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「妊娠の仕事先への報告」はいつすべき?社会人としてのマナーとは?

「妊娠の仕事先への報告」はいつすべき?社会人としてのマナーとは?

2017年1月5日 公開

妊娠すると仕事先への報告をしなければいけませんよね。そんな時には社会人としてのマナーをしっかりと知ってから報告したいものです。今回は、仕事先への妊娠の報告を行うために知っておきたい知識について調べてまとめてみました。参考にして報告をスムーズに行いましょう。

仕事先への「妊娠報告は早いほうが良い?」

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妊娠は女性にとってとても嬉しいものですよね。
しかし、嬉しい反面人間関係が大きく左右されるケースもあって不安な人も多いようです。

お仕事をしている女性からすれば、周りから祝福されながら仕事にも集中が出来れば良いですが中々上手くいかないという話も多いですね。仕事先への妊娠の報告は早い方が良いと言われていますが、タイミングをしっかりと見計らって報告するようにしましょう。

報告するタイミングのお勧めは約10週目を目安にしましょう。
このころには心拍が確認出来ていて安心出来る程になってきます。早い人の場合はこの時点からつわりが出てきて悩んでいる人も少なくありません。勤務に支障が出ないようにするためにも10週程度までは待っておくと安心ですね。
切迫早産などの危険性も考えると、安定してきたあたりから早めに報告しておくと仕事もスムーズになります。切迫早産になってしまうと長期のお休みをもらう必要があります。事前に報告しておけば、会社もそれなりの準備が出来ます。しかし、突然となると中々お休みがもらえないケースがあるのです。

妊娠の報告を済ませている場合と、そうでない場合を比べると周りからの心象も大きく変わります。
また、妊娠の報告はプライベートの話になるので勤務時間中に報告する内容ではないのが一般的です。そのため、報告するための時間を上司にもらわなければいけません。出来る事ならば仕事開始前にゆっくりと話せるほどの時間をもらうようにしましょう。

流産の経験があって、報告するのに抵抗が出てきてしまうのも仕方がありません。しかし、経験があるからこそ周りからのサポートを最大限に受けやすいよう報告が必要なのです。

皆はどうしたの?覗いてみた

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上司への妊娠の報告をためらう人は多くいます。そこで皆はいつ上司への報告を済ませたのかしらべてみました。体験談をしっかりと参考にして自分がいつ報告するのかを考えてみましょう。
私は妊娠発覚(6週)と同時に出血で切迫流産になってしまったので、会社にもそのまま報告しました。
復帰後もみんな知っていたので、休みやすかったし早めに報告してよかったと思ってます。
切迫流産になってしまったという事で早めに報告した人もいました。
私はつわりがほとんどなかったので12週ぐらいで伝えました。つわりが酷かったらもっと早く伝えたと思います。
つわりが軽い人はあまり仕事に支障がでないため、遅くに報告するケースもいくつかありますね。
力仕事だったので、病院に行く前に上司に言いました。
胎嚢確認してから管理職に言いました。
妊娠したまま続けられなかったので、すぐに次の人を探してくださいとお願いしました。
仕事内容によってはすぐに報告しなければ危険な場合もあります。
以前も報告した事がある人の場合は、皆で祝福をしてもらえた場合も!嬉しいですね。
報告のタイミングを逃してしまってずるずると時間だけが経っているという人もいます。
いかがですか?皆も報告に苦労していたりすんなりだったりと個人差があるようですね。
会社の体制や上司の性格なども考慮するとどうしても報告しにくいという場合もあります。また、マタハラなども多くある日本では安心して報告出来ない現状も考えられますね。
同じ悩みを一度でも抱えた事のある人から貴重な意見として覚えておきましょう。

妊娠報告「上司」「同僚」誰にすべき?

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嬉しくて難しい妊娠報告は上司や同僚、誰にすべきか悩む人もいます。
上司に相談すればお休みも取りやすく、仕事内容なども変更してもらえるかもしれません。
同僚に相談すればお仕事を手伝ってくれるなどの気遣いをしてもらえるかもしれません。
しかし、ビジネスマナーの基本としては妊娠の報告はまず「上司」にするのが一般的です。

