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避妊用のピルには2種類ある!?特徴やメリット・デメリットを知って賢く使い分けよう!

避妊用のピルには2種類ある!?特徴やメリット・デメリットを知って賢く使い分けよう!

2019年5月24日 公開

避妊を目的としたピルには「低用量ピル」と「アフターピル」の2種類あることを知っていますか?この2種類のピル、同じ避妊の効果が期待できるのですが、それぞれ用途に違いがあります。そこでそれぞれどんな特徴があるのか、正しい飲み方やおすすめな人など徹底解説。さらに2種類のピルのメリットやデメリット(副作用)などについても、詳しく紹介していきます。それぞれの特徴をしっかり理解して、うまく使い分けていきましょうね。

避妊用ピルは2種類ある?

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避妊用のピルのは「低用量ピル」と「アフターピル」があります。ではそれぞれどんな物なのか、詳しく見ていきましょう。

排卵後の体をキープ「低用量ピル」

低用量ピルは卵胞ホルモン黄体ホルモン、2種類の女性ホルモンがバランスよく配合された薬です。特に排卵後に増える黄体ホルモンが多く含まれていることから、ピルを飲むことで排卵後の高温期をキープし続けることができます。

黄体ホルモンの分泌が盛んな高温期が続くため、排卵を行うこともなく避妊に高い評価を得ています。毎日正しく飲み続ければその避妊率はなんと98%!またピルを飲み続けている限り、生理も来ません。

避妊し忘れた時の救世主「アフターピル」

避妊に失敗してしまった、危険日なのをつい忘れていたなんてこともありますよね。そんなときのための避妊薬がアフターピルです。アフターピルは避妊失敗後72時間以内に服用することで、排卵や着床を防ぐことができます。ただし72時間以内に飲まないと意味がないので、できるだけ早く飲むことが大切です。

2種類のピルはそれぞれどんな人におすすめ?

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低用量ピルとアフターピル、それぞれどんな人におすすめなのか詳しく見ていきましょう。

低用量ピルにおすすめなのはこんな人

低用量ピルにおすすめな人は以下の通り!

・毎日忘れずに飲める人
・生理自体を止めたい人
・生理周期を整えたい人


低用量ピルは毎日飲まないといけないので、飲み忘れなくきちんと飲める人におすすめです。また生理痛などが重く、生理自体止めたいと考えている人にも向いています。

アフターピルにおすすめなのはこんな人

アフターピルにおすすめな人は以下の通り!

・ついうっかりが多い人
・毎日飲むのは面倒で嫌という人
・避妊だけを目的としている人


アフターピルは避妊失敗の時の応急処置なので、危険日を忘れてしまいがちなうっかりさんや、避妊だけを目的にしている人におすすめです。

2種類のピルの飲み方は?

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低用量ピルとアフターピル、正しく飲まないと効果が表れないこともあります。ではどうやって飲むのか、詳しく見ていきましょう。

低用量ピルの飲み方

低用量ピルには、1日1回毎日決まった時間に飲みます。時間は特に指定がないので、自分の飲みやすい時間を選ぶと良いでしょう。飲み忘れないよう、目立つ場所に置いておくと良いです。低用量ピルには2タイプあるので、紹介していきます。

【21錠タイプ】
3週間飲んだ後1週間飲まない期間を設けた後、その後また飲み始めるタイプです。

【28錠タイプ】
ずっと飲み続けるタイプのです。最後の7錠は偽薬で、間をあけると飲み忘れるという人におすすめです。

2日飲み忘れると効力がなくなるので注意しましょう。

アフターピルの飲み方

避妊に失敗したとわかったら、1錠を水またはぬるま湯でなるべく早く飲むようにしましょう。早く飲めば飲む程避妊の効力がアップします。ただし72時間を過ぎると、効力を得られないため注意してください。

低用量ピルのメリットとデメリットは?

Medicine Pills Prescription - Free photo on Pixabay (151447)

低用量ピルにはもちろんメリットも多いですが、デメリットも残念ながら存在しますので、詳しく紹介していきましょう。

低用量ピルのメリット

低用量ピルのメリットは以下の通り!

・きちんと飲むことで高い避妊率を誇る
・卵巣系や子宮系の病気の発症率を下げられる
・生理周期が整う
・生理痛やPMS(生理前症候群)の緩和


低用量ピルは女性ホルモンのバランスを整える働きもあることから、生理周期を整えたり生理痛を緩和させるなど、生理に悩む人に嬉しいことがたくさんあります。また排卵を止めたり、必要以上に子宮内膜が厚くなることもないため、卵巣系や一部の子宮系の病気の発症率も抑えてくれます。

低用量ピルのデメリット

低用量ピルのデメリットは以下の通り!

・毎日飲まないと効果を得られない
・2日飲み忘れるとリセットされる
・頭痛や吐き気などの副作用がある
・血糖値や血圧が高い人・肝臓や心臓に病気がある人などは服用できないことがある


低用量ピルのデメリットと言えば、毎日続けないといけないこと。また副作用があることです。頭痛や吐き気などの副作用は飲み始めて1~2ヶ月程度続き、その後は徐々に治まっていきます。もし治まらないときは、一度病院を受診しましょう。

アフターピルのメリットとデメリットは?

Medications Cure Tablets - Free photo on Pixabay (151448)

アフターピルのメリットとデメリットにはどんな点があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

アフターピルのメリット

アフターピルの最大のメリットと言えば、避妊失敗後に飲めばよいだけという手軽さにあります。コンドームが破れていたなどのトラブル時も、1錠飲むだけで避妊できるという点が魅力と言えるでしょう。

アフターピルのデメリット

アフターピルのデメリットは、低用量ピルに比べ副作用が強く出るということです。主な副作用は吐き気・おう吐・頭痛・めまい・不正出血などがあります。もし服用後2時間以内に嘔吐してしまったときは、飲みなおさないといけないので注意しましょう。

副作用が気になるという人は、値段は高めですが副作用が少ない「ノルレボ錠」を選ぶと良いです。厚生労働省の認可も受けているので安全性も高いですよ。

2種類のピルをうまく使い分け上手に避妊しよう

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避妊におすすめのピルには、毎日飲むタイプの「低用量ピル」と、避妊失敗後に飲む「アフターピル」があるということがわかりましたよね。それぞれメリット・デメリットがあるので、その点を十分理解して飲むようにしましょう。

どちらも産婦人科などの病院やインターネット(個人輸入)で購入できます。ただし個人輸入は偽物も出回っているので、病院で購入すると良いです。2種類のピルをうまく使い分け、上手に避妊してくださいね。