理解度チェック!「甘やかす」と「甘えさせる」の違いは?
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まずは「甘やかす」と「甘えさせる」の違いがどれだけ理解できているか、チェックしてみましょう。次の行動は、「甘やかす」、「甘えさせる」どちらだと思いますか?
①子どもが「買って~!」とせがんだときは、お菓子やおもちゃを買ってあげる
②抱っこしてとせがんだときに、可能な限り抱っこしてあげる
③片付けしないので、代わりに親がやってあげる
④子どもが転んで泣いたとき、慰め頭をなでてあげる
⑤子どもの嫌いなものは食卓に出さない
ズバリ答えは、
①③⑤・・・「甘やかす育児」
②④・・・「甘えさせる育児」
です。
①子どもが「買って~!」とせがんだときは、お菓子やおもちゃを買ってあげる
②抱っこしてとせがんだときに、可能な限り抱っこしてあげる
③片付けしないので、代わりに親がやってあげる
④子どもが転んで泣いたとき、慰め頭をなでてあげる
⑤子どもの嫌いなものは食卓に出さない
ズバリ答えは、
①③⑤・・・「甘やかす育児」
②④・・・「甘えさせる育児」
です。
「甘やかす=大人の都合」不必要なものや行為で接すること
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上のチェックの①③⑤はどういうところが「甘やかす育児」だったのでしょうか。まず、「甘やかす」とは【大人の都合】であることに注目してみましょう。
①ですが、子どもが何かを「買って~」とせがむことは、よくあることですね。そこで買わないと、ギャーと泣かれたり、しつこく言ってきたり、対応が面倒になることも。祖父母が孫に嫌われたくないから、機嫌を取りたいから、と買ってあげるという場合もありますね。それを避けるために、買ってあげるのは【大人の都合】です。たまにならいいですが、毎回買ってあげるのは過度の行為です。
③はどうでしょう。子どもが片付けなさいと言ってもしないので、代わりに親が片付けする。その方が早く部屋が片付きますし、子どもとの言い争いを避けられます。本来なら親がしなくていいことを子どもにするのは、【大人の都合】だからです。
⑤も同じです。子どもの嫌いな食べ物を食卓に出さないのは、過剰な接し方です。好き嫌いなく食べられるようになるのが、子どもにとって長い目で見るといいですよね。それを子どもにうまく言い聞かせたり、なだめながら食べさせたりするのをせずに、最初から出さないのも【大人の都合】です。
どれも大人の都合で、子どもにとっては本来不必要なものを与えたり、必要な接し方をしなかったりするのが、「甘やかし」だと言えます。
①ですが、子どもが何かを「買って~」とせがむことは、よくあることですね。そこで買わないと、ギャーと泣かれたり、しつこく言ってきたり、対応が面倒になることも。祖父母が孫に嫌われたくないから、機嫌を取りたいから、と買ってあげるという場合もありますね。それを避けるために、買ってあげるのは【大人の都合】です。たまにならいいですが、毎回買ってあげるのは過度の行為です。
③はどうでしょう。子どもが片付けなさいと言ってもしないので、代わりに親が片付けする。その方が早く部屋が片付きますし、子どもとの言い争いを避けられます。本来なら親がしなくていいことを子どもにするのは、【大人の都合】だからです。
⑤も同じです。子どもの嫌いな食べ物を食卓に出さないのは、過剰な接し方です。好き嫌いなく食べられるようになるのが、子どもにとって長い目で見るといいですよね。それを子どもにうまく言い聞かせたり、なだめながら食べさせたりするのをせずに、最初から出さないのも【大人の都合】です。
どれも大人の都合で、子どもにとっては本来不必要なものを与えたり、必要な接し方をしなかったりするのが、「甘やかし」だと言えます。
「甘えさせる=子どもの都合」子どもの必要な欲求に応えること
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では、「甘えさせる育児」はどんなものでしょう?甘えさせる育児は、子どもの都合であることに注目してみてみましょう。
②の抱っこをせがんできたとき、できる限り抱っこをしてあげるとのことですが、子どもが抱っこしてほしい=【子どもの都合】です。抱っこするのは疲れるときはありますが、パパやママに抱っこしてもらいたいというのは子どもとしては当然の欲求です。
④は子どもが転んで泣いたとき、慰め頭をなでてあげるというものでした。子どもが悲しくて、痛くて泣くときは誰か信頼している人を求めているものです。そんな【子どもの都合】に応えて慰めてあげることは、大人の都合ではありませんね。
このように、子どもの欲求にできる限り応えてあげる、愛情を持って接することは「甘えさせる育児」です。しかし、大人ができる範囲を超えて、子どもの要求に応える場合は「甘やかす育児」へとなってしまう可能性も。子どものわがままではなく、ただ甘えたいという要求に『できる限り』応えてあげるのが「甘えさせる」ということです。
②の抱っこをせがんできたとき、できる限り抱っこをしてあげるとのことですが、子どもが抱っこしてほしい=【子どもの都合】です。抱っこするのは疲れるときはありますが、パパやママに抱っこしてもらいたいというのは子どもとしては当然の欲求です。
④は子どもが転んで泣いたとき、慰め頭をなでてあげるというものでした。子どもが悲しくて、痛くて泣くときは誰か信頼している人を求めているものです。そんな【子どもの都合】に応えて慰めてあげることは、大人の都合ではありませんね。
このように、子どもの欲求にできる限り応えてあげる、愛情を持って接することは「甘えさせる育児」です。しかし、大人ができる範囲を超えて、子どもの要求に応える場合は「甘やかす育児」へとなってしまう可能性も。子どものわがままではなく、ただ甘えたいという要求に『できる限り』応えてあげるのが「甘えさせる」ということです。
甘やかされた子と甘えを受け止めてもらえた子、それぞれの特徴は?
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甘やかされて育った子と、甘えを受け止めてもらいながら育った子、それぞれどんな特徴が見られるのかチェックしてみましょう。
「甘やかす育児」で育った子の特徴
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・我慢ができない
・「ありがとう」が言えない
・「ごめんなさい」が言えない
・社会的ルールを理解していないことが多い
・友人関係など人間関係がうまくいかない
・何でも親がやってくれると思っている
個人差はありますが、甘やかされたために、自分の感情のコントロールが効かず、我慢すべき部分を我慢できないことがあります。親が何でもやってくれた場合、社会的なルールを知らないことが多いことも。また、そのために集団生活にうまく馴染めない子もいます。不登校や引きこもりにつながることもあります。
・「ありがとう」が言えない
・「ごめんなさい」が言えない
・社会的ルールを理解していないことが多い
・友人関係など人間関係がうまくいかない
・何でも親がやってくれると思っている
個人差はありますが、甘やかされたために、自分の感情のコントロールが効かず、我慢すべき部分を我慢できないことがあります。親が何でもやってくれた場合、社会的なルールを知らないことが多いことも。また、そのために集団生活にうまく馴染めない子もいます。不登校や引きこもりにつながることもあります。