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産後の夫婦生活はどうしてる?ずっとラブラブ夫婦でいるために知っておきたい本音の話

産後の夫婦生活はどうしてる?ずっとラブラブ夫婦でいるために知っておきたい本音の話

2018年5月8日 公開

産後の夫婦生活はどうしてるのか?って人にはあまり聞けない話ですよね。夫婦生活再開のときにすれ違ってレスになるってことも珍しくないようです。産後のママ、パパそれぞれの本音がどんなことなのか心の隅にでもおいておけていたら、いざ産後の夫婦生活を再開というときのすれ違いに対処することができるのではないでしょうか。産後のママ、パパの本音と夫婦生活再開のきっかけづくりや注意点などご紹介します。

産後のママのカラダ

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産後のママのカラダは、考える以上のダメージを受けています。どんな出産方法だったとしても、ママのカラダには大きな負担になっています。
骨盤や股関節の痛み、続く悪露、会陰の傷や帝王切開の術後の痛みなど満身創痍といっていいのではないでしょうか。
満身創痍の状態で、赤ちゃんのお世話が始まり、寝不足が続きますし体力の消耗は激しい状態といえます。
産後間もなく、満身創痍のこの時期は『産褥期』といわれ、ママにとってはとても大切な時期といえます。
産褥期は6週間から8週間といわれていますが、家事育児とがんばるママのカラダの回復を優先させてあげたい時期ですね。

産後の夫婦生活はいつから?

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一般的な夫婦生活再開の時期は産後1ヶ月健診で問題がなく【妊娠前の生活に戻って大丈夫】とお墨付きをいただいてからのようです。
ただし、産後1ヶ月といえばまだ悪露が続いていることもありますし、自然分娩の場合は会陰、帝王切開だった場合はおなかの傷の痛みがあることもあるので再開はそれよりも遅くなることも多いようです。

産後の回復には個人差がありますから、産婦人科で再開してもいいものか質問してみるといいでしょう。恥ずかしいことと思うかもしれませんが、再開にはまだ早い時期に再開してしまって痛みを覚えたりなにかトラブルが起きてしまうと、その後のカラダや夫婦生活に影響しかねません。恥ずかしがらずに確認するのが確実で安心できるのではないでしょうか。

夫婦生活も妊娠前の状態に戻ってもいいといわれても、気持ちや体調の感じ方はそれぞれです。産褥期の6週間から8週間は様子をみてもいいかもしれませんね。

産後の夫婦生活(セックスレス)の悩みは多い

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産後の夫婦生活について悩んでいるご夫婦は少なくないようです。再開するタイミングやきっかけ、お互いの気持ちなどさまざまな理由があるようです。

妊娠出産をきっかけにセックスレスに陥ってしまうことも少なくないようです。そのことが原因の2人目不妊や浮気など悩みが深くなるという悪循環も起きているようですね。

世界でもっともセックスレスな国が日本であるという調査結果があるくらい大きな悩みでもありますよね。いつまでもラブラブな仲良し夫婦でいたいという思いがあっても、そうはいかない本音がママにもパパにもあるようです。
産後の夫婦生活の本音をママとパパそれぞれに調べてみましたのでご紹介します。

産後の夫婦生活・ママの本音

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産後の夫婦生活についてママはどんな風に感じているのか、ママの本音を調べてみたら共通したいくつかのポイントがあるようでした。

産後のカラダの変化

産後のカラダは疲労でいっぱいで、いつも睡眠不足の状態です。カラダの回復がうまくいかず、夫婦生活の再開する気になれない場合も多いようです。
赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいになってしまっているので、夫婦生活とまでの余裕が持てないのかもしれませんね。

産後のカラダの変化は、体型やおっぱいなど外見の変化もありますよね。再開にあたって妊娠前と違うカラダを見せるのが嫌だと感じてしまうママもいるようですね。

夫婦生活再開にあたって、痛みがあるのではとか、実際に傷みがあってもういいと思ってしまったというママもいるようですね。

きっかけがない・タイミングがつかめない

産後の夫婦生活に後ろむきなママたちばかりでもないのです。パパとなった夫とのふれあいを求めてはいるものの、赤ちゃんといっしょの空間では夫婦生活に身が入らないし、赤ちゃんのことを気にしていたらタイミングがつかめないという場合も多いようですね

