子どもと一緒にキャンプをした事がありますか?
子どもの自然体験の機会は減少傾向にあり!!
via www8.cao.go.jp
近年子どもの自然学習や体験学習の場や機会は減少傾向にあり、その少なさが指摘されているそうです。学校以外の公的機関や民間団体が主催する自然学習についてもどの学年でも概ね低下していると言われています。子どもがした事がある自然体験について内閣府が発表した調査内容を細かく見てみると、以下の様な結果が表れました。
中でもキャンプをした事がある子は少なめ
via www8.cao.go.jp
子どもがこれまでにしたことがある自然体験について行った調査によると、「海や川で泳いだこと」や「夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見たこと」は8割以上の子どもが経験していました。しかし、「キャンプをしたこと」「ロープウェイやリフトを使わずに高い山に登ったこと」は6割以下だったんです。キャンプは子どもの「生きる力」を育てる良い機会。学校や公的・民間が行う自然学習が減っている今、家族でキャンプに行く機会を作ってみるのはいかがですか??
キャンプは子どもの五感を鍛える「原体験」!!
原体験とは…??
原体験とは自然の中で得られる「生きる力」を養うための体験のことです。自然界で起こりうる想像を超えた体験の中で、物を考え行動する力を育てるにはこの原体験が重要だと言われています。
原体験とは,自然物を対象として触,臭,味の基本感覚を中心とした五感による直接体験をさします。
しかし,その意味は狭義としてとらえると単に触った,嗅いだ,味わったという体験に過ぎません。
そのため,これに視覚や聴覚を複合させ,自然物でモノをつくったり,遊んだり,探したり,採集,飼育,栽培という生活の基礎基本も含めて考えると広義の原体験を考えることができます。
こうした,原体験の対象となるものは自然物としては文化の歴史を踏まえ,火,石,土,水,木,草および動物の7つです。
さらに,私たちはこれら7つに暗闇の恐怖,飢えや渇きなどといった情感や意欲に関する体験も加えました。ただし,これは物ではないので,ゼロ体験として原体験の1つと考えています。
現在の日本教育は世界と比べて遅れをとっていると言われています。「脱ゆとり」を目指した今の日本の教育では、計算や暗記などの問題に対しては一定の成果が出ていますが、図や資料を元に答えを導き出す様な問題は苦手とされています。すでに知っている知識を試すペーパーテストの点数は良くても、その知識を他の事に活用する事が出来ないのは想像力が足りないから。それを補う事ができるのが「原体験」なんです。