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妊娠したら知っておきたい食事のはなし~NG食材~

妊娠したら知っておきたい食事のはなし~NG食材~

2016年9月29日 公開

妊娠したら今まで通りなんでも食べてもいいのかな。良くないって聞く食べ物もあるけどそれはどうしてなんだろう。 妊娠するとママの体のことだけではなく、赤ちゃんの体、成長のことを考えると、より一層食生活が気になりますよね。 妊娠したら食べてはいけないもの、控えた方が良いものを妊娠中に起こりやすい病気、体の変化、赤ちゃんの成長の視点でまとめました

食事と妊娠中に起こりやすい病気の関係

妊娠高血圧症候群(旧妊娠中毒症)について │ クックパッドベビー (300)

本記事は妊娠中に起こりやすい病気や発達と食事の関係についての知識ですが、食事内容に気をつけていても完全にその病気を予防できるわけではありません。

また食べてしまったとしても必ずその病気になるわけではありません。

しかし食事内容に気をつけることで病気になる危険性を低くすることができます。

妊娠中に気をつけたい食事内容を意識してみるだけでも今までと行動や選択が変わってくるのではないでしょうか。

我慢のしすぎ、気にしすぎはママの心と体に悪影響となることがあるので、無理せず、ママにできる範囲で気をつけていけるといいですね。

「塩分」と妊娠高血圧症候群の関係

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塩分の摂りすぎはむくみや高血圧の原因となり、それが妊娠高血圧症候群つながる危険性があります。

妊娠高血圧症候群は赤ちゃんの成長に影響したり、ママと赤ちゃんの命に関わることもあります。

妊娠高血圧症候群の原因が明確ではないため、厳しい食事制限はありませんが、塩分の摂りすぎが関係しているとも言われているので注意していけるといいですね。

塩分は1日10g以内に抑えると予防につながると言われています。

減塩のポイントは調味料を塩や醤油から柑橘類に変えてみる。素材の味を楽しむ。

味噌汁やラーメンの汁は飲まない。また加工食品は塩分が多いため控えるなど、色んな工夫ができるので意識してみるといいですね。

「糖分」を控えましょう

炭水化物・糖質・糖類・糖分、どう違う?|食選力アップ術[第37回] | 食育imagine/日本健康食育協会 (308)

妊娠中はブドウ糖が赤ちゃんの栄養として送られ、糖分が足りなくなるため、甘いものが食べたくなります。

しかし糖分を摂りすぎてしまうとママにも赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。

大幅に体重が増加してしまうと、脂肪が増え子宮口が開きにくい、産道が狭くなるなど難産になる危険性があります。

また妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になる危険性があるので注意が必要です。

妊娠中に甘いものが食べたくなっても、カロリーの高い、メープルシロップや砂糖は控えめにしましょう。

また食べる量を決めて、食べ過ぎないように気をつけることが大切です。

ブドウ糖はママと赤ちゃんに必要な栄養の1つなのでバランス良く摂っていきましょう。

生肉には「トキソプラズマ」が潜んでいる

妊婦さんが生ハムや生肉を食べてはいけない理由 | たまGoo! (313)

生ハムやユッケ、加熱不十分な肉には土の中にいるトキソプラズマという寄生虫がいることがあります。

健康な人が感染しても全く問題はありません。また妊娠前に感染していれば体内で抗体ができているため、問題ないと言われています。

今まで感染したことのないママが妊娠中に初めて感染すると胎盤を通じて赤ちゃんにも感染し、流産・死産につながることがあります。

もし感染してしまっても血液検査で早期に発見することができれば赤ちゃんに感染する前に治療をすることができるので安心してくださいね。

感染を予防するにはしっかりと加熱した肉を食べること、食品以外からも感染することがあるため良く手洗いをすることをおすすめします。

妊娠中は食中毒になりやすい。気をつけたい「サルモネラ菌」

卵にも食中毒の危険性がある?ひび割れから菌が侵入!?知っておきたい5つの症状と潜伏期間!対処法や予防法は?|WELQ [ウェルク] (318)

生卵や加熱不十分な肉にはサルモネラという菌がいることがあります。

この菌自体が赤ちゃんに影響することはありません。しかし、感染するとママが食中毒になる危険性があります。

妊娠中は免疫力が低下しており、普段より食中毒になりやすいです。

激しい下痢は子宮を収縮させ、流産や切迫早産につながる危険性があります。

日本の生卵は殺菌処理がされていることが多く、安全と言われていますが、できるだけ新鮮ものを選び、よく加熱することをおすすめします。

またその他の食中毒を予防するためにも調理器具は消毒するとよいでしょう。

妊娠中は食中毒になりやすい。気をつけたい「リステリア菌」

妊婦の方必見!妊娠中の食事のポイント | いしゃまち (323)