妊娠中はおなかの赤ちゃんのことを第一に考えて夫婦生活は控えていたということもあり、出産して夫婦生活を再開しようにもずっとしていなかったから、きっかけがなかなかないと感じるママも多いようです。

ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化から、性欲がわかないということも起こることではあります。その他にもホルモンバランスが影響することはあります。

産後、パパとなった夫に嫌悪感を抱いてしまう、母となった自分に触れてくることが気持ち悪いとかんじてしまい夫婦生活を拒絶してしまうということも多くあるようです。
授乳をしているおっぱいは、大事なわが子の栄養源を供給する大切な神聖なものと感じで、触られたくないと感じるということもあるようですね。

それにはホルモンバランスが影響しているようです。では次に、ホルモンバランスなどが関わってパパを拒絶してしまうママが陥ってしまう産後クライシスという現象にも触れておきます。

産後クライシスってどんなもの?

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産後クライシスって最近よく聞きますよね。産後クライシスとは【産後2年以内に夫婦の関係が急激に冷え込み、愛情が冷めていく状況】のことをいうのだそうです。

厚生労働省で調査が行われた、平成23年度全国母子世帯等調査の母子世帯になった時の末子の年齢階級別状況をみると、こどもが0歳~2歳までが35.1%にも上っています。
このことからしあわせなときと思われる赤ちゃんが生まれた直後に、別々の道を歩むことになる夫婦が多いことがわかります。

なぜ産後クライシスというような状況になってしまうのでしょうか。

産後の体調不良や寝不足、精神不安定

産後の体調不良はどんなママにも起こることで、体調が完全に回復しないままに赤ちゃんのお世話をし授乳することになりますよね。それに加えて赤ちゃん中心で1日がまわっているので当然眠る時間を確保するのが難しい状態です。
本当に24時間休みはない状態では、ママのカラダはボロボロですよね。
それに加えて、ママの心が不安定になっていることも考えられます。妊娠出産を通してしあわせなことばかり想像していたママも多いかもしれません。
でも、産後は本当に大変なことばかりです。赤ちゃんだって、ママの思った通りには動いてくれませんから、想像していた産後の生活と実際の生活とのギャップが大きくなります。
うまくいかないことばかりだけど、しっかり育てていかなくてはというプレッシャーも加わると、ママの心には大きな負担がかかることになります。

パパの家事育児への協力が得られない

パパは生活のサイクルがほとんど変わりません。仕事に行って家をあけ、友達や会社の飲み会で遅くなりということも赤ちゃんがいても変わりないことですよね。
赤ちゃんが生まれても、家事や育児を積極的にやってくれるというパパは、残念ながら少ないかもしれません。
ママは妊娠中から当然ママとしての意識がしっかりありますし、産後も赤ちゃんのお世話が中心です。
生活の変わらないパパは赤ちゃんが生まれてもすぐにはパパとしての自覚が芽生えるわけでもなく、ママのように赤ちゃんのお世話をすることはできないですよね。
ママが気がつく赤ちゃんのちょっとした変化にパパは気がつかないし、言わないとやってくれないしママと同等の感覚を求めてしまったとしたらそれはかなりのストレスに感じるでしょう。

ホルモンバランスによる影響

妊娠中に多くなるのが女性ホルモンです。妊娠していないときに比べたら大きく変化します。この女性ホルモンは出産後、妊娠前のように急激に減っていきます。
ホルモンバランスの急激な変化は、自律神経の乱れにもつながり、精神的に不安定になってしまうことがあります。涙もろくなったり、ちょっとしたことでイライラしたり、怒りの沸点が低くなったり、気にしなくていいことまで気になったり不安定な状態になります。これは自分ではコントロールできるものではないのです。
パパが協力的であったとしても、このホルモンバランスからくる不安定さはコントロールしようがないということになります。
産後クライシスの状態に陥ってしまった状態であれば、夫婦生活の再開どころではないかもしれませんね。

