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【年齢別】子どもを読書好きにするおススメ方法!学力アップにも?読書の効果とは?

【年齢別】子どもを読書好きにするおススメ方法!学力アップにも?読書の効果とは?

2018年5月19日 公開

子どもが読書をするのはいいとわかっていても、では実際子どもを読書好きにするにはどうしたらいいの?この記事では、年齢別のオススメ方法をご紹介♪大人になってからの能力にも関わる?気になる読書の効果も徹底解説します!

子どもにとって読書はどんな効果があるの?

Portrayal Portrait Baby · Free photo on Pixabay (117840)

「多くの東大生が小さい頃絵本の読み聞かせをたくさんしてもらっていた」—―そんな話を聞いたことはありませんか?読み聞かせや読書が、子どもの学力向上のためにいいらしいということは知られてきています。ですが、実際にどんな点がいいのでしょうか?

☆語彙力・言語能力が伸びる

絵本の読み聞かせや、読書を通じて、子どもは本の中の「言葉」に触れていきます。普段の生活の中でママやパパ、友達と使う言葉以外にも幅広く言葉を知ることができるのですね。また、その「言葉」が正しいことも見逃せないポイントです。
本のほとんどは、校正という作業を経て、日本語として正しいように気を配られています。また、絵本や小説であれば、さらに「美しい言葉」にも触れられるというメリットがありますね!

☆想像力・感受性が豊かになる

特に文字の多い本であれば、子どもは文字で書かれた内容を頭の中で想像することで読み進めて行きます。自分の頭の中で想像する過程で、自然と想像力が鍛えられるのですね。また、実際にはできない体験を「疑似体験」できることも読書の大きな魅力。そうして感受性を鍛えることで、自分にはわからない相手の気持ちも想像する力が身につくのではないでしょうか。

☆集中力が養われる

本を読むときに、歩き回りながらという人はあまりいません。じっとして、集中して文字を追っていくことで自然と集中力が鍛えられていきます。幼児のお子さんであれば、これから小学校に進んで授業を受けるための訓練にもなると思いますよ。

子どもの頃の読書が大人になってからの能力に関わる?

Analysis Brainstorming Business · Free photo on Pixabay (117833)

子どもにとって読書は、学習効果があることはわかりましたが、実は、大人になってからの意識・能力にも関わるのではないかという結果も出ています。
ここで、国立青少年教育振興機構が平成25年に実施した調査の結果をご紹介します。
子どもの頃に読書活動が多い成人ほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」のすべてにおいて、現在の意識・能力が高い。
特に、就学前から小学校低学年までの読書活動と、成人の「文化的作法・教養」との関係が強い。
子どもの頃の読書活動と体験活動の両方が多い成人ほど、現在の意識・能力が高い。
こちらは国立青少年教育振興機構が平成25年に行った調査の結果です。
これは、成人に対して行った調査の結果ですが、子どもの頃に読書活動を多くした成人ほど、大人になってからも読書活動をする割合が高くなっています。
また、「10代の頃に、なりたい職業ややってみたい仕事があった」「なんでも最後までやり遂げたい」などの質問を通じて、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」のすべての項目で意識・能力が高いという結果が出ているそうです。

また、特に、就学前から小学校低学年までの読書活動と、「文化的作法・教養」に強い関係がみられるという結果も注目したいもの。この時期に読書を通じて学んだことが大人になってからの基礎になっているのかもしれませんね。

どうすれば子どもが読書を好きになる?

Baby Kid Child · Free photo on Pixabay (117841)

では、子どもが読書好きになるために、今からできることはなんでしょうか?
できる対策は、子どもの年齢によって違ってきます。このあと年齢別に詳しくご紹介していきますね。
ここで、おススメの本も一冊ご紹介します。
「読書量」が「学力」を決める、と聞くとちょっとどきっとしますが、お子さんの読書嫌いが心配なママにぜひ読んでほしい一冊です。

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自身は勉強好きではなかったと語る著者のことばには、読書嫌いの子どもを持つママにも納得できることがたくさん。おススメ本145冊も併せて紹介されているので読みごたえがあります。

読書好きになるためのコツ【赤ちゃん】

Child Fun Family · Free photo on Pixabay (117843)

まずは、絵本との出会いの機会を作ってあげてください。赤ちゃんは破ったりなめたりしてしまうことも多いですが、絵本を家に置いて、触れるようにしてあげるといいですね。読み聞かせもおススメですが、最後までしっかり聞けなかったり、ページを自分で触ろうとしたり、すんなりいかない場合も多々あると思います。それはそれ、で、赤ちゃんが楽しければいいくらいの気持ちでまずは取り組んでみてください♪

