保育士が選ぶ赤ちゃんにオススメの絵本10選!どうして絵本の読み聞かせが必要なの?
2018年6月6日 公開
赤ちゃんに絵本を選んであげたいけど、どれがいいのか分からない…そんなママのために、保育士の私が実際に「これが赤ちゃんに喜ばれた!」というオススメ絵本を紹介します。絵本を選ぶ時や読み聞かせのポイントは?そもそもどうして赤ちゃんに絵本は必要なの?合わせて紹介したいと思います。
赤ちゃんの絵本を選ぶ時のポイント
赤ちゃんの絵本は種類がかなり豊富ですが、本当に赤ちゃんが喜んでくれる絵本を見つけるために、まずは絵本選びのポイントを押さえておきましょう。
☑ 赤ちゃんが親しみやすい絵柄
絵柄はなるべく単純で、はっきりしていた方が赤ちゃんは認識しやすいです。成長してきたときに物の名前に興味を持ってきたときも、単純な方が覚えやすくていいですよ。もしくは、やわらかいタッチの絵柄も、赤ちゃんは好むようです。
☑ 色遣いが鮮やか
赤ちゃんの視力が発達してくるのは2~4ヶ月、最初に黒と白の区別がつくようになり、徐々に赤や青などの原色が分かるようになるんだそうです。赤ちゃんにとって認識しやすい鮮やかな色の絵本を選んであげると分かりやすいし、視力の発達を促すという点でも良いですよ。
淡い色使いの絵本でも、背景が白や濃い色だと絵柄が際立つので、赤ちゃんは認識しやすいようです。
淡い色使いの絵本でも、背景が白や濃い色だと絵柄が際立つので、赤ちゃんは認識しやすいようです。
☑ 言葉使いが赤ちゃんの耳に馴染む
「~しました。」という説明文よりも、単純に「うさぎがピョンピョン」とか、「ママにギュ~!」など、簡単な短い言葉絵本を選んであげましょう。
また、「くるくる」「わんわん」「がたごとがたごと」など、繰り返しでリズミカルな言葉は、赤ちゃんの耳によく馴染みます。
また、「くるくる」「わんわん」「がたごとがたごと」など、繰り返しでリズミカルな言葉は、赤ちゃんの耳によく馴染みます。
☑ 人気の絵本や昔からある絵本
本屋さんや図書館でオススメされている人気絵本。ママ達に選ばれているということは、赤ちゃんの食いつきが良かったり、先輩ママ達の好みのお話だということです。また、すごく絵柄が古い絵本でも長く愛されているということは、それだけ何人もの赤ちゃんが喜んできた絵本だということです。
どの絵本が良いのか迷ったら、本屋さんのオススメ絵本を選んでみるといいかと思います。
どの絵本が良いのか迷ったら、本屋さんのオススメ絵本を選んでみるといいかと思います。
保育園の赤ちゃん達が喜んでくれた絵本 BEST10!
via www.photo-ac.com
私が保育園で読んだ絵本の中でも、特に赤ちゃんに人気があった絵本BEST10をご紹介します。
第1位 『あ・あ』
私が0歳児クラスの担任をしていた時、1歳近い赤ちゃん達が夢中で見てくれ、毎日何回も読んだ絵本。作者三浦太郎さんの赤ちゃん絵本はよく見かけますが、その中でも私が一番おすすめしたい作品です。
「も も」「く く」「ぴ ぴ」など、身近なものを2文字の繰り返し言葉で表現した簡単な内容で、絵柄がかわいらしく、はっきりした色合いで描かれているので、赤ちゃんも馴染みやすいのかなと思います。
同シリーズの「あー・あー」もオススメですよ。
「も も」「く く」「ぴ ぴ」など、身近なものを2文字の繰り返し言葉で表現した簡単な内容で、絵柄がかわいらしく、はっきりした色合いで描かれているので、赤ちゃんも馴染みやすいのかなと思います。
同シリーズの「あー・あー」もオススメですよ。
第2位 『いないいないばぁあそび』
初めてのしかけ絵本にはこちらのシリーズがオススメ!特にこの「いないいないばぁあそび」がお気に入りだったという赤ちゃんが多いです。かわいい動物さんといっしょに、遊びや挨拶、生活習慣を学ぶことができます。通常版と厚紙でできているお出かけ版がありますが、赤ちゃんのうちは絵本をカミカミして遊ぶことも多いので、お出かけ版を買うのといいかと思います。自分でめくれるようになった時も、破れにくくていいですよ。
第3位 『だるまさんが』
本屋でもオススメされていることが多いだるまさんシリーズ。「だ・る・ま・さ・ん・が」の後のリアクションが赤ちゃんにとてもうけていて、「アハハ」と声を出して笑う子が多かったです。簡単な絵本ですが、大きなお子さんも面白がって見てくれ、長く親しめる絵本かと思います。
第4位 『しましまぐるぐる』
赤ちゃんが認識しやすい原色を多く使った絵本。内用も「しましましま」「ぐるぐるぐる」など、繰り返し言葉を多く使っていて、赤ちゃんの耳に馴染みやすいのかじ~っと聞き入っています。赤ちゃんのファースト絵本にオススメですよ。
第5位 『おやすみ~』
眠る前に、赤ちゃんの大好きなものたちに「おやすみ~」を言っていく絵本。やわらかいタッチのイラストで、優しく語りかけてくれます。なぜか気に行っている子が多く、「もう一回!」と言われることが多い絵本でした。眠る前の導入として、落ち着いた気持ちで読んであげるといいかと思います。同シリーズの「おいし~い」「に~っこり」も人気でしたよ。
第6位 『ねないこだれだ』
おばけ絵本を多く書いているせなけいこさんの絵本です。赤ちゃんなのにおばけ!?と思うかもしれませんが、ちょっぴり怖くてドキドキする感じが、赤ちゃんもワクワクとした刺激になるみたいです。見ている時は怖がっているのに…終わると「もう一回!」となぜか言われることがある人気絵本です。赤ちゃんが絵本に慣れて楽しめるようになったらチャレンジしてみてくださいね。
ただ、怖がる子は本当に怖いみたいなので、赤ちゃんの様子を見ながら読んであげましょう。くれぐれも怖がらせすぎにはご注意を!
