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子どもの身長はどう決まる?遺伝よりも”生活習慣”がカギ!ぐーんと大きく育てるアドバイス♡

子どもの身長はどう決まる?遺伝よりも”生活習慣”がカギ!ぐーんと大きく育てるアドバイス♡

2017年10月7日 公開

子どもの身長ってどう決まるのか知っていますか?親が小さかったら、子どもも小さいんでしょ?と思いの方、実はそれは間違っています。だって、同じ親から生まれた兄弟でも、身長が違う兄弟はたくさんいますよね。子供の身長を決めるのは遺伝もありますが、実は”生活習慣”が重要なカギなんです!

子どもの身長ってどう決まる?

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子どもの身長ってどう決まるのでしょう?遺伝?またはその他?
遺伝だと考えている人が多いようですが、実は親の身長が子どもの身長に影響を及ぼす割合は、なんと【20%】程度なんだそうです。

子どもの将来の身長を予想しよう!

遺伝する割合は20%と言われていますが、でもやはり遺伝する可能性はあるということですね。そして、両親の身長から、子どものおおよその将来の身長を予想することもできるのだそうです。

男子=(父親の身長+母親の身長+2)÷2+2
女子=(父親の身長+母親の身長‐2)÷2+2

こちらの式に当てはめてみましょう。ママやパパが自分の両親の身長も入れてみて、今の自分の身長を確かめてみてもいいですね。どうですか?当たっていますか?
ちなみに私も両親の身長を入れてみると、162cmになるはずなのですが、実際は152cmしかありません。やはり遺伝する割合は20%程度なのでしょうか。

子どもの身長は遺伝よりも生活習慣が大切だった!

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遺伝が20%なら、残りの80%は何?と思いますよね。子供の身長を決める要因の残りの80%は、次のようなものです。

・生活習慣
・病気
・周りの環境

身長が伸びない病気だと考えると、成長ホルモンの分泌がうまくいかない”成長ホルモン分泌不全性低身長症”、甲状腺ホルモンの低下が原因の”甲状腺機能低下症”、子宮内からの発育不全が原因の”SGA性低身長症”などがあります。

周りの環境が影響される例としては、虐待やネグレクトが原因の愛着障がい、家庭内の事情によるストレスによる身長の伸び悩みも考えられます。

しかし、それ以外では子ども時代の生活習慣に重要なカギが隠されていることが多いのです!身長を伸ばすには生活習慣を整えることが一番の近道です。

身長を伸ばす生活習慣①食事

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生活習慣の基本は、「食事」「運動」「睡眠」の3つです。この3つに意識して生活をしていけば、子どもの成長をサポートできますよ!まずは食事についてみていきましょう。

子どもの身長を伸ばすための栄養素というものが存在します。身長を伸ばす=骨が成長する、ということです。次のような骨の成長に役立つ5つの栄養素を意識して摂ってみましょう。

①カルシウム

まずは身長を伸ばす!と言えばカルシウムが大切だと、昔から言われていますよね。カルシウムは骨の原料です。カルシウムがなければ骨は作られません。しかしカルシウムは骨を作るだけではありません。血液中でも、いろいろな体の機能を調節しているのです。そのためカルシウムが不足すると、体の機能を調節する働きを優先させ、骨を作る働きが滞ってしまうのです。

カルシウム不足を防ぐためには、次のような食材を意識して摂ってみましょう。
・乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)
・魚介類(小魚、わかめ、干しエビ)
・野菜(小松菜、モロヘイヤ)
・納豆
・ごま

②マグネシウム

マグネシウムはカルシウムの吸収をサポートする栄養素です。いくらカルシウムを摂っても、マグネシウムがないとカルシウムは身体に吸収されません。カルシウム:マグネシウムは2:1の割合で摂ることをおすすめします。

そんなマグネシウムを摂取したいなら、次のような食材がおすすめです。
・海産物(昆布、ひじき、牡蠣、カツオ)
・大豆製品(木綿豆腐、インゲン豆)
・ほうれん草
・ナッツ類(アーモンド、ピーナッツ、落花生)
※ただしナッツ類はカロリーの摂りすぎになるという意見もありますので、摂りすぎに注意しましょう。

③ビタミンD

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ビタミンDはカルシウムの吸収率をスムーズにアップさせ、カルシウムを骨まで運び吸着させる役割を担っています。ビタミンDが不足すると、成長障がいにつながることもあるようです。このビタミンDは食事からだけでなく、日中外で遊び、日光を浴びることで体の中で生成することもできます。

最近は紫外線などの影響を気にして、外で遊ばせないという家庭も増えていますが、日中薄着で2~3時間程度外で散歩や遊ぶことで、ビタミンDを生成できます。

食事からビタミンDを摂るのであれば、次のような食材を選びましょう。
・魚介類(しらす干し、イワシ、ブリ、鮭)
・きのこ類(しめじ、しいたけ)

