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幼児の早期英語教育のメリット・デメリットとは?後悔しない!英会話教室の選び方3つ

幼児の早期英語教育のメリット・デメリットとは?後悔しない!英会話教室の選び方3つ

2019年1月17日 公開

年々、社会においての英語の重要性と言うのは高まってきていますよね。現在は小学校だけでなく、幼児教育の現場でも英語を取り入れているところも増えているようです。そこで今回は、早期英語教育のメリット・デメリットについてご紹介します。 幼児期に英語を学ばせると脳にどんな影響を与えるのか?日本語を覚えなくなるのでは?と言った素朴な疑問も解消しますよ♪また、幼児向けの英会話教室を選ぶ際の注意点についてもまとめました。春から習い事をスタートしてみようかなと考えているママさんは必見です! 幼児の英語教育は、楽しく遊びながら学べることが基本。英語を好きになるキッカケづくりになればイイですね♡

幼児の英語教育は年々増加傾向に…小学校でも義務化!

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2018年4月より小学校での英語教育が義務化となりました。これまでの「外国語活動」という、英語を楽しむ・親しむという目的での授業から内容もより実践的なものに近づいたと言われています。

また、対象も高学年から小学3、4年生からへと変化。地域によっては、小1から始まるところもあるそうで、ますます英語教育への熱が高まっていると言えます。

このような動きに合わせ、幼稚園や保育園でも英語教育を取り入れる施設が増加!
「小さいころから英語教育をさせた方が良い」という風潮が強くなり、習い事に「英会話」を選択する家庭も増えています。

幼児の早期英語教育には賛否あり?

Free photo: Study, School Learn, Education - Free Image on Pixabay - 1968077 (23002)

現在、幼児の人気習い事ランキングで水泳の次にランクインしているのが「英会話」。それほど非常に注目度の高い分野と言えます。

特に英会話は、「早期教育」と言って0歳児から通えるスクールも多くあり、歌やダンス、ゲームなどを通して、楽しみながら英語を学べる施設も充実しています。

しかしその一方で、英語教育の低年齢化には賛否あり、早期教育におけるメリット・デメリットがあると言われています。まずは、これらのメリット・デメリットを踏まえながら、自分の子が何歳から英語教育を始めたほうが良いのかを見極めて行く事が大切です。

幼児の早期英語教育におけるメリットは?

Pads Letters Education · Free photo on Pixabay (138402)

早くから英語教育を始めた方が良いメリットとはどんなものがあるのでしょうか?
幼児期ならではの特徴が沢山あります!早速見ていきましょう。

①英語に抵抗がなくなる

ママやパパが子供の頃、今の子たちに比べて英語に触れる機会はさほど多くはなかったですよね。
中学生になり初めて「勉強」という形で出会った人も多かったと思います。

「勉強」として英語に出会ってしまうと、文法やら単語の暗記などのイメージが強い為、英語学習=「退屈なもの」「分からないもの」といった苦手意識が先行してしまいがち。その為、ママやパパのなかには未だに英語嫌いな人も多いのではないでしょうか。

しかし、物心ついた時から、音楽や遊びを通して英語に触れることで、自然と英語を身に付ける事ができます。子供の頃は、言葉の意味と言うより、英語の音やリズムとして捉える為、大人の人より抵抗が少ないんです。

②吸収の早い幼児期だからこそ!

子供の成長を日々見てきたママならばよくわかると思いますが、子供はまるでスポンジの様に見たもの、聴いたものをどんどん吸収して行きますよね。

大人に比べ羞恥心も少ない為、間違っていようとも御構い無し。聴いた音をそのままマネしてくれるのも幼児ならではです。

頭で深く考えるより、英語を「体感」出来るのが幼児期の子供の最大のメリットですね!

