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お花見はいつから?桜の種類は?今年のお花見は桜の豆知識でみんなと差をつけよう!

お花見はいつから?桜の種類は?今年のお花見は桜の豆知識でみんなと差をつけよう!

2017年2月20日 公開

今年も桜の季節がやってきました。日本人が大好きな桜です。毎年お花見はしているけど、桜は見ているけど、桜についてはあまり知らないことが多いのではないでしょうか?桜の種類ってどれくらいあるの?やお花見の由来などちょっとした豆知識を身につけてみませんか? 今年のお花見には少し桜の花について詳しくなって、いつもと違うお花見はいかがですか?

お花見っていつからあるの?

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3月になり、桜の開花が近づくにつれ、今年はどこの桜を見に行こうかなとそわそわしだす方もいるのではないでしょうか?そのお花見はいつ頃からあるか知っていますか?

お花見の歴史は古く、平安時代の貴族の行事が起源だと言われています。記録に残る花見の最初は嵯峨天皇が812年3月28日に開催した「花宴の節」と言われています。よって、最初は一握りの貴族の遊びでした。そして、今でもお花見の名所である東山はこのころ誕生したと言われています。
それが、鎌倉時代、室町時代には武士階級まで広がりました。その中でも豊臣秀吉が盛大に開催した醍醐の花見は最も大規模な花見として伝わっています。
そして、最もお花見が庶民にまで広まったのが江戸時代と言われています。この時期には桜の品種改良もたくさんされ、桜の種類も増えました。

どうして日本人は桜が好きなの?

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毎年、ニュースにまでなる桜の季節。
こんなにも日本人はどうして桜が好きなのでしょう。

それは、日本人の文化や培ってきた気質が関係しているように思えます。
昔から、日本人は、「判官びいき」と言うように弱いもの儚いものに惹かれる人間性を持っていました。さらに、武士の時代があり、潔さに美を見出した時代もありました。
これらの価値観とたった1週間で咲いて散る桜の儚さがかぶるのではないでしょうか。
「仏教には『無常感』というものがあります。変わらないものはなにもない、移り変わるものだ、という意味ですが、そんな日本人の感性に桜という花はぴったりなのでしょう。気持ちが寄り添いやすい木だといえます。」
桜の花は、開花から一分咲き、五分咲き、葉桜などあるように、桜の木一本でも四季折々で様々な表情を見せてくれます。桜は移り変わる姿も美しいのです。

桜って日本だけの花ですか?

Free photo: Cherry, Spring In Japan - Free Image on Pixabay - 301250 (33695)

桜の花は日本以外にもあるのでしょうか?

以前中国で見たことがあったので、アジアにはあるものだと思っていたのですが、どうやら北半球の温帯な気候のところに分布しています。ですから、ヨーロッパとかにもあるみたいですが、花がきれいな種類はアジア中心に多く、日本には変種を合わせると100種類以上自生しており、これらから品種改良された種類は200種類以上あるそうです。
そんなに桜の花の種類があることには驚きですね。

この季節に聞く桜前線ってどういうこと?

Free photo: Cherry Blossoms, Blue Sky, Sunny - Free Image on Pixabay - 1195387 (33725)

桜前線という言葉をそろそろニュースや新聞で見る季節になってきました。桜前線と何でしょうか?
桜の花の開花する日が同じ地点を結んだ線。対象となる桜は沖縄県はヒカンザクラ、北海道はエゾヤマザクラが中心。気象庁が桜の開花や満開を観測するのは61地点で、ソメイヨシノの最北端は札幌市で平年の開花日は5月5日。
天気予報の時に、下のような日本地図を見たことがありませんか?これが、桜前線です。ソメイヨシノが観測樹木だと思っていたのですが、北海道や沖縄では異なるのですね。

一番有名なソメイヨシノって?

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現在の桜の名所にある桜の約8割がソメイヨシノと言われています。桜前線の観測樹木もソメイヨシノでしたね。それぐらい、桜といえばソメイヨシノと言われるくらい一番名前が知れ渡っている桜ではないでしょうか。
ソメイヨシノは、どういう桜でしょうか。
ソメイヨシノは、江戸末期から明治初期にかけて、染井村(現在の東京都豊島区駒込)に集落を作っていた植木屋がエドヒガンザクラとオオシマサクラの交配種「吉野桜」を作ったのが始まりと言われています。のちに、吉野の山桜と区別するために、ソメイヨシノと言われるようになりました。
また、各地から収集されたソメイヨシノが同一クローンであることが確認されています。さらに、ソメイヨシノはヤマザクラとかの他の桜と異なり、寿命が短いことが特徴です。

八重桜

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八重桜とは、桜の種類ではなくて、八重咲きの花をつける桜の種類の総称です。多くの種類があり、日本では、カンザンが多く見られます。中には、花びらが300近くになるものもあり、その見た目からボタン桜とも言われます。
八重桜は、ソメイヨシノのよりも開花時期が遅く、丁度ソメイヨシノが散る時期に花を咲かせ、比較的長く咲いているのが特徴です。
今年のお花見には、最初にソメイヨシノを見て、次に八重桜を見に行くのはどうですか?

しだれ桜

Free photo: Spring, Cherry Blossom, Flower - Free Image on Pixabay - 1256806 (33702)

しだれ桜とは、柳のように枝が枝垂れる桜の名称です。特に多い種類はエドヒガンの種類ですが、様々な種類があります。開花時期は、ソメイヨシノよりも早く開花します。

花見の季節以外に咲く桜ってあるの?

Free photo: Cherry Blossom - Free Image on Pixabay - 1350172 (33707)

桜の花は、一般的に春のイメージがありますが、お花見の季節以外に咲く桜もあります。これらの種類の桜は開花期が2回あり、9月から12月と2月から3月に咲きます。種類としては、寒緋桜(カンヒザクラ)、十月桜(ジュウガツザクラ)、冬桜(フユザクラ)などがあります。

桜守の本

皆さんは桜守と言う人を知っていますか?
その名の通り、桜の命を守る人のことです。京都には、パリのユネスコ日本庭園を手がけた16代佐野藤右衛門さんと言う方がいます。この方の先代は、京都円山公園の枝垂桜を育てた方でもあります。
桜に寄り添い、桜を見てきた方の本を桜の下で読むのはいかがでしょうか?

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子どもたちに向けて、桜守の仕事、桜を守ること、命をつなぐことについてわかりやすく伝えている写真絵本です。

まとめ

Free photo: Sakura, Japan, Cherry, Nature - Free Image on Pixabay - 720708 (33717)

いかがでしたか?
桜と一言で言っても、ものすごく多くの種類があることがわかりました。毎年、何気なく見ている桜も、よく見てみるといろんな種類があったのかもしれません。
今年のお花見は、この豆知識を頭の片隅に置いて行ってみるのはどうでしょうか?
きっと、いつものお花見よりも桜をじっと見つめる時間が多くなるかもしれませんね。
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