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赤ちゃんの離乳食っていつから?知っておきたい離乳食の基本のルールを徹底解説♡

赤ちゃんの離乳食っていつから?知っておきたい離乳食の基本のルールを徹底解説♡

2017年6月30日 公開

赤ちゃんの離乳食っていつから始めるものなの? そもそも離乳食ってどんなもの? 初めてのママは、わからないことだらけですよね。 離乳食を始める時期や離乳食についての基本的なポイントを徹底解説します♡

赤ちゃんの離乳食をスタートさせるポイント♪

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赤ちゃんの離乳食っていつから始めればいいの?
こんな様子が見られたら離乳食をスタートというポイントを紹介します!
まず、生後5~6か月になったというのが1つ目のポイントになります。
離乳食は、早すぎると体に負担がかかってしまいます。
遅すぎても栄養不足になってしまったりするので、早くても5か月、アレルギーなどが心配な場合は、6か月に始めます。
ポイントの2つ目は、首がすわっていて支えてあげればおすわりができる状態であること。
これは、赤ちゃんが順調に発達している目安です。
体を起こしておすわりができるようになると、食べ物を受け入れる態勢も整います。
ポイントの三つ目は、大人の食事を見て、モゴモゴしたり、食べたそうにしている。
あーんと口を開けたり、食べたそうにモゴモゴしたり、よだれをたらしたりするのは、口の筋肉が発達し、かむ運動の準備がととのってきた証拠です。
最後のポイントは、赤ちゃんの口に指をツンツンとあてても押し出さないこと。
哺乳反射が少なくなってきたら、離乳食を始めていいというサインです。
この4つのポイントが現れたら、離乳食をスタートしましょう♪

赤ちゃんが食べる離乳食って大人の食事とどう違うの?

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初めてのママは、離乳食って作るのがめんどくさいと思ったりするかもしれません。
しかし、赤ちゃんの体は大人よりもずっと未熟です。
赤ちゃんは、胃の中の物を吐きやすいので、口から入った食べ物を胃から腸へと送る「ぜん動」は、一歳ごろまで大人の半分以上のレベルです。
食べ物を消化するのに必要な「消化酵素」の分泌も不十分です。
免疫機能も未熟だから抵抗力が弱くて少しの細菌でも食中毒を起こす恐れがあるのです。
そして、赤ちゃんはまだ噛むという力がありません。
前歯で噛んだり、奥歯で噛んだり、唾液と混ぜて口の奥から食道へ送るという大人にとっては簡単なことも、複雑な動きをしているので赤ちゃんは練習する必要があります。
乳臼歯の上下が生えてそろい、本格的な咀嚼ができるようになるのは、2歳半~3歳以降になります。
体の機能は、成長とともに発達します。
胃腸だけではなく、腎臓や肝臓の機能も含めると大人と同じ食事でOKといえるのは、なんと8歳ぐらいなのです。
離乳食や幼児食は、未発達な赤ちゃんの体を守るために大切なものです。

★離乳食の4つの時期について★

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離乳食は、「飲む」から「食べる」という食事に移るための練習期間です。
おっぱいやミルクだけを飲んでいた赤ちゃんだから、最初は液体に近い物からスタート!
飲み込めるようになったら、固形にしていきます。
離乳食のスタートは、5~6か月ごろからで完了するのは、1歳~1歳半ごろが目安。
ペースの早い子は、半年で、ゆっくりの子は、1年かけてその子のペースに合わせて慣らしていきましょう!
離乳食をあげる時期は、赤ちゃんの食べる能力や発達に合わせてゴックン・モグモグ・カミカミ・パクパクの4つの時期に分けて考えます。

ゴックン期(5~6か月ごろ)

母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんは、液体よりも少しとろみのあるトロトロの離乳食を、唇を閉じてゴックンするのがやっとのことです。
裏ごしをしたり、すりつぶしたり、なめらかに調理しましょう。
慣れてきたら、少しずつ水分を減らしてベタベタのケチャップ状にします。
この時期は、離乳食に慣れる時期なので無理やり多く食べさそうとしなくて大丈夫。
ミルクは、欲しがるだけ与えてあげましょう!

モグモグ期(7ヵ月~8か月ごろ)

舌を上下に動かして、食べ物をあごで押しつぶしてモグモグできるようになります。
この時期には、絹ごし豆腐のかたさがピッタリです!
野菜は、指で軽くつぶせるぐらいにやわらかくゆでて、少しつぶが残るようなくらいにすりつぶすか、みじん切りにしましょう!
パサつく魚や肉は、とろみをつけましょう。
食事の量を増やしていきましょう!
母乳やミルクは、欲しがるだけ与えましょう!
1日のミルクは、5回が目安です。

カミカミ期(9~11か月ごろ)

舌ではつぶせない大きさやかたさのものは、左右に寄せて歯ぐきでカミカミできるようになります。
つぶす力は、まだ弱いけど大人とほぼ同じ噛み方に成長!
バナナ程度のかたさの食べ物を歯ぐきでつぶして食べれます。
離乳食の栄養が、母乳やミルクと逆転します。
食事で鉄分補給を心がけましょう!

