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子供の性格は変えられる?人見知りは遺伝なの?発達障害との違いは?上手な接し方のコツ3つ

子供の性格は変えられる?人見知りは遺伝なの?発達障害との違いは?上手な接し方のコツ3つ

2018年12月19日 公開

産まれたばかりの赤ちゃんの頃から、1人1人顔や体型が違うように性格も異なります。なかでも、多くのママが悩まされるのが「人見知りの激しい子」。ママ以外抱っこがだめだったり、初めて訪れる場所で泣き喚いたり、ママもどう接してよいか、どう育ててよいか悩んでしまいますね。 そこで今回は、子供の性格は親の遺伝によるものなのか?それとも、環境によって作られていくのか?などについて調べてみました。また、人見知りと発達障害の違いや上手な接し方のコツ・改善方法についてもご紹介します。人見知りが激しい性格の赤ちゃんを持つママさんにとって、少しでも励みになればと思います。

子供の性格は親からの遺伝なの?

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産まれたばかりの赤ちゃんも、顔や体型がそれぞれ個性があるように、性格だって違います。甘えん坊の子、寂しがりやの子、好奇心旺盛な子、臆病な子など様々ですよね。なかでもママを苦しめてしまうのが「人見知りの激しい性格の子」です。

パパや祖父母などママ以外の家族になかなか懐かない初めて行った場所や初めて会った人は不安で大泣きするなど、片時も子供のそばから離れることが出来ませんから、ママもヘトヘトになってしまいます。

時には、「こんなに人見知りが激しいなんて、誰に似たんだ?」なんて言われることもありますよね?そのたびに、自分を責めてしまい、不安な気持ちになるママも少なくありません。

では本当に、子供の性格は親の遺伝によって決まるものなのでしょうか?

親の遺伝による影響は50%

実は、産まれ持った性格の約50%は遺伝によるもので、その他は育った環境やしつけられ方によって作られていくものであると言われてます。
特に、元々持っている気質や知能、スポーツなどの「才能」や「センス」は、親からの遺伝が強く影響すると言われているのです。

よく親がスポーツ選手だと子供もスポーツ選手として大成したり、親が芸能人だと、子供も芸能人として力を発揮する人も多いですよね。それはやはり、親から受け継がれた遺伝的能力や抜群のセンスと、生まれ育った環境によるものが影響しているからと思われます。

もしかすると、あなたのお子さんも多少なりともパパやママに似て、人見知りなのかもしれませんね。

人見知りの原因は育った環境にもある!

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元々持っている気質上、人見知りが酷い場合もありますが、環境による要因もあると考えられています。
例えば、パパとママの3人家族で、普段パパが仕事で殆ど家に居ない家庭の場合は、ママと2人きりでいる時間が長い為、ママ以外の人に対して警戒心が非常に強くなる事があります。

また、同年代の子供と接する機会が極端に少なかった場合も、なかなか幼稚園や保育園などの集団生活に慣れないこともあるそうです。

特に2歳以降の子供に、人見知りが酷く見られる場合は持って生まれた気質と、育ってきた環境の両方が影響していると言われていますので、決して親のしつけが悪い、愛情が足りていないという訳ではないのです。

心配無用!人見知りをする事は順調に成長している証拠

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人見知りが激しい子供のママは、どこへ行くのも大変な上に、親戚から可愛がって貰いたいのに出来ないという歯痒さもあり、とても悩んでしまいますよね。しかし、人見知りをするという事は、順調に成長している証でもあるんです。

赤ちゃんが産まれてから、最初に覚えるのはママの存在。赤ちゃんにとっては、唯一無二の存在なので、ママには絶大なる信頼をおくものなんです。特に小さな赤ちゃんの内に人見知りをしていると言うことは、ママと他の人の区別がハッキリついているということ。そして、ママとの信頼関係が確立できている証拠でもあります。

つまり、ママにとっては非常に喜ばしいことなんです!周りに色々言われても、決して自分を責めたり、子供を責めたりしないでください。むしろ、たくさん愛情を注いでいるからこそだと、胸を張っていいんですよ。

人見知りが激しい子供への上手な接し方のコツ3つ

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人見知りは、早い子で生後4カ月頃から始まると言われています。いつも一緒のママとしては、気になる子供の人見知り。性格だと分かっていても、悩んでしまいますよね。では、どのように接することが良いのでしょうか?また、親戚や他の家族に、どのように接してもらえたら良いのでしょうか?