ただ、怖がる子は本当に怖いみたいなので、赤ちゃんの様子を見ながら読んであげましょう。くれぐれも怖がらせすぎにはご注意を!
第7位 『がたんごとんがたんごとん』
電車が好きという赤ちゃんは多いです。赤ちゃんの身近なお世話道具たちが、「がたんごとんがたんごとん」大好きな電車に乗って運ばれていくのが楽しい絵本です。色合いも原色を使っていて、赤ちゃんには馴染みやすいのかもしれません。
第8位 『ちっちゃなおさかなちゃん』
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読み終わった後に思わず赤ちゃんをギュっと抱きしめたくなるような、ママの愛情がたっぷり感じられる絵本です。私自身がこの絵本の内容が大好きなので、ぜひともオススメしたいです。色合いも、黒い背景に色とりどりの海の生き物たちが映えていてとってもきれいで、赤ちゃん達にも人気な1冊です。
第9位 『アンパンマン あいさつ』
赤ちゃん達はアンパンマンが大好き!アンパンマンの絵本を何か買ってあげたいと思ったら、こちらがオススメですよ。大人もびっくりするようなしかけが魅力的で、絵本を通して挨拶を覚えられます。しかけがすごいからか、赤ちゃん達も面白がって見てくれます。サイズが小さいから、お出かけにも便利です。
ただし気をつけないと、ちょっと目を離した隙に赤ちゃんはしかけを壊してしまいます…私はセロテープで直しながら使い続け、現在は3冊目です。
ただし気をつけないと、ちょっと目を離した隙に赤ちゃんはしかけを壊してしまいます…私はセロテープで直しながら使い続け、現在は3冊目です。
第10位 『おつきさまこんばんは』
昔から親しまれている絵本です。短い絵本ですが、お月様が登って隠れて笑って…赤ちゃんが楽しめる1つの物語を、優しく語りかけてくれる絵本です。
赤ちゃんに絵本を読んであげるときのポイント
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・絵本はママが楽しんで読んであげよう
絵本がうまく読めない、どんな風に読んだらいいのか分からない…と思うママは意外といるのではないでしょうか。よく『効果的な絵本の読み聞かせかた』なんて言葉も目にしますが、そんなに難しく考えなくて大丈夫!
ママが楽しんで読んであげることが大切です。ママの楽しい気持ちは、赤ちゃんにも伝わっていますよ。絵本の内容も大事ですが、赤ちゃんにとってママに絵本を読んでもらえる時間が楽しいとか、幸せだと感じてもらうのが大事だと思います。
声のトーンを変えるなど絵本の読み聞かせの技術は、ママが同じ本を毎日読んでいるうちに自然と身についていきます。ママの絵本の読み聞かせが上達するころには、赤ちゃんも成長して絵本の内容まで楽しめるようになってくるかと思いますよ。
ママのお膝の上でとか、寝る前に並んで横になって読むと、赤ちゃんとのコミュニケーションがとれて良いですね。
ママが楽しんで読んであげることが大切です。ママの楽しい気持ちは、赤ちゃんにも伝わっていますよ。絵本の内容も大事ですが、赤ちゃんにとってママに絵本を読んでもらえる時間が楽しいとか、幸せだと感じてもらうのが大事だと思います。
声のトーンを変えるなど絵本の読み聞かせの技術は、ママが同じ本を毎日読んでいるうちに自然と身についていきます。ママの絵本の読み聞かせが上達するころには、赤ちゃんも成長して絵本の内容まで楽しめるようになってくるかと思いますよ。
ママのお膝の上でとか、寝る前に並んで横になって読むと、赤ちゃんとのコミュニケーションがとれて良いですね。
・1冊の本を繰り返し読んであげよう
赤ちゃんがお気に入りの本があれば、何回でも毎日でも読んであげるのが効果的。たとえ絵本の内用を覚えてしまっていたとしても、赤ちゃんには(次にこんなシーンが来る…!)と、わくわくした気持ちでページをめくるのを待っているのです。
それに、繰り返し読むことで言葉をよく覚えます。簡単な絵本なら、小さいうちから暗記しちゃうなんてこともありますよ。
それに、繰り返し読むことで言葉をよく覚えます。簡単な絵本なら、小さいうちから暗記しちゃうなんてこともありますよ。
・毎日読む時間を決めてあげよう
例えば眠る前とか、ご飯の前とか、必ず絵本を読む時間というのを決めてあげるといいですよ。お子さんもその時間を楽しみに待つことができるし、ママも毎日絵本を読んであげる習慣が付きます。もちろん、ママが気が向いたらとか子どもが読んでほしくなったらとか、その他の時間に読んでも構いません。
赤ちゃんに絵本が必要な7つのわけとは?
