ikumama

Top
おすすめ非常食セット3選!家族に必要な量&食べながら備える”ローリングストック法”を紹介

おすすめ非常食セット3選!家族に必要な量&食べながら備える”ローリングストック法”を紹介

2020年6月7日 公開

新型コロナウイルスの流行で、懸念されるのが災害が起こったときのこと。今までのように、避難所へ避難することも、ソーシャルディスタンスを保つことを考えると難しく、避難所以外の安全な場所への避難方法も考えていかなければいけません。そんな時に不安になるのが避難時の食料の確保。今現在、どれだけ備えがあるでしょうか。今回は備えておきたい非常食セットをご紹介するとともに、どのくらい非常食セットを備えておけばいいのか、またおすすめの非常食の備え方ポイントをまとめました。

非常食セット!家族に必要な量はどのくらい?

 (178695)

最低3日分はもう古い?できれば7日分は備えよう

まず、自分の家族だと、非常食をどのくらいの量をそろえると安心なのかをご存じでしょうか。

3日分程度あれば…という目安を聞いたことがあるかもしれませんね。この3日という数字は、大規模な災害があった際にライフラインの復旧の目安の日数です。電気・ガス・水道・通信・交通…これらが復旧すれば情報もある程度把握でき、避難所などへ支援物資が届き始めます。

しかし、新型コロナの影響により、避難所でのソーシャルディスタンスを保つため、親せきなどの家への自宅避難、自家用車を使った車内避難など避難所以外の安全な場所での避難も考えなければならなくなりました。そのため、できれば7日分程度はあった方が安心なのです。

家族の人数による非常食量の目安

7日分というと、結構大量です。家族の人数により異なるので、次の量を目安にしましょう。(子どもは未就学児を想定しています)

夫婦+子ども1人の非常食量の目安
・飲料水…63L
・ごはん…50食分
・フリーズドライ・レトルト食品…65食分
・乾パン…10缶


夫婦+子ども2人の非常食量の目安
・飲料水…84L
・ごはん…70食分
・フリーズドライ・レトルト食品…85食分
・乾パン…15缶


夫婦+子ども3人の非常食量の目安
・飲料水…105L
・ごはん…85食分
・フリーズドライ・レトルト食品…105食分
・乾パン…20缶


これだけの量を全てひとつひとつ揃えていくのは大変ですよね。そんな場合におすすすめなのが、非常食がセットになった商品です。セットのものには大抵「〇人の〇日分」という目安が書いてありますので、それを参考に選んでみましょう。

おすすめ非常食セット#1.栄養士と防災士が監修!”Defendno”のセット

まずご紹介する非常食のセットは、栄養士と防災士による監修のもと、セットにされたものです。ただただ非常食の数を揃えただけでは栄養バランスも心配ですし、経験したことない避難生活で本当にこの食事で足りるのか…などと不安もありますよね。

その点、プロ目線で心身共に健康に過ごすため選ばれたセットだという点は安心できるでしょう。

こちらは大人1人分の7日セットなので、大人の人数分+子どもの年齢や人数に合わせて追加してくださいね。

備えておきたい非常食セット#2.献立表付き!防災専門店の”MT-NET”のセット

防災専門店考案の非常食セットです。栄養バランスが考えられた献立表がついているので、毎日どれを食べようか…などの余計な悩みもなくなりますね。

1日に必要なカロリー計算もされた献立なので、安心できますよ。

こちらも大人1人の7日分として想定されています。家族の人数に合わせてそろえておきましょう。

備えておきたい非常食セット#3.多めの9日分!”AST"のセット

少し多めに揃えておきたいという場合におすすめなのが、こちらの9日分たっぷりの非常食セットです。精神的に不安になってしまうことが想定される災害時。食事の心配することなく、過ごしていきたいですよね。

加熱式の非常食も多く入っているセットなので、温かいものが食べたいという時も安心のセット。

こちらも大人1人の9日分です。

食べながら非常時に備える”ローリングストック法”って?

 (178709)

非常食のセットって、どれも価格も高く、家族の人数分揃えるのが大変ですよね。そのため、陥りがちなのが、

「非常時にしか食べないものだから、一番安いものを選ぶ」

という行動です。もちろん、災害には合わない方がありがたいですし、非常食に頼らず、毎日過ごしていけることの方が幸せです。しかし、いつ起こるか分からないのが災害。

そんな時、非常食セットを安いという理由だけで選び、おいしくない、賞味期限が切れていた…というのでは、ただでさえ気持ちに余裕がない中、安心して食べられませんよね。

そこでおすすめするのが、食べながら備える”ローリングストック法”です。

ローリングストック法とは?

ローリングストック法という言葉、聞きなれないという方も多いのではないでしょうか。ローリングストックとは循環備蓄という意味。

非常食を購入したものの、ありがたいことに非常時が来ず、そのまま賞味期限が切れて廃棄するということがないよう、非常時ではなくても少しずつ食べ、食べた分だけ再度購入するという方法です。

購入⇒備蓄⇒賞味期限が来る前に食べる

このサイクルを定期的に繰り返すことで、賞味期限が切れて非常食を無駄にすることがなくなるほか、次のようなメリットがあります。

・非常食の味を確かめられるので、好きな味で非常食を揃えることができる
・非常食の調理の仕方が分かる
・子どもの成長により、食べる量を確認し、次の購入時に備蓄量を調節できる

【ローリングストック法での非常食の管理例】
例えば、次のように管理するのはどうでしょうか。

1.毎月第一日曜日を家族の防災デーと決める
2.昼、または夜ご飯は賞味期限の早い順に非常食を食べてみる
3.味などの感想を家族で話し合い、考慮したうえで食べた分だけのストックを追加購入する


こうすることで、家族が食べやすい非常食を揃えられ、無駄にすることもなくなります。また、1食分は食事を作る手間も省けますよね!

非常食セットを備えて安心できる毎日を

 (178694)

いかがでしたか?非常食って災害時のみに食べるもの…と思っていると、高い値段で購入するのがもったいなく感じてしまうこともありますよね。しかし、視点を少し変えて、ローリングストック法での管理に切り替えていくと、定期的な非常食の見直しにもつながりますし、いつもとは違う食事を楽しむこともできます。

いつ起こるか分からないからこそ、備えておきたい非常食。セット買いを上手に利用しながら、いざという時も安心できる仕組みを作っていきたいですね。