③興味の幅が広がる

日本語以外のものに自然と触れると、今度はそれについてもっと関心が深まっていきます。

英語の音楽や英語の絵本、英語の映画やアルファベットに至るまで、学ぶ楽しさを知ると興味の幅も広がっていきます。

親としては、そんな我が子の可能性を伸ばしてあげたいですよね。

④聴く力が優れている今だからやらせたい!

幼児期に英語を始めた方が良いの理由の1つとして「耳の発達」があります。実は人間の「聴く力」は、4〜6歳までがピークを迎え、その後は横ばいになり、年齢をおうごとに衰えてしまうんです。

だからこそ、聴く力が優れている時期に、英語のシャワーをたくさん浴びせる事が重要であると言われています。聴く力が優れているからこそ、大人が苦手な「L」と「R」の違いも巧みに聞き分けることが出来、それを正しく発音することも出来るのです。

もちろん、聴く力に関して言えば、音楽をやらせたい場合も同じです。
有名な演奏家の人は、幼い頃から音楽に触れていたそうなので、英語も同じ事が言えそうですね。

いい事ばかりじゃない?幼児の英語教育のデメリット

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英語に苦手意識の強い今の親世代にとって、「我が子には苦労させたくない」という気持ちが強いとは思いますが、幼児期に英語を学ばせることはメリットだけではありません!

デメリットもしっかりと理解した上で子供にとって最善の方法を考えて行きましょう。

①子供にとっても向き・不向きがある

幼児期に英語を習わせたいと思うのは、殆どがママやパパの考え。実際にやらせてみて本人が興味を持ち、楽しく通えているのであれば問題ないのですが、中には当然「つまらない」「全く興味が持てない」という子供もいます。

大人と同じように、子供にも向き・不向きがあるので、英語教育においての適性を親が見極めてあげることも大切です。強制的に「やらされている感」が強いと、次第に英語嫌いになってしまう恐れもありますよ!

②途中で辞めると忘れちゃう…?

何事もそうですが、幼児期に少し英語を習っていたからといって、大人になってペラペラに話せるようにはなりませんよね。

「継続は力なり」で、幼児期から辞めずに続けていくことが大切です。しかしそこには、日本ならではの課題もあり、実際に英語を話す機会が極端に少ないため、せっかく習得しても単なる「英語学習」レベルに終わってしまったり、使わないから忘れてしまったりするのです。

幼児期の子供にとって英語と日本語は混乱しないの?

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「英語教育は早ければ早い方が良い」と言われる一方で、日本語もままならない幼児期に英語を習わせて混乱しないのか?と考えるママも多いですよね。

これには脳の構造が大きく関係しています。

◆脳にある言語野がそれぞれの語学を習得する

脳には「言語野(げんごや)」という場所があり、主に言葉の理解や表現などを司っている場所です。

日本語を話す人は日本語の言語野があり、バイリンガルの様に多国語を話す人は、その言語ごとに異なる言語野を持っています。

つまり、日本語と英語を習得する言語野は別々なので、混乱する事もありませんし、英語を習得することにより、日本語が上書きされてしまうわけでもないのです。

日本語しか話せない人の多くは、この言語野が日本語のものしか存在しない為、脳の中で言葉を処理する力が乏しく、なかなか上達していきません。
将来役立つほどに英語を身に付けさせたいのであれば、まず英語の言語野を形成させることが大切なのです。

◆言語中枢が完成するのは8〜10歳まで

言語野など、脳の中の言語中枢が完成するのは大体8〜10歳までと言われています。

その為、幼児期に習得させたい言語をひたすら聴かせるのが最も良い方法です。
意味がわからずともひたすら聴く事で、脳に言語野が形成され、そのうち言葉の意味などを理解できるようになります。

「聴く力」が高い幼児期だからこそ、聴かせることが大切なのです。

◆言語中枢を刺激することで脳が活性化される?

