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「妊婦保険」なんてあるの?出産に「保険は適応しない」ってホント?

「妊婦保険」なんてあるの?出産に「保険は適応しない」ってホント?

2017年1月17日 公開

妊婦保険って聞いたことがありますか?通常の保険と違い、妊婦保険は、妊娠・出産もしっかりと保障してくれる保険があります。そして、妊娠が発覚してからでも加入できる保険もあり、いざ妊娠したときには加入しておくと安心です。今回は、妊娠中でも加入できる保険をご紹介します。

「妊婦検診」に保険は適応しないの?

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結論から言うと、妊婦検診は健康保険の適用外となります。そのため、実費で検診を付けることが基本となりますが、各自治体から「補助券」が発行されることがほとんどです。そのため、実質無料や低価格で妊婦健診を受けることができるようになっています。
また、悪阻がひどく点滴を打ったり、切迫流産や切迫早産などで入院など医療的措置が行われた場合は、健康保険が適用されることもあるようです。

「妊婦検診」「出産」に「保険が適応される」のはどんな時?

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妊婦健診や出産で健康保険が適用されるポイントは、「医療処置とみなされるかどうか」です。
例えば、多くの妊婦が経験する「悪阻」ですが、軽度の症状~重度の症状があります。重度の症状になると、水分すら摂ることができない場合もあるため、点滴や入院の処置をとることがあります。このときの処置は、医療的行為とみなされ、健康保険が適用されます。
私の経験ですが、1人目の妊娠5ヶ月のときに、前置胎盤が原因で切迫流産をしたことがあります。そのときは、自宅で3週間の療養で、妊婦健診とは別に通院をしました。その時の通院は、健康保険がてきようされていました。私の場合は、自宅療養の通院でしたが、入院の場合も健康保険が適用されるようです。

また、出産でも健康保険が適用される場合があります。緊急に帝王切開が必要となったときや麻酔が必要になったときです。麻酔と言っても、無痛分娩や妊婦さんの希望での麻酔は健康保険の適用外だそうなので注意が必要です。

貴女は払える?出産に「高額の費用」が発生することも…

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高額な費用と言われると、「帝王切開」を想像しやすいと思います。自然分娩の場合、平均30~50万ほどの費用がかかるとされています。帝王切開の場合は、自然分娩よりも入院期間が長くなるため、費用も高くなります。健康保険の加入者であれば、出産時に42万円の補助が出ますが、それを差し引いても、帝王切開は高額な医療費になります。

また、妊婦高血圧症候群や子宮頚管無力症の場合、継続的な処置や手術が必要なことがあります。健康保険が適用されますが、子宮頚管無力症で手術した場合、平均5~6万円を自己負担することになります。

出産は「危険と隣り合わせ」

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これから出産を控えている方を脅すわけではないですが、「出産は絶対に安全」ではないことを意識してほしいと思います。臨月まで順調になんの問題もなかったのに、胎盤剥離で緊急帝王切開になったり、出産時の出血がひどく輸血が必要になることもあります。
最悪の場合母子ともに命が危険にさらされることもあるのが、「出産」です。そして、費用がかかってしまうのも事実です。少しでも安心して出産に臨むために「妊婦保険」が必要ではないでしょうか?

妊娠中に「新規加入出来る保険」なんてあるの?

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妊娠発覚(母子手帳発行)から妊娠27週までは、医療保険に新規加入することができます。しかし、加入する条件が厳しかったり、次回以降の出産からの保険適用のものもあり、慎重に選ぶ必要があります。
その中でも、妊娠中に新規加入できるもので、出産も保障対象になっている保険を3つご紹介します。