読書好きになるためのコツ【幼児】

Baby Kid Child · Free photo on Pixabay (117844)

幼児期のコツは、やはり読み聞かせをたくさんしてあげることだと思います。なかなか時間が取れませんが、1日1冊でも、2日に1冊でも、週末だけでも。自分で文字が読めるようになってきたら、好きなジャンルの本を一緒に選んであげてください。たとえば、動物が好きな子には動物が主人公の絵本、食べ物が好きな子には、子ども向けのレシピ本なども面白いかもしれません。
図書館などでは、読み聞かせのイベントを行っているところもたくさんあります。少しずつ、足を運んでみるのもおススメです。

読書好きになるためのコツ【小学生】

Books Boys Forest · Free photo on Pixabay (117845)

このころには、読書好きな子とそうでない子が分かれている場合も多いですね。では、嫌いな子にどうやって読書を好きにさせるか?反抗期だと無理やり進めるのは逆効果という場合も。
学校では、読書の時間が設けられている場合も多いので、家でも強制するのではなく、まずは「調べる」ことへの興味を持たせることから始めてみるのはどうでしょうか。
何か疑問を持ったときに、辞書や図鑑で一緒に調べ、「わかった!」という楽しさを体験する。家に適当な本がなければ、図書館へ。難しいときは、スマホでもいいと思います。疑問を持って、調べることで知的好奇心を満たす楽しみからはじめてみるのはどうでしょうか。

今日からできる!まずはママからの簡単対策♪

Family Mama Son · Free photo on Pixabay (117859)

その気のない子どもを動かすことはとても難しい場合がありますよね。
そんなときは、ママができることをまずやってみるのはどうでしょうか。ママが(もちろんパパや、ほかの家族でも!)変わってみることで、子どもが自然と変わってくれたらもうけものです。

☆本の置きかたを変えてみる

実は家にはたくさんの本があるけれど、手に取ってくれないということはありませんか?そんなときには本の表紙が見えるように置いてみるというのもひとつの手。本屋さんで平置きに並べられた本を見ているとつい手に取ってしまうこともありますね。
絵本であれば見た目も可愛い本がたくさんありますので、インテリア感覚で入れ替えてみるのもおススメです。

☆ママが本を読んでみる

まずはママやパパが本を読んで、読んでいるところを子どもに見せてみましょう。読書という習慣を身近に感じるきっかけになります。お子さんがある程度小さいときであれば、読んでいる本そのものに興味を示してくれることもあるかもしれません。

☆読み聞かせに挑戦してみる

なんといっても一番の対策はこれ!です。特に小さな子であれば、読み聞かせ自体がパパやママとのふれあいの時間になり、スキンシップにもつながります。子どもが大きくなってくると読み聞かせは卒業ということもあるかもしれませんが、ボランティアによる読み聞かせ活動を実施している学校も多く、小学生でも読み聞かせは十分に楽しむことができます。

子どものための本はどうやって選ぶ?

Book Read Old · Free photo on Pixabay (117847)

読書がいいことはわかったけれど、いざ、どんな本を選んだらいいかわからないという方も多いですよね。お子さんの年齢によっても、選びかたのコツは違ってきます。
簡単ですが、ご紹介していきますね。

☆赤ちゃんにはカラフル・リズミカルな本がおススメ!

特に小さな赤ちゃんの場合、じゅうぶんに発達していない視力でもわかりやすいカラフルで絵がはっきりした本がいいということが言われています。また、絵本もおもちゃのひとつという感覚で、ママやパパに声に出して読んでもらって楽しめるリズミカルな言葉の絵本がいいですよ。

☆幼児期にはストーリーのあるお話を

このころになるとストーリーのある絵本を楽しめるようになります。まだ文字がじゅうぶん読めなくても、パパやママの読み聞かせを通じてさまざまな世界を疑似体験できるようになります。また、お気に入りの絵本を何度も「読んで」と言われることも。忙しいですが、できれば応えてあげられると理想的!ですね。

☆小学生になったら自分で本を選ぶ喜びを

小学生になると好みも出てきて、自分で選びたいということも増えてくるかもしれません。同じような本ばっかりだったり、もっと文字の多い本がいいのではと思ったり、気になることはありますが、ぐっとこらえて尊重してみるのもおススメ。本を自分で選ぶ、ということが楽しみになれば、読書自体も好きになってくれるかもしれません。

まとめ

Childrens Books Reading · Free photo on Pixabay (117842)

子どもを読書好きにしてあげたい、そう願うママは多いと思います。何かを「好き」にさせることはとても難しいですが、子どもの旺盛な好奇心とうまく結びつけることができれば、読書好きへの第一歩になるかもしれません。
まずは、ママが簡単にできる工夫から、何かひとつ、はじめてみませんか?