1、徐々に距離を縮めてもらう

人見知りが激しい子供は、相手の人が自分にとってどんな存在なのかをよく観察し、見極めています。安全な存在なのか?怖いのか?など、子供なりに考えているんです。

よく人見知りの赤ちゃんを、無理矢理抱っこしようとするおじいちゃんおばあちゃんが居ますが、これは絶対にNG行動。むしろ、逆効果になり、「この人怖い!」とインプットされてしまのです。

せっかく可愛がってくれようとしてくれるおじいちゃんおばあちゃんには申し訳ないのですが、そこはパパやママからお願いして、時間をかけて徐々に距離を縮めてもらうようにしましょう。

ちなみに、いくら可愛いからと言ってじーっと見つめるのもNG​です。大人だって親しくない人から見つめられたら怖いですよね。それと同じように子供だって、見つめられたら怖いんです!目が合うのが怖いという子供もいます。
しばらく放っておいて、子供から自然と馴染んでくれるまで待ってあげるようにしましょう。

2、ママが楽しく振る舞う

人見知りの子供でも、ママの仲の良い友達や実家の家族なら、不思議と平気という場合がありますよね。一方、義理の両親などママが気をつかう相手だと、なかなか懐いてくれないという事もあります。

子供は、ママの気持ちを敏感に察知するものです。ママが不安そうにしていれば、その気持ちをすぐさまキャッチし、子供もナーバスになってしまうもの。逆にママが楽しく話している相手に対しては、「この人大丈夫なんだ」と思い、心を開いてくれるものなんです。特に、人見知りが激しい子は、感受性も鋭い為、人一倍察してしまうんですよ!

ママ自身がいつでもニコニコし、楽しそうに振る舞うと子供もきっと安心してくれるでしょう。

3、子供に安心感を与える

人見知りの激しい子は、何事にも慎重で、人一倍・不安に思うことが多いですよね。
見知らぬ人とすれ違ったり、お散歩中に近所のおばさんから話しかけられたり、些細なことでも不安を感じるものです。そんな時は、「ママ抱っこ~」と甘えてくることでしょう。そんな時は、迷わず抱っこしてあげてください。

大人だって寂しいときや辛いとき、誰かに甘えたくなるときがありますよね。それと同じように子供だって不安な時は、1番安心できるママの手をぎゅっと握りたくなったり、抱っこして欲しくなったりするものです。
安心して帰れる場所があると思うだけで、人はとても強くなります。抱っこして欲しいときは抱っこをし、1人じゃ不安で行けない時は一緒に行ってあげましょう。

甘やかせると甘えさせるでは全然違います。甘えさせる時にしっかりと甘えさせて、子供の心に安心感を与えてあげましょう。最初はとても大変で負担に感じるかもしれませんが、ママとの深い絆が子供を大きく成長させ、いつか必ず自分で行動できる日が来ますよ。

激しい人見知り!発達障害との違いは?

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人見知りが激しい赤ちゃんを見て、自閉症などの発達障害なのでは?という人がいます。そんなことを言われたら、余計に悩んでしまい、不安に思いますよね。実際に人見知りと発達障害との違いはあるのでしょうか。

実は、自閉症にもいろいろなタイプがあるため、症状の現れ方は人それぞれです。
以下に主な特徴をまとめましたが、必ずしも全ての子に起きるとは限りません。あくまで参考程度に頭の隅に入れておき、成長と共に改善されないようであれば、かかりつけの小児科や自治体などの子育て相談へ問い合わせしてみると良いでしょう。

①他人と上手くコミュニケーションが取れない

自閉症の多くは、言葉の発達の遅れ名前を呼ばれても振り向かないなどの特徴が成長と共にはっきり表れてくるそうです。また、他人との関係が不明瞭になり、区別をすることが苦手であるという特徴を持っています。、