上司に報告をしておかなければ、仕事の調整や欠勤などの連絡が上手くいかなくなります。男性の上司が多く報告がしにくい事もありますが、赤ちゃんのため・会社のためにも上司に報告しましょう。
妊娠が分かった頃にはまだ不調の対処で大変ですよね。退職なのか、仕事を続けるのかなど悩む暇もない場合も少なくはありません。ただし、産休を取ってから復職したい場合は早めに希望を伝えておく方がスムーズに話が進みます。
働き続ける意思がある場合にも早めに伝えておくようにしましょう。
退職する場合には退職日を伝えておくのも大切ですね。
では、同僚への報告は必要ないかと言われるとそうでもありません。まずは会社の上司に報告するべきですが、次には一緒に働いている先輩、同僚、後輩などに報告しても良いですね。
この場合では、全員に伝える必要はありません。一部の人だけにしておいてそっと報告を済ませましょう。

上司に伝えた場合には仕事調整などが期待できます。一緒に働いている同僚に伝えるという事はさりげなくフォローしてもらえる場合が多いです。信頼出来る人だけに伝えておくというのがよさそうですね。

仕事先への「妊娠報告のタイミング」は難しい

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妊娠報告のタイミングは非常に難しい点になってきますよね。
妊娠した事を会社に報告したからといって全てが上手くいくという事は中々ありません。マタハラなどの問題も少なからず出てくるケースがあるからです。
また、妊娠した事が分かってもらえたとしても、その変化がどのようなものなのかを知らない人も多くサポートが上手くいかない事もあるのです。

タイミングと理解してもらえる程度によってはとても妊娠というのは不安でありながら不確定なものになります。では、みんなはいつのタイミングで報告したのかを見てみましょう。
●1位「病院で妊娠が確認されてすぐ」……26.2%

○2位「安定期に入って(妊娠16週以降)すぐ」……18.2%

●3位「妊娠12週を超えてすぐ」……15.9%

○4位「心拍が確認されてすぐ」……14.3%

●同率4位「妊娠8週を超えてすぐ」……14.3%
早い段階で会社に報告している人は意外にも多い結果となっているようです。
早すぎる報告は化学流産の可能性が出てきてしまいます。もし、流産が心配な人の場合は上司だけに相談しておくのも良いかもしれません。仮に流産してしまったとしても、急な休みの対応がしてもらえます。
また、同僚への報告も安定期まで控えてもらうのも良いですね。

妊娠報告は喜ばしい反面、職場の人からするとこの人が抜けると大変になると言った悩みにもなります。非常に難しい問題なのでタイミングを見極めて話し合いましょう。話し合う時間は仕事中ではなく、プライベートの時間をいただいて仕事前か終わった後にしましょうね。
報告のタイミングはいつが良いのか(朝礼?個人的に呼ぶ?仕事終わり?等)
「安定期に入ってからすべきか」「もう来なくて良いと言われるかも」「居づらくなるかも」と心配な女性は多くいます。
そういった悩みを解決するような説明をお願いします。
(相談リンクを掲載し説明をする。相手の様子やご機嫌、忙しさを配慮する説明もオススメです)

「メール」「電話」での報告ってアリ?

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職場へメールでの妊娠報告はマナーとして問題ないのかと言われると、マナーに沿ったメールであれば問題ないケースがあります。
本来であれば直接伝えるのが最低限のマナーとされていますが、伝える相手が忙しい場合や時間を中々作れないといった場合には先にメールをつかった報告が良いですね。
実際にメールでの報告に使われた文章を確認してみましょう。
シンプルな内容ですが
突然なお話ですが、妊娠いたしました。予定日は○月○日頃です。産休中の事などご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
仕事を辞めてしまうのではないかという会社側の心配を払拭するためにも、辞める意思がない事を文面で伝えていきましょう。意思表示を丁寧にするのは良い事です。

また、辞める場合には
私事ですが、このたび妊娠いたしました。
出産予定日は○月○日です。○ヶ月に入る前にこちらでの契約を終了させていただきたいと思います。
現在は○ヶ月ですが、担当のお医者様から体については特に異常もなく問題ないと診断されています。。
という文面にしておくと退職がスムーズに向かう場合があります。退職をする意思をしっかりと伝えて、今の状態もしっかりと明記しておく部分が大切です。
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もし、メールで報告を行うとなった際には注意してほしいものもあります。
あくまで直接会って話すのがマナーである妊娠報告をメールで行うのですから、適当な文面は避けたい所です。

◆赤ちゃんを授かって
◆来週からやすませて
これらの場合はあまり良い文面とは言えません。赤ちゃんを授かって、赤ちゃんが生まれるのでというメールの文章では赤ちゃんという言葉が問題となってきます。丁寧に報告する場合には、妊娠・出産という言葉を使って報告しましょう。
また、来週から休ませてといういきなりのお願いも対応が出来ないケースが多くあります。妊娠しているのだから必ず休めるというわけでもないので丁寧にお願いしましょう。謝罪の一言を添えて安静が必要な事を伝えて休暇を願い出てください。
文面だけでも相手に与える印象は大きく変わります。そのあたりを良く考えてメールでの報告としましょう。

なんて報告をするのが正解?