パクパク期(1歳~1歳6か月ごろ)

やわらかくゆでた輪切りのにんじんなどを前歯で噛み切れるようになります。
噛む力が増して、ゆでた野菜や肉団子などのかたさが歯ぐきで噛む練習に最適です。
離乳食の次は、幼児食ですが、大人と同じものが食べれるのは、まだまだ先です。
離乳食に引き続いて薄味で食べやすく調理しましょう!
栄養の大半が離乳食からになり、この時期は、牛乳やミルクは、1日300~400mlが目安です。

赤ちゃんのペースに合わせることが大切♡

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離乳食では、進めるという言葉がよく使われますが、目安の月齢でステップアップしなくちゃと慌てる必要はありません。
赤ちゃんのかむ力や消化能力の発達に合わせて、離乳食のかたさと大きさ、食品の種類や量をふやしていくということ。
その月齢になったからといって、階段のように急にレベルを上げるのではなく、行きつ戻りつしながら、少しずつ前に進んでいくのが自然なので無理がありません。
進んだかと思ったら、病気をして離乳食を中断しないといけなくなったり、あと戻りするのもよくあることです。
この離乳食の時期は、赤ちゃんが食べてくれた、食べてくれないと、一喜一憂することも多々あります。
よその子と比べてもなにも意味が無いので、赤ちゃんのペースに合わせて目安通りに進まなくて当たり前と頭に入れておきましょう!

知っておきたい!離乳食の調理の基本

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★赤ちゃんが飲み込める形に調理する
離乳食をスタートさせる赤ちゃんは、5~6か月ころの子が多く、ほとんどの子は、まだ歯が生えていないのがほとんどです。
上下の歯が生えてそろうのは、1歳ごろです。
離乳食は、赤ちゃんでも飲み込めるように食材をやわらかく、裏ごししたり、すりつぶしたりして調理します。
おっぱいやミルクを上手に飲むことが出来ても、食べ物を取り込む舌や口の動きは、練習してちょっとずつ上達していくもの。
トロトロ状から始めて、歯の生え方や口の動きの発達をみながらかたさを調節しましょう。

★食材は、加熱と殺菌をしよう
赤ちゃんは、細菌に対する抵抗力がとても弱く、離乳食はつぶしたり刻んだりするので、細菌感染の機会もふえます。
赤ちゃんに食べさせるものは、すべて加熱すると安心です。
豆腐も湯通ししたり、冷凍していた食材も電子レンジでアツアツに加熱しましょう!

★消化吸収の良いおかゆを最初に与えましょう
米やイモ類などの炭水化物は、トロトロに調理しやすいだけではなく、赤ちゃんの未熟な胃腸でも消化吸収しやすい栄養素です。
なかでもお米は、アレルギーの心配が少ないので離乳食は「10倍がゆ」からスタートするのがおすすめです。

★油や味付けは必要ありません
余分な塩分を体の外に出す役割をする腎臓の機能は、生後6か月の赤ちゃんで大人の半分。
多すぎる塩分は、赤ちゃんの腎臓に負担をかけてしまいます。
ゴックン期は、味付けなしでモグモグ期は、砂糖や塩、しょうゆやみそなどほんのひとつまみ以内にして1歳を過ぎても大人の食事を2~3倍に薄めましょう。
油脂は、ゴックン期の後半から、バターやオリーブオイルは、ごく少量にしましょう!

★赤ちゃんにNGな食材に注意する
離乳食で使う食材は、赤ちゃんが食べやすい形に調理でき、塩分や脂肪が少ないものが基本です。
赤ちゃんが処理することが出来ない菌を含む「はちみつ」やのどにつまらせる危険がある「もち」などはNG。
「そば」もアレルギーの心配があります。
糖分や油脂が多いお菓子や、生卵や刺身などの生ものも与えないようにしましょう!

まとめ

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離乳食を始めると、赤ちゃんは食べ物を噛む力や消化吸収する力が育ちます。
そして、手足の動きや心までめざましく成長します。
ママに食べさせてもらうのを嫌がったり、自分で手を伸ばしてお皿をひっくり返したり、食べ物をぐちゃぐちゃにして汚したりするのは、意欲のあらわれです。
離乳食のスタートのポイント、赤ちゃんのサインをしっかりと感じて赤ちゃんに合わせた調理をしましょう。
食べることを通して心と体が育ちます♪


ママとパパは、おおらかな気持ちで見守って赤ちゃんの食の自立を応援しましょう!