七夕の由来を子供に分かりやすく伝えよう!元保育園の先生直伝☆お家で出来る七夕まつりもご紹介

「七夕って何?」と子供に由来を聞かれたらあなたはどう伝えますか?何となくは分かっているけれど、子供にどう伝えたらいいか分からない…と悩んでしまうママへ☆今回は、保育士だった私が保育園児でも分かるように、簡単で分かりやすい『七夕』についてのお話をご紹介したいと思います☆

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2017/03/23 公開 | 710 view

七夕の由来を子供に分かりやすく伝えよう!元保育園の先生直伝☆お家で出来る七夕まつりもご紹介

意外に難しい!子供に伝える七夕の由来

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行事の由来を知る事は子供にとってとても大切な事です。今回のテーマの「七夕」についても、保育園などでは実際に経験させることで行事への関心を高め、知識として深めていくことを目的として「七夕まつり」を行う園が多いようですね☆

私の勤めていた園でも七夕まつりを行っていました☆短冊に願い事を書いたり、笹の葉につるしたり…でも家庭ではそこまでするのは大変です。かといって七夕の由来を言葉で伝えようとしても保育園児には難しいと思います。特に年齢が小さい場合は理解することは困難です。

では、家庭ではどのようにして子供に七夕の由来を伝えてあげればよいのでしょうか?

そもそも七夕の由来って何?

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七夕は「しちせき」とも読まれ、古くから行われている日本のお祭りなのです。七夕の7月7日は、1年間の五節句の一つにもなっているのです。七夕が始まったきっかけは、下記のような様々な言い伝えがあるようです。

7月7日に行われていた「棚機」が始まり

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日本の神事として行われていた棚機(たなばた)というものが始まりという説があります。棚機というのは神事で使われる着物の織り機の名前で、古くからの日本の行事である禊ぎ(みそぎ)で、乙女が着物を折る時に使われていました。その際、織物を神様が祭られている棚にお供えし、秋の収穫の豊作を願ったり、人々のけがれ等を追い払うために行われていた神事が始まりと言われています。

この棚機を使えるのは選ばれた乙女のみで、その乙女を「棚機女(たなばたつめ)」と呼び、この神事がお盆の準備として7月7日に行われるようになったことから「棚機」を同じ読み方の「七夕」としたとされています。

おりひめとひこぼしのお話し

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これは有名なお話しですよね☆夏の空により強く輝く2つの星『琴座のベガ』と『鷲(わし)座のアルタイル』にちなんだおりひめとひこぼしの伝説です。

琴座のベガは裁縫の仕事の星、鷲座のアルタイルと呼ばれる牽牛星は農業の仕事の星として古代中国で伝えられてきました。この2つの星の間には、小さな無数の星が集まる『天の川』のようなものがあり、その2つの星が旧暦の7月7日ごろに最も強く輝くことから、まるでお互いを求めあっているように見え、あの七夕の素敵な物語が生まれたとされています☆

願い事をする風習は「乞巧奠(きこうでん)」が始まり

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中国の行事に乞巧奠(きこうでん)という7月7日に行われる行事があります。琴座のベガと呼ばれる星は裁縫の仕事の星と考えられていることから、織女星にあやかってこの日に織物が上手くなるようにと上達をお祈りする風習が、現在の七夕にお願いごとをすることに繋がっているようです。
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