人に関心を全く示さず、1人遊びばかりしていたり。かと思えば、突然、突拍子もない行動に出たり、じーっと相手を見つめてしまったり、周りから見たら非常識な行動をとったりする子供もいます。

人見知りは、相手と自分の区別をすることで起こりますが、発達障害の場合は、他人と自分との区別ができないことでパニックに陥るような感覚なので、少し異なりますよね。

また、自閉症の子供でも、人見知りが激しい子がいますが、それは人が怖いというよりは、不規則に動くものが怖いからだと言われています。 自閉症の子は、規則正しい物を好むため、自分の予想と反するものにはパニックを起こしてしまうのだそうです。

②1つの物に強く固執する

自閉症の多くは、同じ動作を繰り返しすることを好みます。グルグルとその場で回ったり、じーっと規則正しい動きをする振子のおもちゃを見つめていたりするものです。それと併せて、1つのものへの執着がとても強いのも特徴です。

発達障害かどうか診断される時期は3歳くらいが目安とされていますので、赤ちゃんの頃に激しく泣いたりするだけで、発達障害であると思い込むのは早いということですね。
心配なようでしたら、検診などの際に専門家へ相談すると良いと思います。

人見知りの性格は変えられる?気になる改善方法とは?

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人見知りの子供だって、成長と共に性格も変化していきます。よく、子供のころは人見知りが酷く、いつもママの陰に隠れていたけれど、大人になったら人前で話すのが好きになった…なんて人もいますよね。つまり、性格は決して変えられないものではないのです。

別に人見知りが悪い訳ではありませんから、無理に克服する必要もありませんが、徐々に集団生活が始まり、親元から離れる機会が多くなっていきますので、子供が困らない程度に人見知りを克服することが出来たらいいですよね!

①子供のペースでゆっくりと!無理強いはしない

人見知りの子供は、その子なりのペースがあります。まずはママのそばにいて、じーっと周りを観察し、自分からコミュニケーションをはかるタイミングをうかがっています。「早くみんなと一緒に遊んでいらっしゃい」などと、ママが焦って子供を突き放すようなことをすると逆効果です。

子供も、自分なりに他人との距離の取り方を学んでいますので、子供のことを信じて待ってあげてください。そばで見守りつつ、子供を安心させてあげることが大切です。

②なるべく多くの人に会わせる機会を作る

人見知りが酷い子供を持つと、外に出るのも大変なため、子供と引きこもってしまいがちですが、それだとなかなか人見知りを克服できません。

出来れば、母子教室などに参加して、他の子供やママと交流を持つようにしましょう。最初は、慣れないため泣いたり、ママにべったりで大変かもしれませんが、回を重ねるごとに、少しづつ慣れてくるはずです。友達と遊ぶことの楽しさを知ってもらえれば、大きく前進ですよ!

③うまく出来たらいっぱい褒めてあげる

人見知りの子供の中には、他人とコミュニケーションをとることに不安を感じたり、恥ずかしくて上手に出来ない子もいます。もし、お友達と一緒に上手く遊ぶことが出来たら、たくさん褒めてあげましょう。「〇〇ちゃんと遊べて今日は楽しかったね」などと、ママも笑顔で接してあげるといいですね。

すると、大好きなママが喜んでいることならと、子供はとても嬉しくなります。自信にもつながることでしょう。それを繰り返していくうちに、お友達とのコミュニケーションが楽しいものへと変化し、徐々に人見知りも減っていくと思います。

まとめ

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いかがでしたか?人見知りの1番の改善方法は、やはりゆっくりと成長を見守ってあげることが大切です。
ママが不安になったり、周りの子供と比べて大変だと感じて悩んだりすることも多いですが、我が子を信じてあげなければ、子供だって安心して成長できませんよね。

確かに、新しい環境になじむまでには人より時間がかかるかもしれません。しかし、人見知りは成長と共に少しづつ改善されていきます。あまり深刻に悩み過ぎず、ママにべったりでいてくれるカワイイ時を楽しんで子育てしてくださいね。