先天性股関節脱臼とは?どうすれば気づけるの?起こる原因や治療法について解説!

先天性股関節脱臼とは乳幼児期に見つかりやすい病気の一つです。発症率は約0.2%と低めですが、普段から気をつけていないと発症しやすい病気です。この先天性股関節脱臼が起こる原因や治療法などについてご説明します。我が家の話も交えてご紹介します。

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2017/04/19 公開 | 612 view

先天性股関節脱臼とは?どうすれば気づけるの?起こる原因や治療法について解説!

先天性股関節脱臼とはどんな病気?

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生まれたばかりの赤ちゃんはとても可愛いですが、日常生活の中で気をつけなければいけないことがたくさんあります。その中に「先天性股関節脱臼」というものがありますが、これは太ももの骨が骨盤にはまらずに外れてしまっている状態の病気のことです。男の子よりも女の子の方がこの病気になりやすく、その数値は約10倍との報告もあります。実際に私の娘もこの先天性股関節脱臼と診断されました。

名前に先天性とありますが、診断される多くの割合は後天的なものです。出産時に脱臼を起こしているのではなく、出産後に骨頭(太ももの骨の先)が徐々に離れて行ってしまい脱臼へと繋がります。日本股関節研究振興財団によるとこの先天性股関節脱臼の発症率は約0.2%と低いようですが、生活の中で気をつけていなければかかりやすいとも私は娘をみていて思いました。

特に赤ちゃんに慣れていない初めての育児だと赤ちゃんの抱っこの方法も見よう見まねでしょう。重症化するとギブスをはめたり手術をしなければいけない事態になってしまうので、先天性股関節脱臼は日常の中でお母さんやお父さんがしっかりと予防してあげるようにしましょう。

どうして先天性股関節脱臼が起こるのか

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先天性股関節脱臼が起こってしまう原因は多数存在します。出産時に逆子だったり、妊娠時に羊水過小、子宮筋腫などの要因が胎児の不良肢位につながり発症しやすくなると考えられています。また出産後に赤ちゃんの自然な体勢を妨げてしまうような体勢を取らせたり、抱っこの仕方が変だと脱臼しやすいといわれています。

昔は足を伸ばそうとしていた動きもありますが、今では腕はW字、足はM字になるようにと検診でもいわれます。また不自然な横抱きや縦抱き、おむつをきつく締めるなども原因の一部として考えられています。

普段から抱き方などに気をつけていても先天性股関節脱臼にかかってしまうこともあるので、発症率が0.2%だとしても甘く見ないようにしましょう。我が家も気をつけていても先天性股関節脱臼と診断されたので要注意です。

どうすれば気づくことができるの?

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先天性股関節脱臼は気をつけていれば防げる病気です。抱き方や着替え時に無理に足を伸ばすような体勢を取らせなければ良いのですが、初めての育児だとおむつ替えやあやすので精一杯ですよね。先天性股関節脱臼に気づくためには普段からよく赤ちゃんの身体を観察しておくことをおすすめします。おむつを替えるときはもちろん、抱っこするときやお風呂に入っているときなどによく観察をしてみましょう。

太ももを外側に回してみて「ぽきっ」とした音がしないか

おむつ替え時やお風呂上り時に赤ちゃんの太ももを外側に優しく回してみましょう。ぽきっとした音やくりっとした音が鳴った場合は要注意が必要です。また足を曲げた状態でこれらの音がしないか確かめてみましょう。赤ちゃんが不機嫌なときに行うと上手く確認することができないので、寝ているときや機嫌のよいときに確認しましょう。

両足の太もも周辺のシワの数は一緒か

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赤ちゃんの足を揃えて見た時に、左と右の足の太もも周辺のシワの数が一緒か確かめてみましょう。先天性股関節脱臼の可能性がある場合は左右の足のシワの数が異なっていることがあります。あくまで判断材料ですが、シワの数や長さが違う場合には受診して確認した方が良いでしょう。

足の長さが異なる・引きづるようにハイハイをする、歩く

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