなく、妊娠した女性全体の15%は流産を経験しているとの事。
そのうち、約70%は「早期流産」の時期に起こります。
残りの30%が「後期流産」です。

妊娠12週以降の「後期流産」は「死産」として分類されています。
後期流産の場合は、「死産届」を役所に提出する必要があります。

気が付かないうちに流産することもある

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これらの流産の中には、ママが気づかないうちに流産している場合もあります。
本当の初期に流産してしまうと、ママが妊娠に気づかないような時期に起こるので、普通の生理だと勘違いしてしまうことも。

生理周期が安定している方や基礎体温を測っている方は、少し遅れると妊娠を疑いますが、そうでないと分からない可能性もあるのですね。

流産の種類と症状

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流産とひとことで言っても、さまざまな種類や症状があることを知っていましたか?

◆化学流産

「化学流産」とは正式には「流産」とは認められていないもの。

というのもとても早い段階での流産で、生理予定日頃、妊娠検査薬では陽性が出るのに生理がきてしまった、という現象です。
これは受精卵が子宮内に着床しかかったけれども、うまく着床が続かなかったために起こります。

病院では妊娠が確認されていないまま流れてしまうので、医学的には流産に分類はされないとのこと。

◆切迫流産

「切迫流産」とは名前からも分かるように、流産する危険性が高まっている状態のことを指します。
全体で20~30%の妊婦が経験することですが、必ず流産してしまうというわけではありません。

症状としては下腹部痛がある、出血があるなどです。
治療法はとにかく安静にしていること。
ゆっくりと横になって、安静状態を保つことで、改善する可能性が高いです。

◆進行流産/進行性流産

「進行流産」とは、妊娠初期の段階なのに子宮口が開いてしまい、胎児が流れてしまうこと。
この場合はいくら安静にしていても、流れてしまう可能性がほとんどです。
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