ここまでにも様々な報告を紹介してきましたが、いざ報告をするとなると何をどうやって伝えたら良いのかわからない事もありますよね。
伝えるべき内容は妊娠した事以外にも多くあります。出産予定日がいつごろになるのかという点は休日などの調節に必要です。育児休暇を取得する際にはしっかりとその意思を伝えるようにしてください。
また、仕事を辞めないで続けていきたい場合にはどの程度で復帰をしたいのかを明確にしておくと会社に安心感を与える事が出来ます。そこまで考えていれば会社側とのスケジュールの調節や今後の話もスムーズに進みますね。
最後には迷惑をかけて申し訳ないという気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。妊娠はプライベートな事です。仕事とは無関係なもので迷惑をかけているという事を忘れないようにしたいですね。
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妊娠すると出てきてしまうつわりなどの症状で業務が難しい場合があります。
報告する際には、~が出来なくなってしまいますが、~ならばする事が出来ますというように代わりに出来る仕事を伝えると丁寧になります。
仕事の分担が可能な場合にはしっかりと考えて報告しましょう。マタハラなどが気になっている人の場合では労働基準法をチェックしておくと良いとされています。

一般的に皆は「いつまで」働いているの?

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妊娠中はいつまで仕事を続けるべきなのか悩む人も多いと思います。
妊娠後期まで働くとお腹が大きくなるため様々な問題が出てきます。力仕事であれば早産の可能性がどんどんと上がってしまいますよね。いつまで働いて良いのかは医学的に決まっているというものではありません。

会社と相談をして決めていくのが良いのですが、赤ちゃんの事を優先的に考えて無理のない計画を立てるというのも必要不可欠です。
では、いつごろまで続けていたのか皆の口コミも見てみましょう。
9月まで働いていました。通勤が1番つらかったです。
初期のつわりのときは何度か途中下車しながら行ったこともあります。会社は、妊婦に対してかなり理解があったので、9ヶ月まで働けたのだと思います。
妊娠している状態で働くという事はつわりとの戦いでもありますね。
在宅でパソコントレーサーの仕事をする予定で、自宅で課題をやっていた。 あと一つ課題を提出すれば、次は仕事をもらえる予定だった。 がんばって続けたかったけれど、つわりがひどく断念。 結局妊娠2ヶ月でやめてしまった。
例え在宅であっても、つわりなどの症状で仕事を断念する人は少なくありません。
仕事内容にもよりますが、力仕事の場合は早めに退職か休暇をもらう人が多いとされています。他にも、デスクワークであってもお腹の張りなどを感じて上司に相談して時期を決めたという口コミもありました。
自分の体調を考えて、上司と相談して働く時期を決めていきましょう。

「みんなに祝福」をしてもらうためにも「マナー」は守りましょう

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妊娠というものはとても幸せな事ですよね。妊娠報告を済ませてある程度予定が決まってくると嬉しさもこみあげてくると思います。
しかし、職員の中には子供に恵まれない人もいるかもしれません。不妊で悩んでいる人や、仕事を抜ける事で負担をかけている人もいるかもしれません。些細な事かもしれませんが、幸せオーラ全開で仕事をしていると人間関係の問題に発展してしまう可能性もあります。

最低限の大人のマナーとして、妊娠というプライベートな事で迷惑をかけてしまっている事を忘れないように仕事を行っていきましょう。
特に年齢が30代後半や40代前半で妊活をしている人の場合は、デリケートになっている可能性があります。
日々さまざまな治療やケアを受けているのでどうしても妊娠の話題には敏感になってしまいます。

妊娠の報告はとても嬉しい事ですが、報告によって相手を傷つけてしまう可能性があるという事を考えて報告していきましょう。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
妊娠の報告について詳しくまとめてみました。妊娠報告がつらい人もいれば、簡単だったという人もいます。会社の形態によってはとても辛い一瞬かもしれませんが、報告が終わってしまったら過ごしやすくなった人が多いようです。
妊娠はプライベートな事なので妊娠したら休めるのが当たり前という気持ちは忘れましょう。
社会人の当然のマナーとしてしっかりと会社に伝えた上で今後の方針を決めて、安心して妊娠から出産に望めるように自分なりに参考にしてみてくださいね。