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赤ちゃんの下痢はもしかして病気のサイン?見分け方や対処法・病院を受診する目安も!

赤ちゃんの下痢はもしかして病気のサイン?見分け方や対処法・病院を受診する目安も!

2019年5月7日 公開

赤ちゃんのうんちってもともと柔らかめだけれど、どこからが下痢なの?と疑問に思う人もいますよね。そんな下痢には、病気やアレルギーが隠れていることもあります。そこで赤ちゃんが下痢かどうか見分けるポイントを始め、考えられる病気や症状などを詳しく紹介!さらに下痢になってしまったときの対処法や、受診する目安も解説していきます。また下痢の時は、食べさせると良くないものが多いです。症状を悪化させないためにも、食べてよい物&悪い物もしっかりマスターしましょう。

赤ちゃんが下痢かどうか見分ける方法は?

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大人に比べてうんちが柔らかめの子が多い赤ちゃん。そんな赤ちゃんが下痢かどうか見分けるときのポイントは以下の通り!

・いつもより明らかにうんちがゆるい
・極端にうんちの回数が増える
・突然水っぽいうんちになった

上記の症状が出たときは、下痢の可能性が高いです。下痢かどうか見逃さないためにも、普段から赤ちゃんのうんちの状況や回数をしっかり把握しておいてくださいね。

赤ちゃんの下痢の原因は?考えられる病気をチェック!

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赤ちゃんの下痢には、胃腸炎やアレルギーなどが隠れていることもあります。ではどんな病気などが隠れているのか、詳しく見ていきましょう。

ロタやノロなどの「胃腸炎」

【症状】
・食欲がない
・ぐったりしている
・下痢とともに嘔吐もする
・熱がある
・うんちの色が白や赤い


下痢になると一番に疑う人が多い「胃腸炎」。代表的なものには、ノロウイルス・ロタウイルス・細菌性胃腸炎などです。ロタの場合米のとぎ汁のような白っぽいうんち、細菌性胃腸炎の場合は臭いの強い赤や赤黒いうんちになることもあります。

ミルクを飲んだ後になる下痢は「乳糖不耐症」かも

【症状】
・母乳やミルクを飲んだ後に下痢になる
・お腹がゴロゴロなる

母乳やミルクを飲んだ後頻繁に下痢を起こす場合は、「乳糖不耐症」の可能性があります。牛乳に含まれる乳糖が原因でお腹を壊しているので、乳糖を含まないミルクに変えると改善されることが多いです。ただし自己判断はせず、必ず医師の診断を受けてくださいね。

離乳食後の下痢はアレルギーの可能性も!

【症状】
・特定の食べ物を食べると下痢になる
・蕁麻疹などの湿疹ができる
・ぜーぜーした呼吸になることも


特定の食べ物を食べると下痢になる場合は、食物アレルギーの可能性があります。食物アレルギーは症状が重くなると命に関わることもあるので、すぐに病院を受診しましょう。

赤ちゃんが下痢の時気を付けるポイントや対処法は?

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赤ちゃんが下痢になったとき、どう対処すればよいのでしょうか。赤ちゃんを守るためにも、しっかり覚えておいてくださいね。

こまめに水分補給をする

赤ちゃんが下痢になると、1日に何回もうんちをしますが、うんちと一緒に大量の水分も体の外に出て行ってしまいます。そのまま放っておくと、脱水症状を起こすことも少なくありません。脱水症状を防ぐためにも、こまめに白湯や麦茶・野菜スープ、などを与えるようにしましょう。

また赤ちゃんが好きだからと、ジュースなどを与える人もいます。でもジュースに含まれる糖分は下痢を悪化させることもあるので、避けてくださいね。

お尻はできるだけ清潔に保つ

下痢の時のうんちは水分をたっぷり含んいることから、お尻にべったり付きやすく刺激も強いです。そのため、お尻がかぶれるなど、肌トラブルを引き起こすことも!特に下痢の時は、頻繁にちょこっとずつしていることも多いです。赤ちゃんの肌を守るためにも、こまめにオムツをかえてあげましょう。

もしお尻が赤くなってしまったら、お尻ふきでふくのは止めシャワーなどで優しく洗って極力刺激を与えないようにしてあげてください。また洗った後はお尻をしっかり乾かしてから、おむつを履かせましょう。

胃腸炎の時は二次感染予防も!

胃腸炎の場合、赤ちゃんのうんちにたくさんのウイルスが含まれています。おむつなどをきちんと処理しないと、ママやパパに移ってしまうことも!移らないためにも汚れたおむつはビニール袋に入れしっかり密閉し、手も入念に洗いましょう。

下痢の時与えて大丈夫なもの・控えた方が良いもの

Eat Food Vitamins - Free photo on Pixabay (148154)

下痢の時の赤ちゃんの胃腸は普段より機能が低下しています。ではどんな食事を与えれば良いのでしょうか?

消化に良いものを与えよう

赤ちゃんが下痢の時は、極力消化の良いうどん・野菜スープ・おかゆ・果物のすりおろしなどを与えましょう。また離乳食を与えている場合は、離乳食中期の場合は初期のメニューといった具合に、1つ戻った食事を与えると良いです。

一気に食べさせると胃に負担がかかってしまい吐いてしまうこともあるので、様子を見ながら少しづつ与えてください。無理して食べさせようとせず、食べれる分だけ与えてくださいね。

胃に負担がかかるものは控える

下痢の時は胃に負担をかける消化に悪いものや体を冷やすものは控えましょう。具体的な食べ物は以下の通り。

・脂肪が多い食べ物…脂肪の多い肉や魚・植物油など
・乳製品…牛乳・チーズ・ヨーグルト・マーガリン・バターなど
・繊維質の食べ物…ごぼう・れんこん・キノコ類・海藻類など
・糖分の多い食べ物…プリンやケーキなどのお菓子類・ベリー類など
・冷たい食べ物…アイスクリームなど
・柑橘類…オレンジ・グレープフルーツなど


赤ちゃんが食べやすいゼリーやヨーグルト、口の中がさっぱりする柑橘類をつい与えてしまう人もいるかもしれません。でも下痢の時は腸に負担がかかるので控えてくださいね。

病院を受診する目安は?

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下痢を起こすと、心配ですぐに病院へ駈け込む人もいるかもしれません。でも多少回数が多くても元気でいつも通り過ごしているようであれば、様子を見ても良いでしょう。ただし下記の場合は、すぐに病院を受診しましょう。

・胃腸炎や食物アレルギーなどの症状が出ている
・下痢が何日も続いている
・赤ちゃんがぐったりしている

受診の際は下痢の症状をしっかり見極めてもらうために、うんちの写真などを取って先生に確認してもらうとスムーズです。

適切な処置と対応で赤ちゃんを下痢から守ろう

Babe Smile Newborn Small - Free photo on Pixabay (148268)

赤ちゃんの下痢には、胃腸炎などの病気やアレルギーなどが隠れているということがわかりましたよね。お家で様子を見ても良い時もありますが、下痢が続いたりそれ以外の症状がみられるときは、すぐに病院を受診しましょう。

また下痢の時は脱水症状を引き起こしやすいです。水分補給をこまめに行い、消化の良い食べ物を与えてしっかりケアしてあげてくださいね。