鍋の歴史は意外と浅い!?
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日本の「鍋料理」が食べられるようになったのは江戸時代!
寒い冬に欠かせない料理、「鍋」。人気の鍋料理である「すき焼き」が、海外では「SUKIYAKI」と呼ばれるなど、鍋は世界的にも日本の伝統的なメニューとして定着している料理です。あなたはそんな鍋料理の歴史を知っていますか?
実はみんなで1つの鍋をつつく、いわゆる現在の鍋料理が食べられるようになったのは、今から約200年前と比較的最近の出来事なんだそうです。それ以前に入れ物としての鍋が使われ始めたのは縄文時代のこと。鍋料理が普通に食べられるようになるまでには非常に多くの時間がかかったんですね。稲作が盛んになってきた西暦700年頃の日本では米の豊作を願うという理由で肉食禁止令が出され、のちに肉食は穢れと言われるようになっていきました。しかし格差のあった日本では全員が満足にお米を食べられるわけもなく、庶民の間ではイノシシ肉や鹿肉が普通に食べられていたと言います。この時に食べていたシシ汁や鹿汁といった汁物が、現在の鍋料理の大元と考えられています。今でも鍋料理と言われるものの中に「◯◯汁」といった名前を残しているものがあるのはこの名残からなんですね。この時鍋は調理に欠かせない神聖な炊事用具として大切に扱われていました。そのため、鍋に直接箸を入れてみんなでつついて食べることは鍋を汚すとして上流階級ではタブーとされ、今の鍋料理としての食べ方は浸透していなかったようです。 江戸時代初期になるとやっと文献に「鍋焼」という言葉が出てきます。(鍋焼は魚や野菜を一緒に味噌煮にする煮込み料理です。)更に江戸中期には座敷に七輪や鍋を持ってきて食べる「小鍋立て(小鍋膳立て)」という方法がだんだんと広まっていきます。すすや煙の出る囲炉裏で食事をする文化も少しずつ廃れ、木炭を用いるコンロへと変化していきました。
そして明治時代。それまで肉食が禁止されてきた日本の鎖国政策が廃止となり、富国強兵のために肉を食べることが奨励されました。仮名垣魯文による『安愚楽鍋』では、「牛鍋喰わぬは開化せぬ奴」(牛鍋を食べない奴は流行遅れだというような意味)という言葉が流行して、一般的にも牛鍋が食べられるようになったそうです。
それから徐々に鍋の具材や味付けにも地域の特産物や特色が反映され、鍋の種類がどんどん増えていったんですね。
実はみんなで1つの鍋をつつく、いわゆる現在の鍋料理が食べられるようになったのは、今から約200年前と比較的最近の出来事なんだそうです。それ以前に入れ物としての鍋が使われ始めたのは縄文時代のこと。鍋料理が普通に食べられるようになるまでには非常に多くの時間がかかったんですね。稲作が盛んになってきた西暦700年頃の日本では米の豊作を願うという理由で肉食禁止令が出され、のちに肉食は穢れと言われるようになっていきました。しかし格差のあった日本では全員が満足にお米を食べられるわけもなく、庶民の間ではイノシシ肉や鹿肉が普通に食べられていたと言います。この時に食べていたシシ汁や鹿汁といった汁物が、現在の鍋料理の大元と考えられています。今でも鍋料理と言われるものの中に「◯◯汁」といった名前を残しているものがあるのはこの名残からなんですね。この時鍋は調理に欠かせない神聖な炊事用具として大切に扱われていました。そのため、鍋に直接箸を入れてみんなでつついて食べることは鍋を汚すとして上流階級ではタブーとされ、今の鍋料理としての食べ方は浸透していなかったようです。 江戸時代初期になるとやっと文献に「鍋焼」という言葉が出てきます。(鍋焼は魚や野菜を一緒に味噌煮にする煮込み料理です。)更に江戸中期には座敷に七輪や鍋を持ってきて食べる「小鍋立て(小鍋膳立て)」という方法がだんだんと広まっていきます。すすや煙の出る囲炉裏で食事をする文化も少しずつ廃れ、木炭を用いるコンロへと変化していきました。
そして明治時代。それまで肉食が禁止されてきた日本の鎖国政策が廃止となり、富国強兵のために肉を食べることが奨励されました。仮名垣魯文による『安愚楽鍋』では、「牛鍋喰わぬは開化せぬ奴」(牛鍋を食べない奴は流行遅れだというような意味)という言葉が流行して、一般的にも牛鍋が食べられるようになったそうです。
それから徐々に鍋の具材や味付けにも地域の特産物や特色が反映され、鍋の種類がどんどん増えていったんですね。
世界の鍋文化の起源は…??
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世界では古代エジプト文明やメソポタミア文明の時代から金属製の鍋が使われていたことがわかっているそうです。今でも伝統的なワンポッド料理として食べられているシチューやポトフなどは暖炉や薪ストーブを使いながら鍋を一緒に火にかけて調理するという工夫から生まれたものだと言います。
つまり鍋料理は、ただ単純に色々な特産物や食材を煮込んで作った「ごった煮」ではなかったんです!日本でも世界でも、それぞれの気候や文化、生活の知恵など色々な背景から生まれた奥の深い料理だったんですね。
鍋料理の頻度ってどのくらい?
上のグラフはアサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所が運営するウェブサイト『青山ハッピー研究所』が2016年1月に行ったアンケートの結果です。全国の20歳以上の男女、約600人を対象に「この冬に鍋をする頻度」を聞いたところ、週に1回以上鍋料理を食べるという方が過半数を占めました。200年前までは一般的ではなかった鍋料理が、今では冬の欠かせないメニューとして生活に馴染んでいることが分かります。
みんなが好きな鍋の種類は??
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鍋は大きく分けて3つの種類に分けられます。
●水煮タイプ
湯豆腐、しゃぶしゃぶ、水炊きなどがこの分類に分けられます。お皿に取り分けてから薬味やポン酢などで味をつけるタイプです。素材そのものの味が分かりやすく、自分の好みに味付け出来るのが魅力です。
●薄味タイプ
おでんや寄せ鍋など、薄味で仕立てられたお鍋は薄味タイプに分類されます。出汁と素材からの旨味が溶け合ってスープもゴクゴクと飲めてしまう美味しいお鍋です。〆には出汁をたっぷりと吸い込む雑炊がオススメです。
●濃味タイプ
すき焼きや味噌の土手鍋などがこちらのタイプです。味が濃いため、ご飯がどんどん進みます。〆はうどんなど、汁を吸わないものが適しています。
●水煮タイプ
湯豆腐、しゃぶしゃぶ、水炊きなどがこの分類に分けられます。お皿に取り分けてから薬味やポン酢などで味をつけるタイプです。素材そのものの味が分かりやすく、自分の好みに味付け出来るのが魅力です。
●薄味タイプ
おでんや寄せ鍋など、薄味で仕立てられたお鍋は薄味タイプに分類されます。出汁と素材からの旨味が溶け合ってスープもゴクゴクと飲めてしまう美味しいお鍋です。〆には出汁をたっぷりと吸い込む雑炊がオススメです。
●濃味タイプ
すき焼きや味噌の土手鍋などがこちらのタイプです。味が濃いため、ご飯がどんどん進みます。〆はうどんなど、汁を吸わないものが適しています。