産後の夫婦生活・パパの本音

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産後の夫婦生活においては、パパの方にも思うところはあるはずと思い少し調べてみました。産後、生活にあまり変化がないとはいえ、産後必死に育児や家事をしているママを感じているし、赤ちゃんがいる生活はやはり大きな変化なのですよね。パパが感じていることにもいくつかポイントがあるようです。

気を使いすぎタイミングを逃す

妊娠出産を経て、もう夫婦生活も問題ないといわれる時期になったとはいえ、必死の育児と家事で疲弊しているママを見ると夫婦生活を再開したいと言い出しにくいものなのだそうです。
疲れていそうだったり、寝てしまっていたりとタイミングを逃してしまっているうちに、どんどん夫婦生活について声をかけづらくなってしまうのだそうです。

赤ちゃんのことが気になってそんな気分にならない

赤ちゃんがいる生活は、夫婦だけだったときとはやはり大きく違います。常にママのそばには赤ちゃんがいます。
例えば、夫婦生活を再開しようとしても、赤ちゃんが泣きだしてしまったらどうしようとか、寝ている赤ちゃんを起こしてしまったらとか考えているうちに萎えてしまうと感じているようですね。

一度盛り上がった気持ちが中断されるというのは、パパにとってはつらいことなのでしょうね。

仕事も忙しいし、疲れているし気分がのらない

産後の夫婦生活再開のタイミングで、お仕事が忙しい状態だったり、ポジションが変わって責任が重くなったり、仕事に集中してしまって夫婦生活にまで気が回らない状態になっているという場合もあるようです。

結婚して赤ちゃんが生まれるという時期は男性にとって仕事でも大切な時期になっているということは多い世代だと思います。パパだって疲れているということなのかもしれませんね。

拒否されることが続くとトラウマに

パパにとって夫婦生活再開は待ちに待ったことかもしれません。コミュニケーションのひとつとしても大切なことですし、大切な人とのつながりを求めるのは性欲を発散することだけでは満たされないものですからね。

しかし、ママの状態が夫婦生活再開に向かっていない状態だと、求められても乗り気にはならないし、断ってしまうこともあるとでしょう。
そんなとき、繊細な男性は、けっこう傷ついてしまうのだそうです。産後のママによくあるのだそうですが、はっきりと【NO!】と拒絶するのだそうです。そうすると、パパとしては夫婦生活を拒否されたことに加え、男として拒絶されたという思いに陥るのだそうです。

そんなことが続くと、もう夫婦生活を誘う気持ちは起きなくなるのだそうです。

女性として見られなくなった

妊娠中大きくなっていくおなかを見たこと、そして悲しいかなできてしまった妊娠線も気になるようですね。
そして、産後太り気味になってしまったことや産後のおなかのたるみなど見てしまうと、妊娠前の妻の姿と違いすぎてなんな気持ちになれないという場合もあるようです。

大切なこどもの母で、家族という新しい感情になって、性的な対象に見るのが難しくなってしまったということもあるようですね。
男性にはやっぱり、性的な欲求は大きくあるものだと思うのです。生理的にも本能的にもです。パパもいろいろ感じているのですね。
ママにとってはショッキングな本音も含まれていますが受け止めなければならないことかもしれませんね。

産後の夫婦生活がその後のレスを招く?