ご存知の通り、英語の文法は日本語とは全く異なる仕組みですよね。
幼い頃に母国語以外の言語に触れ、言語中枢を刺激することは、脳を活性化させるのではないかとも考えられています。

事実、アメリカの研究データによれば、バイリンガル脳の持ち主は、認知症の発症を平均で約5年ほど遅らせることが出来るとも言われているようです。

幼児向け英会話教室の選び方3つ

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幼児向けの英語であれば、家庭学習でももちろんOKではありますが、ノウハウのないパパやママだと教え方も分からなかったり、教材などを使用したほうが分かりやすかったりしますよね。また、親子だと子供にも「甘え」が出るので、どうしても集中力が続かないことも多くなります。

そうなるとやはり考えるのが、英会話教室への入会。英会話教室と言っても様々なタイプのスクールがありますので、しっかり考えて選ぶようにしましょう。ここでは、幼児向け英会話教室の選び方についてまとめましたのでご覧ください。

①無理に外国人講師のレッスンを選ばなくてもOK

幼児向け英会話教室の場合は、日本人講師・外国人講師と様々なタイプのスクールがありますよね。一見、正しい英語を聞きに行くなら「外国人講師」がイイのでは?と思いますが、幼児の場合、その子供の性格によって異なります。

実際にあった例なのですが、恥ずかしがり屋の女の子が、レッスン中にトイレに行きたくなってしまったのに、外国人講師に英語で話すことが出来ず、モジモジしているうちにお漏らししてしまい、それがトラウマとなり英語が嫌いになったという話を聞いたことがあります。

大人でも大柄の外国人と話すときは少し緊張してしまいますが、子供だってそれは同じこと。
中には外国人講師を見て「怖い」と感じてしまう子もいるようです。そのため、幼児向け英会話教室ではあえて日本人の女性講師を採用しているというところも多いのです。

子供が安心して楽しく通えるというのが何より重要ですから、子供の性格を考えて選んであげてくださいね。

②クラス分けは適切であるかどうか

クラス分けについても意外と重要!単に年齢別で分けるだけでなく、初心者・中級・上級…とレベル別でも分かれていることがベストです。
そうでないと、途中から入会してきた場合に全くレッスンについて行けず、「面白くない」「行きたくない」と早くも英語に対して苦手意識を植え付けてしまうこともあります。

また、その逆もあります。上級者と初心者を同じクラスにいさせていると、「簡単すぎてつまらない」となってしまうことも。細かいことですが、そのような配慮があると子供の能力を効率良く伸ばしていくことが出来るでしょう。

③目的に合っているかどうか

英会話教室を通う目的は何でしょうか?

「小学校の英語の授業の先取り」
「英語を好きになってもらうキッカケづくり」
「英会話力を付けたい!」

など、その目的は様々ですよね。

そのため、教室を選ぶ際は、カリキュラムやレッスン内容を確認して英語教室に通わせる目的に合っているかどうかをチェックすることが大切です。

小学校の英語の授業の先取りが目的であれば、座学中心の読み書きを教えてくれるところが良いでしょう。
英語を好きになるキッカケづくりが目的でしたら、遊びや歌・ダンスが中心のところが良いでしょう。
また、会話力を身に付けたいという場合は、ALL ENGLISHでレッスンをしてくれるところが良いですね!

まとめ

American Books Boxes · Free photo on Pixabay (138435)

いかがでしたか?これからの時代は、英語を話せることは当たり前の時代となりつつありますよね。英語を話せると世界もグンと広がることでしょうから、英語を楽しいと思える機会を与えてあげることは大切です。

私は以前、子供英会話教室で働いていたことがありますが、やはり小さいころから英語教室に通っている子は、3歳で自分の名前を英語で答えられたり、アルファベットを書くことも出来ました。その子供によっても適性の有無がありますから「無理せず焦らず」が基本です。

もし英語教室に通わせる自信がないという場合は、まずは自宅で英語のDVDを観たりカードゲームなどを親子でやってみて、興味が湧いたら体験レッスンなどに参加させてみても十分だと思いますよ♪