「子育てに活かせる」今話題のアンガーマネジメントの効果と簡単なテクニック

今、子育てのイライラを解消する方法として、「アンガーマネジメント」が注目されています。子育て講演会でも取り上げられることが多いこの「アンガーマネジメント」とは、いったいどんなものなのでしょうか? 今回は、アンガーマネジメントの効果と簡単なテクニックについて紹介しましょう。

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2017/02/27 公開 | 715 view

「子育てに活かせる」今話題のアンガーマネジメントの効果と簡単なテクニック

アンガーマネジメントとは

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アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで始まった、自分の怒りと上手に付き合うための心理トレーニングです。
そのアンガーマネジメントが、今、子育てに活かせると話題になっていることをご存知ですか?
全国各地の保育園や幼稚園、小学校などの子育て講演会でもアンガーマネジメントの講師は引っぱりだこです。筆者も日本アンガーマネジメント協会のファシリテーターとして年間50講演近くの依頼をいただき、ママ対象のアンガーマネジメントをお伝えしています。
では、その「アンガーマネジメントとは、いったいどんなものなのか」についてお話をしていきましょう。
日本アンガーマネジメント協会では、アンガーマネジメントを次のように定義しています。
アンガーとは怒り。マネジメントとは、後悔しないこと。
つまり、アンガーマネジメントは、後悔しない怒り方ができるようになることです。
ということは、後悔しない怒り方さえできれば、怒っても良いのです。
では、後悔とは、どういうことか?
それは、怒り過ぎて後悔すること、もしくは、怒りたいのに怒れず後悔することです。
「あ~、怒り過ぎたな」と後悔し、子どもの寝顔に謝ったりとか「ちゃんと怒ればよかった」と怒らなかったために最悪の事態を引き起こし後悔してしまうようなことです。
でも、子育て中のママにとって、子どもを怒ることなく育てていくのは至難の業です。
今、褒める子育てが推奨されていますが、褒めるだけでは子どもは育っていきません。
なぜなら、子どもは日々成長し、たくさんのことを学んでいるからです。「良いことも、悪いことも」です。子どもは、悪いことをする天才です。でも、大人にとって「悪いこと」も、子どもにとっては「興味のあること」だったりするのです。それが、いいとか悪いとか、関係なく、楽しそうだから、面白そうだからやってることの方が多いのかもしれません。
そんな時、それがやってはいけないことならば、大人は子どもを怒るでしょう。
当然です。怒ってイイのです。子どものためを思って怒ることは問題ないのです。
ただ、どう怒るかは重要ですね。
後で後悔することのないよう上手に怒れるママになりましょう。

子育てにおけるアンガーマネジメントの効果

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今、子育てがしんどいと感じることがありますか?
もしかしたら、子育て真っ最中のママにとって、子育ては終わりのないトンネルのようなものかもしれません。
いつか出口が来るとわかっていても、長く辛い道のりのように感じることもあるでしょう。
そんな時、イライラして怒りっぽくなってしまうのは仕方のないことです。
なぜイライラするのか、なぜ怒ってしまうのか。
それは、あなたが一生懸命子育てをしているからこそです。
人は、どうでも良いことにイライラなんかしないのです。
自分にとって大切なことだから、一生懸命向き合っているのに、上手くいかないことが起こってしまうから、腹が立つのです。
だから、そんな自分をダメな母親だと責めないでください。
あなたは、頑張っていますよね。
ただ、今は、怒りを上手く扱えていないだけだから。
「上手に怒る方法」を知らないだけなのです。
アンガーマネジメントができれば、自分の怒りを自分で扱えるようになります。
つまり、感情コントロールができるようになるということ。
感情コントロールができれば、怒ると決めたことだけ怒れるようになります。
不必要な怒りを子どもにぶつけることもなくなります。つまり、怒る必要のないことには、怒らない自分を手に入れることができるのです。アンガーマネジメントこそ、あなたが上手に怒れるママになる方法なのです。

怒ると疲れるのはなぜか

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子どもを怒ると疲れませんか?
朝から晩まで怒ってばかりいた一日は、もう、精根尽き果ててぐったりです。
怒りの感情は、喜怒哀楽の1つ、人間が持っている感情にすぎないのですが、他の感情に比べてエネルギーが強いのです。だから、一日中怒り続けるということは、エネルギーマックスの状態で、一日過ごしているわけですから、そりゃ、疲れて当然です。
疲れることで、また、イライラするのですから、もう、悪循環ですね。
アンガーマネジメントを身に付けることで、あなたは、無駄にエネルギーを消費することが無くなります。
エネルギーの無駄使いが減れば、子どもとの有意義な時間のために、その余ったエネルギーを使うことができるようになります。
そうなる自分をイメージすると、なんだかうれしくなりませんか?

アンガーマネジメントはどうやって身に付ける?

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アンガーマネジメントはトレーニングです。
「知っている」と「できる」は違うということ。例えば、「あなたはフィギアスケートを知っていますか?知っているなら、滑ってください。飛んでください。回ってください」と言われても、できませんよね。つまり、知っていても、できないことって案外多いものです。
毎日練習してトレーニングを続けることで「知っている」から「できる」に成長していきます。筆者は、アンガーマネジメントに出会って今年で5年目になります。そして現在、日本アンガーマネジメント協会の本部講師を務めています。また、各地でアンガーマネジメントに関する各種講座開催に加え、元公立保育士20年の経験を活かし、母親向けのアンガーマネジメント講演会で登壇することも多くあります。そんな筆者も、イライラする毎日の子育てを、日々のトレーニングとして感情コントロールに励んでいます。
今日は、アンガーマネジメントの第一歩として、イラッとした時、すぐに使える簡単なテクニックを3つご紹介しましょう。

アンガーマネジメントの簡単テクニック

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私たちが怒って失敗する原因の一つが「反射」です。反射的に「言い返す」「仕返しする」と、感情コントロールができなくなってしまいます。
腹の立つ出来事が目の前で起こり、怒りの感情がピークに達するまでの時間は6秒だと言われています。その6秒をなんとかやり過ごせば、落ち着くことができるのです。
でも、たかが6秒、されど6秒。
何もせず、6秒間をやり過ごすのはかなり難しいでしょう。
そこで、今回、その場ですぐにできる自分を落ち着かせるためのテクニックを3つ紹介します。
感情コントロールの第1歩。衝動をコントロールするためのテクニックです。
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