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産後に夫婦生活ですれ違ってしまった場合、そのまま引きずってしまいレスの状態が続いていってしまうという事態を招く場合があるようです。
きっかけやタイミングを逃したまま、どんどん夫婦生活といった雰囲気がら遠ざかり悪循環になってしまうというのが産後の夫婦生活がその後のレスを招く原因のひとつかもしれません。

【産後】とくくられる時期は3ヶ月目くらいから1年経つころまでが目安になりますが、それ以上たってもとなると産後の夫婦生活のすれ違いでは済まされないですよね。

話し合いをと思うところですが、重い感じで話し合いをしても、感情的になってお互いに引いてしまったりして夫婦生活の改善につながるとも思えません。

どんなことをきっかけに夫婦生活のすれ違いが解消できるのが調べてみました。

産後の夫婦生活のきっかけ

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産後の夫婦生活再開のきっかけを逃さないためにどうしたらいいのだろうって考えたときに、お互いがどんな風に感じているのか話し合ってみたらどうだろうかというのが一番に出てくるのではないでしょうか。

でも、考えてみたらそんな話し合いをして、「よし!再開しよう!」と決めたとして、それで再開できるものではないのですよね。
理屈じゃないし、感情がその方向に動いていなければ、夫婦生活をとはならないという場合の方が多いようです。

赤ちゃんが生まれてから、夫婦でのスキンシップから遠ざかっていたというなら、まずはスキンシップからはじめてみるのはどうでしょうか。
ベタベタ触るというのではなく、自然なボディータッチから近づいてみましょう。まずはお互いの距離を縮めるのがいいのではないでしょうか。

夫婦で2人だけになれる時間を作ってみるのもいいのではないでしょうか。預けてまで2人きりになれる時間をつくるというのではなくても、寝かしつけを終えて寝るまでの時間に晩酌してみるとか、隣に座っていろいろお話をする大人の時間を作ってみると気分が変わるかもしれません。自然に笑顔になれる2人の時間が1時間でもあれば、きっと距離も近づきますよね。

お互いの日ごろの疲れを癒すためにマッサージをしあったらもっとボディータッチになりますし、そこから夫婦生活に繋がるかもしれません。
繋がらなかったとしても、そのふれあいはきっと、夫婦生活にも前向きになるきっかけになるのではないでしょうか。

言葉ではなく【ふれあいが大切】ということかもしれませんね。

産後の夫婦生活で注意したいこと

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夫婦生活が再開できたら、それはとてもステキなことですよね。夫婦のコミュニケーションのひとつがうまくいっているということですものね。
産後の夫婦生活では、注意したいポイントがいくつかあります。

予期せぬ妊娠に注意!

産後は、排卵がいつ再開していつ起こっているのか予測しづらいのです。母乳をあげている間は生理がこないし、妊娠しないと誤解をしている方もいるようですが、生理が再開していなくても排卵が起こっていることもあります。予期せぬ妊娠を避けるために避妊は忘れないようにしましょう。

ママのカラダに配慮を

産後はホルモンバランスの影響で、潤いが足りないということが起こることがあるようです。潤いが足りないと、痛みがあったり傷がついてしまったりということが起こってしまします。
出血を起こしたりということもあるようなので、夫婦生活のあと出血が続いたり、出血に加えて腹痛があるというときは一度受診してみることをおすすめします。

潤いが足りなくて痛いというようなことがあるときはジェルを使うなど、ママのカラダに配慮してあげてください。

また、母乳育児をしているときに乳房への刺激が授乳時のような反応してしまったり、乳房が張ってきてしまうということがあります。触られるのを嫌がるママもいますので、配慮してあげることを忘れないようにしましょう。
母乳が出てきてしまってお互いに冷めてしまうなんてことも避けたいですものね。

まとめ

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夫婦にとって大切なことは、夫婦生活だけではないんですよね。でも、夫婦生活も大切なひとつなんです。
触れ合うことで通じ合うこともあるわけで、大切なコミュニケーションだったりするんですよね。

レスが原因で、ママとパパの心が離れてしうと、もっと大きなトラブルに発展してしまうという話もよく聞きます。それは避けたいですよね。

ママとパパが仲良しだときっと赤ちゃんもうれしいはずですし、いつまでもラブラブでいるためには乗り越えたいターニングポイントかもしれませんね。

軽くヒョイっと越えられる夫婦もあれば、ちょっとがんばらないと越えられない夫婦もある。夫婦があるだけ乗り越えるターニングポイントはあるので、うまくこえられるといいですね。