体外受精の流れは?気になる費用や助成制度、成功率アップのカギなど

赤ちゃんを授かりたくて、治療をはじめステップアップした先にある体外受精。気になる流れと費用など確認しておきたいですよね。助成制度や成功率などもあわせてご紹介します。

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2016/12/12 公開 | 254 view

体外受精の流れは?気になる費用や助成制度、成功率アップのカギなど

体外受精の出産率

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体外受精をしたら、授かれる!と多くの方が思うことでしょう。しかし、出産の確率はそれほど高くはないようです。

日本産婦人科学会によると、31歳ころまでは20%。しかし、32歳こえると下降してきて37歳では14%、40歳では7.7%、45歳では0.6%と、どんどん下がっていくそうです。
体外受精で妊娠できたとしても、流産の確率が30代後半から40代前半で50%近くになり、残念ながら出産までたどりつけないことも多いのだそうです。

赤ちゃんを授かりたいと願うご夫婦にとって希望の治療だと思いますが、この事実はあまり知られていないのが現状のようです。

体外受精の対象になるのはどんなとき?

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体外受精を希望していれば、すべての人が受けられるわけではないのだそうで、対象となるのは、ご夫婦のどちらかに生殖機能の問題がある場合。そして、そのほかの不妊治療では妊娠が期待できないと認められた場合が対象となるそうです。

具体的には、卵管が詰まっていたり、癒着していたりして、卵子と精子の出会いが叶わない状態にある場合や精子の数が少なかったり元気がなかったり、奇形だったりする場合。
原因がわからない状態で長期間妊娠が叶わなかった場合が対象になるようです。

体外受精の方法

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簡単に表現すると【卵巣に針をさして卵を取り出して、体外で受精させ、受精の確認をし卵の分割を待って、受精卵を子宮に戻す】これが体外受精だそうです。

体外受精をする準備として、卵子の育成と排卵誘発をするそうです。よりよい卵を取り出すためですね。次は採卵です。卵巣からいったん卵子をとりだします。取り出した卵子を精子と受精させます。受精した受精卵(胚)は培養され、分割を待ち、分割した受精卵を子宮に戻します。着床を促すため黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充して、最後に妊娠判定をして着床の確認をします。

受精卵(胚)を培養して凍結保存しておける病院もあるそうです。

体外受精のスケジュール

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体外受精のスケジュールは、個人差もあり、状況によって変わるそうです。だいたいの流れは同じだそうなのでご紹介します。

*治療開始(1日目)
生理が終わって1~2日後に治療を開始。排卵誘発剤(hMG)で卵子の育成と排卵誘発をして複数の卵子を育てるのだそう。

*体外受精開始・卵胞の成長を確認まで(開始~8日目)
この間、排卵誘発剤(hMG)は投与し続けるそうです。病院には行かず自分で注射をすることになるそうですが、病院でしっかりと指導を受けることができるので自己注射も可能でしょう。

*卵胞の成長を確認(9日目)
排卵誘発剤の投与を1週間たったら卵胞の成長確認です。卵胞が18mm以上になっていたら治療開始から投与していたものとは違う排卵誘発剤(hCG)を投与し始めるそうです。
卵胞が18mm以下だったときはhMGの方の投与を続けて卵胞が十分に成長するのを待つのだそう。

*採卵(hCG投与後36時間経過 11日目)
hCG投与から、およそ36時間が経過したあと、成長した卵子を取り出します。
採卵は、採卵用の針を卵巣にさして吸引して卵子を取り出すのだそうです。かなりの痛みを伴うと言います。通常は局所麻酔をして採卵するのですが、卵子の数が少ない場合麻酔なしで採卵するという場合もあるそうです。
針は、膣から挿入する場合と腹部を切開して針を挿入する場合もあるのだそうです。

*精子を採取(採卵と同じ日)
男性側に問題がない場合は、マスターベーションで精液を採取するそうです。
無精子症など、それがかなわないときは、精巣から直接精子を採取するということもあるそうです。

*採卵・精子の採取後~受精卵(胚)の分割成長(11日目~14日目)
卵子と精子を受精させて、受精卵(胚)を培養して分割成長させるのだそうです。十分に成長したら連絡がくるのだそうで、それまでは待つ時間ですね。
いい受精卵(胚)が複数できたときは、凍結保存をする病院もあるそうです。

*受精卵(胚)の移植(14日目)
受精卵(胚)が十分に成長したら、子宮に戻すことになります。このことを胚移植というそうです。

*妊娠判定(28日目)
妊娠判定は、尿検査だそうなので、自然妊娠と同じです。
妊娠が確定したら、妊婦生活のスタートですね。
残念ながら妊娠が確定しなかった場合は、治療を再開することになります。

リスクはあるの?

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いちばん気になるのは、授かった赤ちゃんに障がいが出てしまうのかかもしれません。ダウン症や奇形など心配は尽きません。でも、体外受精でそのようなリスクが高くなるという報告はないのだそうです。安心してよさそうです。
ただ、体外授精の治療を受ける方の多くは高齢出産となる方も多いので、高齢出産のリスクは自然妊娠の場合と同じになります。高齢での妊娠出産にはリスクが伴います。そのことはご存知の方も多いでしょう。

体外受精でのリスクとしては、母体には排卵誘発剤の投与で起こる卵巣過剰刺激症候群という症状があったり、流産が増えたり、採卵時のけがや副作用があるそうです。

胎児には、多胎妊娠(双子や三つ子など)の可能性が高くなるそうです。それと、男性の不妊が遺伝してしまう可能性があるようで、生まれた赤ちゃんが男の子だった場合、パパと同じ症状となることがあり得るのだそうです。
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