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パパは育児を「手伝う」でいいの?パパの意識を根本から変えるおススメ本5選&父子手帳

パパは育児を「手伝う」でいいの?パパの意識を根本から変えるおススメ本5選&父子手帳

2018年7月23日 公開

育児を「手伝うよ」というパパはイクメン?でもそれでは育児はママがメインで背負うことになってしまうかも!「自分も育児の主役!」と意識改革するにはどうしたらいい?パパにおススメの本5選・父子手帳の情報も合わせてご紹介します!

パパは育児を「手伝う」でいいの?

Father Daughter Beach · Free photo on Pixabay (122930)

育児も家事も「手伝うもの」というイメージを持っているパパもまだまだ多いかもしれません。ですが、本来は、パパもママも平等というのが理想的ですよね。
「言ってくれれば手伝うよ!」というパパも多いかもしれませんが、「言わなくてもやってほしい」というのがママの本音ではないでしょうか。
この記事では、そんなパパに自分が育児の主役だという意識を持ってもらうのにおススメの手帳や本についてご紹介していきます。

パパの産後の家事・育児が「産後クライシス」につながる?

Argument Conflict Controversy · Free photo on Pixabay (122929)

「産後クライシス」という言葉を聞いたことがありますか?出産後2~3年後に夫婦仲が急激に悪化することを指し、ここ数年でよく言われるようになってきています。

「産後クライシス」は、さまざまな要因によって複合的に引き起こされる。ホルモンバランス、体調不良、子育てに対する不安、ライフスタイルの変化など、心身両面でのさまざまな原因によって引き起こされている。例えば、母乳の分泌を促進するプロラクチンというホルモンには、「敵対的感情」を煽る効果があることが知られている
こちらはインターネットの百科事典、ウィキペディアに掲載されている解説です。
ホルモンのバランスの乱れや生活環境の変化など、さまざまな理由から引き起こされるのが産後クライシスです。
妊娠・出産によって、女性の心やからだには大きな変化が現れますが、男性自身のからだには変化は起きません。そのため、産後、パパ自身はいつも通りであっても、ママがイライラしたり、すれ違ったり、夫婦関係が危機を迎えてしまうことがあるのです。
それを避けるためにも、出産前、そして産後についてパパがよく知っておくことは重要なのです。

ママが本当に「やってほしいこと」どうやったら伝わる?

Hatena Think About Question The · Free image on Pixabay (122932)

ママがやってほしいことは、「察してもらえる」とは思わないほうがいいと思います。
男性と女性の考え方は違うもの。一緒に暮らしている夫婦でも、完全に同じ考えを共有することはできません。まして、初めての妊娠・出産であれば、お互いにすべてが初めてのことづくし。どうしても、最初はうまくいかないものだと思っていたほうがいいと思います。
まずは、ママがきちんと言葉にして伝えること。理想的なのは、妊娠中の時間のあるうちに、産後のことはどうするかを話し合っておくことだと思います。
また、ママ自身の意見を伝えるだけでなく、客観的な資料を示すことも男性には有効。
感情的に話すよりも、きちんとした資料を出して説明するほうがパパの心を動かすことができます。
ここからは、そのために役立つ資料をご紹介していきたいと思います。

「母子」だけじゃない!「父子手帳」って知ってる?

Baby Boy Child · Free photo on Pixabay (122914)

「母子手帳」は妊娠中から出産後まで、ママと赤ちゃんの健康管理を目的に、健診結果や予防接種、発育の記録などを記入するもの。
それに対して「父子手帳」は、これからパパになる人や、パパになった人へ向けて、子育てや妊娠中の生活などについて知っておきたい情報が掲載された冊子。制作している自治体によって、内容や呼びかたが違い、「父子手帳」という名前でない場合もあります。漫画やイラストが使われたものもたくさんありますよ。

☆手に入れるにはどうしたらいいの?

書店で販売するものではなく、自治体が配布することが一般的です。各自治体によって、作成しているか、また配布方法なども違うのでまずはお住まいの自治体のホームページなどで確認をするのがおすすめです。
自治体によっては、インターネットでPDF形式でダウンロードできる場合もあります。
こちらは、全国版の「父子手帳」とも呼べる一冊。内閣府による男性にも産休取得をと推進するプロジェクトの一環で作られた冊子です。休暇制度についての解説や、産休を取ったパパの体験談、産前・産後のパパの過ごし方などを知ることができる一冊です。インターネットでダウンロードもできます。

☆購入できる父子手帳もあります

父子健康手帳 | 株式会社東京法規出版

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株式会社東京法規出版は、健康・医療・介護・年金・環境・緑化・防災情報の出版事業やHP・健康教育ソフトなどの電子媒体、イベント・セミナー・講演会などの運営、健康グッズなどSP商品の製作を通して「健康と暮らしのサポート企業」を目指しています。
初めてパパになるあなたへ・・・父親となる心得から、妊娠・出産の際に妻をどうサポートするか、産後の子育てまで総合的にアドバイスしてくれる一冊です。

もっと先行く「産後手帳」もおススメ!

