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毎年、インフルエンザの予防接種はした方がいいの?

毎年、インフルエンザの予防接種はした方がいいの?

2017年1月3日 公開

毎年冬に大流行するインフルエンザ。病院でもインフルエンザの予防接種を進められますよね?でもなかなかの金額で、迷う方も多いんではないでしょうか。本当に予防接種はした方がいいのか調べてみました。

インフルエンザとは?

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インフルエンザとは、“インフルエンザウイルス”によって引き起こされるウイルス感染症です。
2009年の冬までは、2つのA型インフルエンザ(香港A型とソ連A型)とB型インフルエンザのあわせて3つのインフルエンザが流行していました。これらをまとめて季節性インフルエンザといいます。2009年春からはそれらに加え新型インフルエンザが流行し、世界中に広がりました。季節性インフルエンザは、主に冬場に流行していましたが、新型インフルエンザは夏場にも流行しています。現在は年間通して、インフルエンザを発症します。

インフルエンザの主な症状は?

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インフルエンザにかかると38℃以上の急な発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状が強くあらわれ、あわせて鼻水、咳、のどの痛みなどの症状もあります。 
高齢者、妊娠中の方、乳幼児がインフルエンザにかかると、気管支炎、肺炎などを併発し重症化し、最悪の場合は、死に至ることもあります。特に新型インフルエンザの場合はその危険性が増加します。
そのため「インフルエンザかな?」と思われる場合は、早めに医療機関を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。

インフルエンザと風邪の違いは?

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普通のかぜは1年を通してみられますが、インフルエンザは季節性を示し、日本では例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。
かぜの多くは、発症後の経過がゆるやかで、発熱も軽度であり、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が主にみられます。
これに対し、インフルエンザは高熱を伴って急激に発症し、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が強く現れます。関節痛、筋肉痛、頭痛も現れます。また、インフルエンザは、肺炎や脳炎(インフルエンザ脳炎)などを合併して重症化することがあります。

インフルエンザが毎年流行るのはなぜ?

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からだにはウイルスの特徴(抗原)を見分けてそれに合った抗体をつくり、感染を防いだり、回復を早めたりする仕組み(免疫機構)があります。予防接種はこの仕組みを利用したものです。
 しかし、インフルエンザウイルスは、その表面にあるHA、NAという2種類のたんぱく質の突起が、ヒトの免疫機構から生き延びるために毎年マイナーチェンジをして特徴を変えています。毎年流行するのはそのためです。

インフルエンザの予防接種とは?

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現在日本国内で使われているインフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」で、安全性が高いワクチンです。ワクチンの基となるウイルス(ウイルス株)は、毎年WHO(世界保健機関)が発表する推奨株を基に、日本国内の専門家による会議にてその年の流行を予測・検討し、決定されています。
インフルエンザの予防接種料金については病院によって異なります。
多少の上下はありますが、相場としては2000~3000円と言われています。これは1回接種する場合の料金ですので、2回受ける場合には6000~7000円程度かかると考えておくと良いでしょう。13歳以下は2回接種ですので、一人7000円かかるということになります。うちは子供三人なので、21000円かかります。

インフルエンザの予防接種を打つとかからないの?

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予防接種を受けたとしても、感染する人は感染します。ですが予防接種を受けてない人に比べて圧倒的に症状は軽くなります。体内にある程度の抗体を持っているので、感染した時にはそれが働いてくれます。なのでワクチンは高額ですが、無駄にはなりませんね。

インフルエンザの予防接種は意味がない?

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私のママ友とかでも、インフルエンザの予防接種したのに、インフルエンザにかかったという話をよく聞きます。
実際どうなのか調べてみました。前橋レポートというのはご存知ですか?インフルエンザの予防接種は意味がないという研究結果も出ています。
「世界保健機関(WHO)のホームページを見ても、インフルエンザワクチンについて『感染予防の効果は期待できない』と認めています。そもそも、インフルエンザはA香港型、Aソ連型、B型などと分類しますが、同じ型であってもウイルスは細かく変異を続けているため、ぴったりと当てはまる型のウイルスを事前につくり出すことは事実上不可能です」(内科医)

 実際にホームページや公式見解を調べてみると、WHOの見解としては、「感染予防の効果は期待できないが、発症や重症化を抑える効果はある」との表現が見つかる
インフルエンザの予防接種はしても意味がないという記事です。
インフルエンザ予防接種に対して否定的な考えをもつ方々がよく引用する文献に「前橋レポート」と呼ばれる調査があります。このレポートは、1979年に群馬県の前橋市医師会が、インフルエンザの副作用と効果に不信感を持ち、接種を取りやめ、5年間に渡る研究結果をまとめたものです。その後90年前半にインフルエンザ予防接種の集団接種が廃止されるきっかけになったと言われています。
私はこれをママ友に聞いて、衝撃が走りました。

インフルエンザに罹ったらどうしたらいいの?

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〇かかりつけ医師の指示にしたがった治療を受ける
〇安静にして休養をとる。特に十分な睡眠が重要
〇水分を十分にとる。お茶やジュース等も可
〇咳やくしゃみによって、周囲に二次感染させないために不織布製マスクを着用する
〇人混みや繁華街への外出を控える。職場や学校に無理して行かない

またインフルエンザの薬は、48時間以内の早期に服用すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、鼻やのどからのウィルス排出量も減ります。なので、なるべく早く病院に行き、薬を飲むことをお勧めします。
しかし、インフルエンザの検査は、発症直後の12時間以内の場合は、体内のウィルス量が少なく、陰性と判定されることもあります。なので早く病院に行き過ぎても意味がありません。

インフルエンザにかからないためには

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〇うがい、手洗い
外出から帰宅したとき、調理の前後などこまめに手を洗う、うがいもしてください。
〇健康管理
インフルエンザは免疫力が弱っていると感染しやすくなるし、感染した時に症状が重症化しやすくなります。
十分な睡眠とバランスのいい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
〇予防接種を受ける
流行するウイルスが毎年かわるため、毎年接種した方がいいでしょう
〇適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。加湿をして50%から60%の湿度に保つのも効果的です。
〇人混みや繁華街の外出を控える

などをして、予防してください。

インフルエンザ予防にお勧めのもの

まとめ

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インフルエンザの予防接種は毎年しないと意味がないという人と、予防接種をしても意味がないという考え方の2つに割れています。予防接種をするかしないかは、お母さん次第ということになります。
なかなか高価なワクチンなので迷うと思いますが、ちゃんと考えて答えを出してほしいです。
また、インフルエンザの予防法も色々あるので、実施してほしいです。