子供の救急に備えて!焦らず対応するためのマニュアル

いつ訪れるか分からない緊急事態。その中に、子供の救急もあります。いざとなると、心配のあまり気が動転したり慌てたり焦ったりして正しい処置が出来ないこともありますよね。特に、はじめての育児では分からないことだらけです。すぐに病院に受診した方がいいのか?救急車を呼ぶレベルなのか?その判断方法をご紹介します。

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2016/12/05 公開 | 665 view

子供の救急に備えて!焦らず対応するためのマニュアル

子供の様子がおかしい!そんな時は…

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育児をしていると、突然の事態に悩まされることが多々あります。その中で、子供の救急に対応する方法、処置する方法を間違える事もありますよね。
正しく処置しないと命に係わる事もあります。また、その逆に、問題ないのに救急車を呼んでしまう、といった間違いも起こり得ます。

正しい知識をもって、慌てず焦らず、子供の容態を確認しましょう!
すぐに受診した方がいいのかの判断材料にもなりますので、心に留めておきましょう。

熱が出たとき

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大人よりも平熱の高い子供。さらに泣いたり、眠たかったり、機嫌が悪かったりすると少し熱は高くなります。
子供の平熱は『37.4℃』までは平熱だと考えて良いでしょう。

発熱に気付いたら家庭で出来る事は、まず氷枕や冷却シートで冷やしてあげる事。冷やす時には、頭、首の後ろ、両わき、股の付け根などを冷やすと効果的です。しかし、冷やし過ぎには注意しましょう!
ぬるま湯でしぼったタオルで身体を拭いてあげると緩やかに放熱し、熱が下がっていきます。

熱が少し(37.5~38℃)あるが、普段通りに遊んでいたり、すやすや眠っているようであれば様子を見て、診療時間内に受診しましょう。

熱が高く(39℃以上)不機嫌、嘔吐・下痢が続く、けいれんがなかなか止まらない、呼吸がおかしい、といった症状がある時は、すぐに病院で受診しましょう。
生後3ヶ月未満の乳児の場合は、高熱が出た時点で病院へ行きましょう。

高熱が出た時には、どんどん水分が失われます。子供用のイオン飲料や薄めたお茶などを少しずつこまめに飲ませるようにしましょう。熱が下がっても、呼吸がおかしい、機嫌が悪いなどの症状がまだあるようなら診察を受けましょう。反対に、すやすや眠り始めたり、機嫌が良くなるようなら様子を見て、診療時間内に診察を受けるようにしましょう!

けいれん(ひきつけ)を起こしたとき

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けいれんとは、急に身体の一部または全身をピクピクさせたり、意識がなくなって目が固定してグーッと突っ張ったりすることを言います。その時には、白目になったり、呼びかけても反応がなかったりします。突然の事態に気が動転する事が多いのがこのけいれん(ひきつけ)。様子を見ていても問題ない場合がありますので、まずは落ち着いてしっかり子供の様子を確認しましょう!

けいれんに気付いたら、慌てて抱き上げたり、ゆすったり、頬をたたいたりしないで下さい。けいれんによって舌を噛む事はないので、口に物を入れるのも誤飲の原因になり得ますので絶対にやめましょう。
様子を見て、注意するポイントは『けいれんに気付いた時間』『熱、目つき、手足の動き、吐き気などおかしいところはないか』『けいれんが続いた時間』この3つです。体感時間では、不安な時にすごく長く感じてしまうため、時計を見て正確に測りましょう!

けいれんが一度だけで数分以内におさまる、目を開けて呼びかけに反応したり泣いたりする場合は、様子を見て診療時間内に受診しましょう。
静かに寝かせ、衣類が苦しくないようにゆるめてあげるのも効果的です。けいれんの際に吐いてしまうと喉に詰まらせとても危険です。顔を横に向けるようにしましょう。けいれんが終わっても、すぐに飲み物や食べ物をあげないようにしてください。

けいれんが10分以上止まらない、一旦止まっても繰り返す、意識が15分以上回復しない、激しい嘔吐をともなう、けいれん後に手足に麻痺が残る、一度眠っても目が覚めた時にいつもと様子が違う、という症状がある時はすぐに病院で受診しましょう。
高熱の際のけいれんで、はじめてで、長時間続くような時も同様です。

高熱の際に震えている時は、反応するかどうかを確認してください。ただ熱で震えているだけで、けいれんを起こしているわけではない時があります。また、強く泣いて顔色が悪くなり、身体が硬直したようになるのは、泣き入りひきつけと言います。これは、本当のけいれんではなく、様子を見ていて問題ないです。しばらくすると回復するので、心配はいりません。

発疹・湿疹が出たとき

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発疹が出たら、どんな発疹なのか、かゆがるか、痛がるか、を確認しましょう。発疹の形もよく観察してください。小さい赤みのものか、いろんな形をしたものか、発疹の広がり方はどうか、といったものも見るようにしましょう。また、言葉で説明するのが難しい場合には写真を撮って、それを小児科医に見せましょう。

発疹のみ、じんましんは様子を見ていて大丈夫でしょう。じんましんは、食べ物が原因となることもありますが、原因の多くは未だ不明です。出る場所によって大きさや形が違い、薄い紅色で盛り上がった発疹がじんましんです。

発疹がどんどん広がっていったり、かゆみが強いもの、発熱をともなう、ゼーゼーという呼吸をする、という症状がある場合にはすぐに病院で受診しましょう。

じんましんでも、強いかゆみがないものや発疹が数個しかない場合は、家庭で患部を冷やして様子を見ましょう。じんましんが出ている場合は入浴は避け、優しく拭いてあげるようにしましょう。

全身のアレルギー反応が起こったとき

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じんましん、アトピーなどのアレルギー反応は身体の一部に起こりますが、全身にアレルギー反応があるものを『アナフィラキシー』といいます。これは、生命の危機にかかわる場合があるので、迅速な対応が必要です。

アナフィラキシーが起こる可能性がある時は、何かを食べたり飲んだりした後、ハチやクラゲに刺された後などです。毒蛇に噛まれた場合にもアナフィラキシーを起こす可能性があります。
これらの可能性がある時に、皮膚のかゆみ、じんましんが起こったり、口の中のかゆみや違和感、嘔吐、腹痛、下痢、咳、呼吸困難などを引き起こしたりする際にはアナフィラキシーを疑ってよいでしょう。また、皮膚蒼白や冷や汗、手足の冷えや頻脈・不整脈、意識障害や眼球充血などが起こることもあります。

食べ物によるアナフィラキシーは全身の強いアレルギー反応を起こします。これらのような症状が現れた場合はすぐに病院で受診しましょう。
その他の原因で起こるアナフィラキシーも、軽い症状であっても常に悪化に注意し、必ず受診しましょう。
アナフィラキシーは軽症でも危険です!
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