野田乃梨子 (122923)

via 野田乃梨子
ここで、もう一冊おススメの手帳をご紹介したいと思います。
こちらはその名も「産後手帳」。妊娠・出産の際に直面するさまざまなピンチに「オトコ」はどう立ち向かうべきか?という内容をRPG仕立てで書いた一冊です。
特に注目なのが、主役が「オトコ=パパ」である点。
この手帳には決して「育児を手伝う」という表現は出てきません。あくまでも自分も主体としてどう立ち向かうかという、一歩進んだ立ち位置から描かれていておススメです!

☆こちらのサイトから購入できます

オトコの産後手帳DX | アイナロハ 産後サポートままのわ

1,200
オトコが挑む、産後の脅威! ―産前産後にシェアすべき各種テーマを絞った大人気シリーズ、ついに書籍化!― 男は妊娠できないから、赤ちゃん生まれるまではよく分からん ・・・では済まされませんよ! 産後の妻には、産前に予想もしていなかったような様
新米パパが初めて挑む、妻の出産・産後・育児。どんな試練が待っているのか?RPGゲームのように、次々に現れるモンスターとどう戦う??という形式で描かれています。

パパを育児に巻き込むおススメ本って?

Paper Romance Symbol · Free photo on Pixabay (122910)

それでは、ここからはパパに読んでもらいたいおススメ本をご紹介していきます。
ママ向けの出産・育児の本に比べて数はやはり少ないものの、段々とこちらのジャンルも充実してきています。パパだけでなく、ママが読んでも参考になったり、目からウロコだったり、役立つことがたくさんですよ!

☆新米パパとママが「予備校」に通う?本当に役に立つ準備本!

赤ちゃんがやってくる! パパとママになるための準備カンペキBOOK (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

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新米パパとママになる夫婦。あれもこれも心配だから「パパ・ママ予備校」に通うことにします。予備校での授業は、2人の出産・産後は?
新米パパとママの主人公が、パパ・ママ予備校に通う中で、ひとつずつ不安を解消し、具体的に産後をイメージ・準備、そして実際にパパ・ママになるまでを描いた一冊。これからパパ・ママになる方にはとてもわかりやすく、何よりアドバイスが実践的!漫画なので手軽に読めるのもおススメのポイントです。

☆ドラマ「コウノドリ」のモデル医師による指南書!

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綾野剛さん扮する産婦人科医の奮闘が話題のドラマ「コウノドリ」のモデルとなった医師が書く、「ダンナのための妊婦との付き合い方のバイブル」です。軽妙な大阪弁で読みやすく、男性の産婦人科医目線から、専門知識も交えてわかりやすく・詳しく書かれた一冊です。

☆パパと家族の人生を変えた「産後」って?リアルな体験レポート!

産後が始まった! 夫による、産後のリアル妻レポート

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2人目の出産をきっかけに、脱サラして産後サポートの事業を始めたパパによる、産後のリアルなリポート。
著者は自身の体験をきっかけに、サラリーマンをやめ、産後サポートの会社を立ち上げたパパ。現在は全国で「父親学級」の講師を務めているそうですが、そのきっかけとなった自分の子どものときの「産後」がどうだったか。反省も含めたリアルな、本当にリアルな体験記です。パパ目線から描かれているので、きれいごとではなく、ママびいきでもなく、本当にパパの心を動かす力のある一冊です。

☆とにかくパパにイライラ!そんなときに読んでほしい!

出産・育児ママのトリセツ 〜「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ

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なぜ、産後の妻はあんなにイライラしているのか??その理由を知りたいパパは必見!の一冊です。
「産後クライシス」にならないために?産後の妻の抱える不満やイライラを、詳しく解説した「取扱い説明書」。パパ向けに書かれた本ですが、ママからの「そうそう!」という反響もとても大きいとか。妊娠中・出産後、パパにイライラしたら、怒る代わりに「これ読んで!」と渡してみるのもいいかもしれません。

☆日本最大の「パパ団体」による教科書

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日本で最大のパパの団体「ファザーリング・ジャパン」の講師による、パパのための「教科書」です。「男は仕事、妻は家」の時代から、現在はどう変わってきているか?という理念の話から、具体的に子どもや妻とどうかかわっていけばいいのかということまで盛りだくさんの一冊です。

ケンカをせず上手にパパと育児をするには・・・?

Coffee A Cup Of Potty The · Free photo on Pixabay (122935)

ここまで、パパに読んでもらいたい本や手帳をご紹介してきましたが、まずはパパに手に取ってもらうことがスタート。どうしても、「これ読んで!」とぐいっと手渡したくなりますが、まずは我慢。強制されていると感じるとパパも抵抗感を持ってしまいます。押し付けられていると感じるとケンカになってしまいかねません。
おすすめの方法は、テーブルに置いておくこと。置いてあれば気になりますし、ママの態度がイライラしていて、そこに本が置いてあれば、まずは手に取ってみようと思ってくれるかもしれません。読んでもらって、意識改革をしてもらいたい!ですが、まずは手に取ってもらえればよし、というくらいの気持ちで始めてみるのもいいかもしれません。パパの意識改革へのチャレンジが、うまくいくといいですね!