「安産」と「難産」の違いとは?
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一般的に時間もかからずスムーズな出産のことを「安産」と言い、逆に何時間も陣痛に耐え、それでもなかなか赤ちゃんが産まれず、大変だった出産のことを「難産」と言いますよね。
実はこの「安産」「難産」という言葉は、医学用語では存在せず、特に明確な定義はないのだそうです。しかし、正式な専門用語ではないものの、「安産」と「難産」を使い分けるには以下のような目安で判断されることが多いようです。
「安産」と「難産」の違いについて早速見ていきましょう。
実はこの「安産」「難産」という言葉は、医学用語では存在せず、特に明確な定義はないのだそうです。しかし、正式な専門用語ではないものの、「安産」と「難産」を使い分けるには以下のような目安で判断されることが多いようです。
「安産」と「難産」の違いについて早速見ていきましょう。
安産と難産の違い① 分娩にかかった時間
皆さんのイメージの通り、安産と難産の違いをはかる目安は「分娩にかかった時間」です。一般的には、初産婦の場合30時間以上、経産婦の場合15時間以上分娩の際に要した場合、「遷延分娩(せんえんぶんべん)」と言い、俗にいう「難産」となります。
私は娘の出産時に22時間かかり、ヘトヘトだったのですが、出産直後担当医に「難産でしたか?」と聞くと「なに言ってるの!こんなの全然難産じゃないよ。もっともっと時間がかかって大変な人はいっぱいいるんだよ!」と笑われたことがあります。
30時間以上もあの辛い陣痛に耐え忍ぶなんて、やはり母になるということは偉大ですね。
私は娘の出産時に22時間かかり、ヘトヘトだったのですが、出産直後担当医に「難産でしたか?」と聞くと「なに言ってるの!こんなの全然難産じゃないよ。もっともっと時間がかかって大変な人はいっぱいいるんだよ!」と笑われたことがあります。
30時間以上もあの辛い陣痛に耐え忍ぶなんて、やはり母になるということは偉大ですね。
安産と難産の違い② 正常分娩かどうか
正常分娩とは、母体が妊娠37週~41週までの間に薬剤や器具を使わずに経腟分娩した出産のことを言います。
逆に異常分娩とは、母体もしくは胎児になんらかのトラブルがあり、陣痛抑制剤や促進剤を使用して出産をしたり、帝王切開での出産や吸引器や鉗子(かんし)などの器具を用いて出産したりしたときのことを言います。
医療技術が発達し、帝王切開での出産もさほどリスクがないように思えるのですが、「帝王切開=異常分娩」とみなされると、なんだかとても不安になりますよね。体にメスを入れるという意味では、病気やケガによる手術と同じようにリスクが伴うことを忘れてはいけないということかもしれません。
逆に異常分娩とは、母体もしくは胎児になんらかのトラブルがあり、陣痛抑制剤や促進剤を使用して出産をしたり、帝王切開での出産や吸引器や鉗子(かんし)などの器具を用いて出産したりしたときのことを言います。
医療技術が発達し、帝王切開での出産もさほどリスクがないように思えるのですが、「帝王切開=異常分娩」とみなされると、なんだかとても不安になりますよね。体にメスを入れるという意味では、病気やケガによる手術と同じようにリスクが伴うことを忘れてはいけないということかもしれません。
安産体質ってあるの?なりやすい人の特徴とは?
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誰だって辛い陣痛に長時間耐えるよりも、短時間でスムーズに産めた方がいいに決まっていますよね。その方が赤ちゃんだけでなく、母体へのリスクも最小限に留めることが出来るでしょう。
そんな誰もが憧れる「安産」。医学的根拠や数値は明確に記されているわけではありませんが、これまでの数多くの臨床データから安産になりやすい人の共通点がいくつかあることが判っています。
安産体質って本当にあるのでしょうか。以下に「安産」になりやすい人の特徴をご紹介します。
そんな誰もが憧れる「安産」。医学的根拠や数値は明確に記されているわけではありませんが、これまでの数多くの臨床データから安産になりやすい人の共通点がいくつかあることが判っています。
安産体質って本当にあるのでしょうか。以下に「安産」になりやすい人の特徴をご紹介します。
1. 痩せすぎず太りすぎていない人
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妊娠しやすい体質にも共通して言えるのですが、一般的に「痩せすぎ」も「太りすぎ」も妊娠や出産に関しては、あまり良くないと言われています。
妊娠中は、胎盤や胎児、羊水、子宮の増大などにより体重が増えますが、太りすぎ・痩せすぎの場合は「難産」になりやすい傾向にあるため、妊娠中の体重については厳しい指導があります。その際は、体重そのものというよりも、体格指数であるBMIを用いて判断します。
BMIの計算方法は、妊娠前の体重(kg)÷〈身長(m)×身長(m)〉=BMIです。
このBMIの数値が、
・18.5未満であれば、+9~12kgまでOK
・18.5~24以下であれば、+7~12kgまでOK
・25以上の場合は、妊娠前から+5kgまでOK
このように妊娠前から出産までの体重の増減は、こまめに自己管理をするようにしましょう。痩せすぎの人は骨盤が狭いため難産になりやすく、太りすぎの人は、脂肪で心臓が圧迫されてしまったり、妊娠高血圧症候群になりやすいためだと言われています。
妊娠中は、胎盤や胎児、羊水、子宮の増大などにより体重が増えますが、太りすぎ・痩せすぎの場合は「難産」になりやすい傾向にあるため、妊娠中の体重については厳しい指導があります。その際は、体重そのものというよりも、体格指数であるBMIを用いて判断します。
BMIの計算方法は、妊娠前の体重(kg)÷〈身長(m)×身長(m)〉=BMIです。
このBMIの数値が、
・18.5未満であれば、+9~12kgまでOK
・18.5~24以下であれば、+7~12kgまでOK
・25以上の場合は、妊娠前から+5kgまでOK
このように妊娠前から出産までの体重の増減は、こまめに自己管理をするようにしましょう。痩せすぎの人は骨盤が狭いため難産になりやすく、太りすぎの人は、脂肪で心臓が圧迫されてしまったり、妊娠高血圧症候群になりやすいためだと言われています。
2. 冷え性ではない人
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