未殺菌の乳製品、生ハム、スモークサーモンなどにはリステリア菌がいることがあります。

リステリア菌はリステリア症を引き起こす非常に強い菌で免疫力が下がっているママは感染しやすいと言われています。

症状は発熱、嘔吐など風邪のような症状なので注意が必要です。ママが感染すると赤ちゃんにも感染し、流産や早産の危険性があります。

重傷な場合には脳に感染してしまうこともあります。リステリア菌は非常に熱に弱く、他の食中毒予防と同様、加熱することで予防ができます。

また抗生物質によって治療ができるので、早期に抗生物質を使用することで赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。

妊娠中は「禁酒」を心がけましょう。

教えて☆ダイエット!!ウイスキーは太るの?太らないの??|Taspy[ていすぴ〜] (328)

妊娠中にアルコールをたくさん飲むと赤ちゃんが胎児性アルコール症候群になる危険性があります。

赤ちゃんの心と体の成長を阻害してしまったり、奇形児がうまれる危険性があります。

胎児性アルコール症候群は妊娠中のアルコール摂取量に比例して病気にかかる危険性が増えています。

よく、妊娠に気付く前にアルコールを摂取してしまったと不安になるママもいますが、少量であれば問題はないと言われています。

しかし妊娠中のアルコールの安全量はまだ不明であるため、少量でも赤ちゃんに影響がある危険性があります。そのため、妊娠が分かった時点で禁酒を心がけていきましょう。

妊娠中は「ノンカフェイン」を楽しもう。

埼玉「カフェ チョコッティー」のふわモコ3Dラテアートが可愛すぎ! - macaroni (333)

カフェインはコーヒー、紅茶、チョコレートなどに含まれ、中枢神経を興奮させる効果があります。

よくコーヒーを飲むと目が覚めると聞くのはこのためです。大量に摂取すると不眠、神経興奮、頻脈などが起こることがあります。

妊娠中は胎盤を通じてカフェインが赤ちゃんに移行しやすいです。そのため過剰に摂取すると流産、早産、発達障害の原因になるとも言われています。

少量のカフェインは集中できる、リラックス効果が期待できるので1日1~2杯のコーヒー程度なら摂取しても大丈夫です。

今は色んなカフェでノンカフェイン飲料が飲めるようになっているので、妊娠・授乳中はノンカフェインを楽しむ時期にしても良いですね。

大きい魚には「水銀」が多く含まれている

KUSSHI 串男 MAN こだわり情報 - ぐるなび (338)

水銀を多く含む魚はマグロ、サメ、カジキなど大きい魚です。海中には水銀がわずかに溶けており、それが魚介類などに蓄積されます。

過剰に水銀を摂取すると神経系に影響すると言われており、お腹の中の赤ちゃんは神経系が未発達のため、言語発達、注意力に影響する可能性あります。

ママのお腹から出てくる頃には赤ちゃんの神経系も発達しているため影響を受けにくいと言われているので安心してください。

サケ、アジ、サンマなど多くの魚は気をつける必要はないと言われているので魚介類すべてに気をつけなければいけないわけではありません。

マグロなど多く含むと言われる魚介類も1週間に1人前程度の量であれば特に影響はないと言われているので食べ過ぎに気をつけましょう。

妊婦健診はママと赤ちゃんのためにとっても大切

臨月っていつから?妊娠最後の1ヶ月の過ごし方|WELQ [ウェルク] (343)

たくさんの病気や赤ちゃんへの影響について説明しましたが、食べると必ず影響があるわけではないので安心してください。

また、妊娠中の病気は原因不明なこともあるため、もし病気になってしまったとしてもママ自身を責める必要はありません。

今、ママと赤ちゃんのためにできることを医師や助産師と共に考えていきましょう。

また妊娠中に起こりやすい病気については妊婦健診をしっかり受けることで早期発見、早期対応につながります。

妊婦健診は自治体から補助券が出ているので、しっかりと受診することがママと赤ちゃんを守ることにもつながりますよ。

まとめ

いかがでしょうか。
聞いたことがある食べ物、飲み物もあったのではないでしょうか。

食中毒予防のため、生ものはできるだけ控えた方がいいですが、その他のものについてはママのストレスにならないように折り合いをつけながらバランス良く食べていけるといいですね。

これは食べてはいけない! と禁止するのではなく、これは気をつけた方が良いから少なめにしようかなくらいがママも楽に考えていけるのではないでしょうか。

ママのハッピーは赤ちゃんにも届きます。ぜひハッピーな妊娠生活を送ってください。