④タンパク質

タンパク質は血を作るものというイメージも大きいですが、成長ホルモンの分泌を促すのに大切な栄養素でもあります。タンパク質のひとつであるコラーゲンは、骨の軟骨成分を作ります。軟骨がないと、骨は固くてもろいものになってしまいます。

しっかりした骨を作るタンパク質を摂取するには、次のような食材がおすすめです。
・乳製品(牛乳、チーズ)
・海産物(しらす干し、イワシ、いくら)
・肉類(豚肉、牛肉、鶏肉など)
・卵

⑤亜鉛

亜鉛は、カルシウムを体内に吸収し、骨の成長を促進させる働きをしています。タンパク質と相性がよく、一緒に摂ると吸収率もアップします。骨の成長には欠かせない栄養素です。

亜鉛を効率よく摂るのであれば、次のような食材を意識して食べましょう。
・肉類(豚レバー、豚もも肉、挽肉、ささみ)
・海産物(牡蠣、ウナギ、さんま)
・納豆
・卵黄

身長を伸ばす生活習慣②運動

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適度な運動も身長を伸ばすのに大切です。特に骨を縦に刺激する運動が効果的だと言われています。バスケットボールやバレーボール、水泳、縄跳びなどがおすすめ。バスケットボール選手やバレーボール選手が背が高いのには、骨を縦に刺激する運動を繰り返してきたからかもしれませんよ。

運動が苦手な子には、ストレッチやぶら下がり運動などがおすすめです。

しかし、やりすぎは禁物です。体に負担をかける運動や、小さい頃からの過度な筋トレは逆に成長を止めてしまう可能性もあります。適度な運動を心がけましょう。

成長期の子どもにおすすめのストレッチ

子どもの身長が伸びる⁉️姿勢改善ストレッチ【すくすくトレーニング】

運動が苦手な子でもできるストレッチです。姿勢改善ストレッチでもあるので、親子で一緒にやってみてはいかがでしょうか。

身長を伸ばす生活習慣③睡眠

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寝る子は育つ、の言葉通り、よく寝る子は身長が伸びやすくなります。よく寝るといってもお昼寝をすればいいのではありません。ゴールデンタイムと言われる22時から2時の間にしっかり寝ましょう。このゴールデンタイムは成長ホルモンが分泌されやすい時間帯です。

質の良い睡眠をとるためには

質の良い睡眠をとるためにはどうすればいいでしょうか。しっかりと寝られるためにできることをまとめました。

・食事は就寝2時間前までに済ませる
・就寝前のスマホ・テレビ・ゲームは避ける
・入浴は就寝1時間前までに済ませ、体を温める
・寝る前は興奮するような遊びをしない

これらのことを心がけるだけで、ゴールデンタイムにぐっすりと眠ることができますよ。

低身長って何だろう?

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「低身長」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。身長が平均以下に小さいだけではなく、成長曲線を超えて身長が低い子もいますね。母子手帳などに載っている成長曲線は、SDスコアを元に作成されています。SDスコアとは、平均身長を0SDと考え、ばらつきの大きさ、分布の幅のことを指します。ここでお子さんのSDスコアを計算してみましょう。
低身長の定義は、「身長が-2SD以下」です。「-2SD以下ではないが伸びが悪い」場合も成長不良とのことで、一度専門機関に相談に行くことをおすすめします。

悩んだらサプリメントに頼るのもアリ!

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子どもの身長の伸びに悩んだら、サプリメントを摂ることも考えても良いでしょう。食事から栄養をバランスよく摂ることが一番ではありますが、子どもは好き嫌いがあったり、アレルギーがあったり。ママも忙しく、毎日きっちりと栄養を考えたメニューを作るのも大変ですよね。

親子ともに忙しい毎日ですから、サプリメントで栄養を補ってあげることを考慮にいれてもいいのではないでしょうか。

サプリメントの上手な選び方

子どものサプリメントを選ぶときには、次のことに注目して選ぶといいですよ。

・含まれている栄養素(栄養を補う目的に合っているか)
・どこで作られているものか(できれば国産が望ましい)
・人工甘味料は含まれていないか(人工甘味料の摂りすぎはNG)

これらのことを意識し、子どもに合ったサプリメントを見つけてあげられるといいですね。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。子どもの身長を決めるのは、実は遺伝よりも生活習慣が大切ということを分かっていただけたでしょうか。成長期の子ども時代だからこそ、大切にしたい生活習慣です。

身長を伸ばすのはもちろん、健康的な体づくりや学習への取り組みにも影響がある生活習慣。しっかりと親子で見直し、大きく健康な子どもに育てませんか。ぜひ意識できる部分は意識して、良い生活習慣を心がけてみてくださいね。
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