成功率アップのカギは?体外受精を決断するために知っておきたいこと

体外受精の成功率をアップさせる方法があるなら、ぜひ試してみたいですよね!体外受精とは具体的にどんな治療をするのでしょうか?体外受精のそもそもの成功率はどのくらいなのでしょうか?必要な費用も気になりますよね?体外受精を決断する間に知っておきたい事を調べてみました。

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2017/01/31 公開 | 265 view

成功率アップのカギは?体外受精を決断するために知っておきたいこと

体外受精はどのような場合に行うの?

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体外受精は希望すれば誰でも受けられる治療ではなく、人工授精を数回試しても妊娠まで至らず、このまま人工授精を続けても妊娠の可能性が低いと判断された場合に適応されます。

また男女のどちらか、あるいは両方に卵子や精子の機能的な障害がある場合にも体外受精が適応されます。
卵子や精子の機能的な障害とは、

・卵管の詰まりや癒着
・子宮内膜症で卵子を卵管に運ぶ機能が弱い
・抗精子抗体があり、精子が卵子にたどり着くのを妨害する
・精子の全体数が少ない、奇形、元気な精子が少ない
・不妊の原因が不明で長期間治療を続けている

などの状態を言います。

人工授精との違い

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人工授精とは、採取した精液を洗浄濃縮して元気な精子たちを選び、排卵直前のタイミングでカテーテルという細い管を使って子宮の奥に直接注入する治療法です。精子を卵子が受精しやすいところに運べるので受精する確率が上がります。人工授精は『人工』や『受精』という言葉とは違い、精液を洗浄濃縮し元気な精子を選び出す部分だけが人工的なだけで、カテーテルで子宮内に注入して後の受精の部分に関しては自然に任せます。人工授精には保険治療が適応されます。

体外受精は、卵子も精子も体外に取り出して受精させた受精卵が細胞分裂してから子宮内に戻す(胚移植)治療法です。細胞分裂し受精卵を子宮に戻すので後は着床を待つだけなので、妊娠の可能性は人工授精よりもかなり高くなります。

体外受精を行うメリットとデメリット

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体外受精のメリットは何と言っても、タイミング法や人工授精など他の不妊治療に比べて成功率が高くなる事です。また、卵子と精子を体外で受精させ細胞分裂してから子宮に戻すので、その段階に妊娠しにくい原因がある方(卵管や精子数に問題がある方)にとっては、とても有効な方法です。

体外受精のデメリットは、やはり経済的な負担と身体的な負担が1番です。保険診療ではなく自由診療なので費用負担が大きく、個人差はありますが1回に数十万円は必要になります。身体的負担は、採卵前の排卵誘発剤の使用による卵巣過剰刺激症候群などが起こる事があります。生理痛と盲腸が合わさったような痛みに襲われます。また、採卵時の麻酔や採卵そのものの痛みなども強く感じる人も多いようです。
メリットとは真逆に、卵子と精子を体外で受精させ細胞分裂してから子宮に戻すので、その段階には問題がなく他の部分に不妊の原因がある方の場合には体外受精は解決法にはならないところです。

体外受精の成功率

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Q1. 生殖補助医療(以下ART)の成功率はどのくらいですか?一般的に何回ぐらいまで行うものなんですかか?

A1. ARTには大きく分けて「体外受精」「顕微授精」「凍結融解胚移植」があります。
  ARTの成功とは、生児を得ること、と定義するのが妥当ですが、転院などで分娩まで経過を追えない症例もあります。妊娠(世界的には胎嚢を認めた妊娠)した率を成功と考える場合が多く、分母には治療したすべての症例、または胚移植した症例を用います。
  2006年の成功率を治療周期総数から見ると、体外受精で19%、顕微授精で15%、凍結融解胚移植で28%という数字が出ています。
  凍結融解胚移植は、すでに受精した凍結胚がある患者さんへの治療なので患者さんの選択がすでにされており、体外受精や顕微授精よりも高い妊娠率が得られます。また、融解後着床できると思われる良好胚を選択して凍結してあることも、原因のひとつと考えられます。さらに、凍結融解胚移植周期は、自然周期、または自然に近いホルモン補充周期を用いるので、体外受精や顕微授精の治療周期に比べて、着床しやすいといわれています。
  これらの治療で妊娠率に最も影響を与える因子は女性の年齢であり、30歳代中ごろから妊娠する能力が顕著に低下します。
  この治療は、何回でも受けることはできますが、妊娠する方のほとんどが、5回までに妊娠していると思われます。
齊藤英和先生 (倫理委員会 登録・調査小委員会 委員長)の回答です。
引用文の中に書いてあるように『2006年の成功率を治療周期総数から見ると、体外受精で19%、顕微授精で15%、凍結融解胚移植で28%』体外受精の成功率は19%になっています。(2006年のデータ)この成功率が高いのか低いのか受け止め方は人に寄って違うと思いますが、
自然妊娠の成功率が約20%
タイミング法の成功率が約3%
人工授精の成功率が約5%
と言われているので、こうして並べてみると体外受精の成功率の19%は高いように見えます。

年齢と成功率の関係

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