なでしこクラブ

なでしこクラブは、フローラル共済の保険の一つです。妊娠中でも新規加入でき、自然分娩(正常分娩)の入院であれば、1日目から保険金がもらえるということで人気の保険です。特に結婚し、妊娠を望んでいる20代と30代から支持されています。保険料も月々2500円ほどと安いのも人気の理由です。
しかし、注意しなければいけないのが、異常分娩(帝王切開など)の場合、保険金がおりません。保証対象外となるため、注意が必要です。また、加入後、自然分娩の入院が9ヶ月以内の場合も、保険金が支払いができないようです。

EVERY ONE

この保険は、「指定疾病不担保制度」を利用しています。「指定疾病不担保制度」とは、加入時に保障対象外となった病気で入院した場合は、保険金が支払われないというものです。しかし、妊娠中であっても、加入前に帝王切開の予定や異常がなければ、出産時に保険金を受け取れる可能性があります。
例えば、加入時に帝王切開を医師に診断されていなかったが、実際は帝王切開で出産した場合は、保険金を受け取ることができます。また、産後の体調不良で入院した場合も、入院保障を付けることができます。

エクセルエイドの普通保険

この保険は、妊娠の週数に関係なく新規加入することができます。EVERY ONEと同じになりますが、加入時に医師から帝王切開や異常の診断がなければ、実際帝王切開で出産しても保障を受けることができます。また、医療保険のため妊娠・出産以外にも怪我や病気も保障の対象となります。

妊婦保険は「いつまでに加入」をすべき?

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結論から言うと、「妊娠前」に加入することが一番望ましいです。なぜなら、妊娠前の健康状態で特に異常がなければ、医療保険に加入する際の条件はそこまで厳しくはありません。そして、指定疾病不担保制度の条件に当てはまることも少ないため、充実した保障を受けることが可能です。
妊娠してから加入できる保険もご紹介しましたが、どれも保険金を受け取ることができない場合などあるため、注意が必要となります。
妊娠を望んでいるのであれば、まず保険に加入しておくと安心だと思います。

妊娠中に保険へ「新規加入」をする際の「注意点」は?

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まず、現在の妊娠も保障の対象になるのか確認しましょう。加入時期によっては、次回以降という保険もあります。せっかく出産時の保証を受けるために加入するので、しっかりと確認して加入するようにしましょう。また、1人目に保険に加入していなくても、2人目からの加入もできます。しかし、1人目の出産が帝王切開の場合、保険に新規加入することが難しいだけではなく、加入できても2人目を帝王切開で出産した場合、保証外となることがほとんどです。そのため、1人目が帝王切開の方は注意が必要になります。
保険のことがよくわからないという人はFP(ファイナンシャルプランナー)や保険の無料相談窓口なで、プロの方に相談してみても良いでしょう。

極力保険は「出産前」に加入をしておこう!

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「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、保険に加入していることはとても大切です。新たな命を授かることもうれしいですが、その命を守るためにも保険には加入しておいてほしいと思います。今回は、妊娠中に加入できる保険をごしょうかいしましたが、できることなら問題の少ない妊娠前に加入しておくと安心です。
私の体験ですが、妊婦健診で子宮に腫瘍(できもの?)が見つかりました。そのときは特に問題はないと言われ、出産も無事に終えましたが、妊娠がきっかけで病気が発覚することもあります。
そうなってしまうと、保険の新規加入も難しくなってしまうので、早めの加入が望ましいです。

「妊婦保険に加入」をして「安心して出産へ挑もう♪」

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医療保険はたくさん種類がありますが、女性なら女性に特化した医療保険に加入すると保障も手厚くて安心です。また、妊娠・出産もしっかり保障されるものだとより安心ですよね。妊娠を考えている方は、ぜひ妊婦保険を検討してください。そして、安心して元気な赤ちゃんを産んでくださいね。

まとめ

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妊娠・出産は、女性にとって人生のビックイベントです。男性が味わうことのない、幸せな時間もあるでしょう。妊娠がわかったとき戸惑いもきっとあるでしょうが、子どもとの生活を考えると楽しくなりますよね。安心して妊娠・出産ライフを楽しんでくださいね!