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言葉が分からない赤ちゃんにどうして絵本が必要なのでしょう?それにはきちんとわけがあります。
1. 言葉の発達を促す
絵本を読むことで、様々な言葉に触れます。毎日読むことで、赤ちゃんが言葉を理解することろにはどんどん絵本から言葉を吸収していきます。最初は「わんわん」などの簡単な言葉を、年齢が上がってくると、「○○ちゃんは~~したから」など、接続詞の使い方や言葉の言い回しも学びます。さらに、文字に興味を持つきっかけにもなります。
2. コミュニケーション能力が育つ
絵本で言葉の土台がしっかりと出来上がったお子さんは、コミュニケーション能力が育つと言われています。絵本を読んでもらうことで、その絵本の登場人物の気持ちを理解できるようになります。現実でも、相手の気持ちを感じ取り、思いやりの心を持てるようになりますよ。また、人の話をしっかりと聞く力も身につきます。言語力も身につくので、自分の気持ちを相手に伝えるすべも身につきます。
3. 脳の発達を促す
上記でもありましたが、赤ちゃんは原色などはっきりした色から認識していきます。発達が著しい頃の赤ちゃんには、絵本のイラストやしかけが脳の発達を促します。他にも、ママの優しい語り掛けのような声が、脳に影響を与えると言われています。
4.想像力が育つ
場面が動き情報を与えてくれるテレビとは違い、絵本はママが読んでくれる文章を聞きながら1つの挿絵を頼りに、場面や登場人物の心情を想像します。繰り返し読むことで、想像力が養われていきます。
5. 集中力アップ!
好きな物語を夢中で見ていることで、話を聞く力が育ち、集中力もアップします。
6.親子のコミュニケーションがとれる
赤ちゃんとのコミュニケーション手段って、悩みますよね。おもちゃで遊んであげたり、抱っこして語りかけたり…ということはしているかと思いますが、絵本の読み聞かせも、親子のコミュニケーションをたっぷりとることができるのでオススメです。
絵本は、ママが自分だけに気持ちが集中しているのも実感できるので、赤ちゃんもとっても喜びますよ。
絵本は、ママが自分だけに気持ちが集中しているのも実感できるので、赤ちゃんもとっても喜びますよ。
7.寝かし付けにも効果的!
ママに絵本を読んでもらう時間は、赤ちゃんにとってリラックスできる時間です。寝る前に読んであげると、寝かし付けに効果的ですよ。パジャマに着替えて布団の上で絵本を読んでもらうことで、「あ、もう寝る時間だ」と、赤ちゃんも眠りのスイッチが入りやすくなります。
赤ちゃんに絵本を読んであげて感じたこと
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これは私の体験になりますが、まだ自分でお座りができないような赤ちゃんでも、絵本に興味を持ってじ~っと見ていることがあります。ママ(私の場合は保育士)の声を聞いて、徐々に声が絵本のイラストとリンクしてると理解していくのかな?と感じています。
赤ちゃんは成長とともに、絵本にどんどん反応を示してくれるようになっていくので、最初は無反応でも積み重ねが大事だと思います。絵本をたくさん読んでいるお子さんは、話も集中して聞けるようになり、集団行動もスムーズに行えるなとも感じました
赤ちゃんは成長とともに、絵本にどんどん反応を示してくれるようになっていくので、最初は無反応でも積み重ねが大事だと思います。絵本をたくさん読んでいるお子さんは、話も集中して聞けるようになり、集団行動もスムーズに行えるなとも感じました
赤ちゃんに絵本を読んであげよう!
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赤ちゃんにとって、絵本はママとの楽しい時間を過ごせるだけでなく、成長にとっても良いことがいっぱいあります。
ママは育児や仕事、家事もあるので、とっても忙しく疲れているかと思います。でも、一日1冊、短い絵本でもいいのです。ぜひとも赤ちゃんに絵本を読んであげてくださいね。
ママは育児や仕事、家事もあるので、とっても忙しく疲れているかと思います。でも、一日1冊、短い絵本でもいいのです。ぜひとも赤ちゃんに絵本を読んであげてくださいね。
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